大阪芸大ジャーナリズム研究会

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今年もやってきた!芸大生に大人気のキッチンカー

2023-05-13 22:53:36 | ニュース

 今年度も、平日の午後はフードトラック(キッチンカー)が20号館ピロティーに登場です。ランチ時や、休み時間には長蛇の列になることも。天の川通りには毎日おいしい匂いが漂っています。<宮原裕、大坪千成、小畠綾花、善家碧唯、河本ひかり、前田美空>

▼月曜日は卵サンドの「エッグスイッチ」


(写真:キッチンカー全体像)
おすすめはベーコンチーズエッグ(600円)。卵は京都産で、「旬の美食」「旬の美白」の2種類を使用。鳥のエサにマリーゴールドを使っており、普通の卵より甘みとコクが強いのだそう。
店主の河村麻加さん、岸田理央さんは「学生の方にぜひ食べてもらって、卵の美味しさ伝えられたらなと思います。卵好き集まれ~!」と話していました。兵庫や奈良でもキッチンカーを出しているそうです。


(写真:店主の河村麻加さん、岸田理央さん)

▼火曜日はクレープの「ライオンパーラー」


(写真:キッチンカー全体像)
人気NO1.はチョコバナナクレープ(500円)。生地は、オートミールと豆乳を使用。季節ごとに季節限定のクレープは入れ替わり、ゴールデンウィークを境にいちごから、マンゴーやキウイ、チョコミントなど、近づいてきた夏にぴったりなさっぱりした味のクレープが登場しています。
ロイヤルミルクティークレープは期間限定だったのが、大学生に人気で定番メニューに!
店主の森島咲希さん「クレープも食べに来てほしいけど、お話しだけでもしにきてね!」


(写真:チョコバナナクレープといちごのクレープ)

▼水曜日はヤンニョムチキンの「キッチンぶーたん」


(写真:キッチンカー全体像)
おすすめはヤンニョムチキン(550円)。サクサクの衣に甘辛いタレが絡みます。
ハンバーガー(500円)や、お弁当(700円)はしっかり食べたい人におすすめ。
ハンバーガーはこんがり焼かれサクッとしたバンズに、チキンとソース、キャベツが挟まりボリュームたっぷり。お弁当はポテトと少しの野菜、白いご飯とたくさんのチキンでボリュームたっぷり。
店主の浅木盛必さんは「みんなに美味しいと思ってもらえるように全て手作りでこだわっています。今期もどうぞよろしくお願いします。」と話していました。


(写真:ヤンニョムチキンのお弁当)

▼木曜日はタコライスの「coopy」


(写真:キッチンカー全体像)
おすすめはタコライス(600円)。スパイシーなひき肉と、マイルドなソースとの相性がピッタリで、辛いものが苦手な人でも大丈夫。さらに、昨年まで+100円だった『追いチーズ』が今期から無料に!とろとろクリームチーズが濃厚です。
こだわりポイントは『Cook & Happy!』。キッチンカーで料理を運んで幸せを届けます。
店主の太田直樹さんは「僕がおすすめなのでぜひ追いチーズしてもらいたいと思って無料にしてます。2023年もよろしくお願いします。」と話していました。


(写真:追いチーズ・タコライス)

▼金曜日はポンケージョの「Mariposa」


(写真:キッチンカー全体像)
おすすめは、ポンデケージョ(600円)。ブラジルのスイーツで、中はモチッとした食感。グルテンフリーで身体にもよく、サボテンのソースをつけて食べれば、味変も楽しめます。プレーン味だけでなく、デザートにピッタリなスイーツポンデケージョも販売中!
店主の島内勝昭さんは、「ご飯を食べてパワーアップしてください!」と話していました。


(写真:ポンデケージョとポテト)

 


喜志町内で5世紀末の古墳発見 「琴弾く人」など多彩な埴輪が出土

2023-05-13 16:38:34 | ニュース

 富田林市喜志町の石川沿いにある喜志南遺跡で5世紀末の前方後円墳(推定墳長約20メートル)が新たに見つかり、5月1日に富田林市教育委員会が、「人物や動物などをかたどった7種類の形象埴輪(はにわ)が出土した」と発表しました。「浮ケ澤(うきがさわ)古墳」と名付けられ、一般紙が一斉に報じるニュースになりました。なお、出土した埴輪の一部が、5月17日(水)から大阪狭山市の狭山池博物館で展示されます。<取材班>

 土器や埴輪は、2021年秋に、喜志町1丁目の喜志南遺跡周辺の宅地開発に伴う調査で見つかり、同年11月~22年1月に周辺の約560平方メートルを調査。前方部の一部と周濠の遺構が発掘されました。埴輪は周溝内を埋めていた土と、墳丘が取り壊され堆積した土から見つかりました。

 造られた時期は、見つかった須恵器などから5世紀末ごろと考えられるとしています。

(写真:記者発表で公開された盾形埴輪=左と、家形埴輪=右。富田林市教育委員会提供)

1000点余りの埴輪片 人物、馬形、鳥形、盾形など計17体復元

 見つかった埴輪片は1000点余りで、人物6体▽馬形2体▽鳥形2体▽盾形2体-など計17体が復元されました。

 貴人にさしかける傘の一種の蓋(きぬがさ)や、矢を入れ背負う武具の靫(ゆぎ)、人物には土器をささげもつ巫女や弓をもつ武人もありました。近畿地方では数例しかない「琴を弾く人」とみられるものも含まれているということです。

 記者発表では、家形や盾形の埴輪が公開されました。

(写真:発掘調査が行われていた当時、北から眺めた調査地付近。現在は住宅が建設されている。写真左が石川。富田林市教育委員会提供)

「浮ケ澤古墳」と命名 年内に遺跡登録へ

 市教委は古墳は発見場所の小字名から「浮ケ澤(うきがさわ)古墳」と名付け、毎日新聞によると年内に遺跡登録する予定だといいます。周溝など一部しか残っていませんでしたが、周辺では大型の円筒埴輪も見つかっていて、古市古墳群の造営に関係している可能性も指摘されています。

 発掘場所は古市古墳群の2.5kmほど南東の、石川左岸の段丘沿い。川沿いの公園で散歩をする市民に聞いても、「古墳なんかこの近くにあるんですか」、「遺跡から埴輪が出たなんてきいたことがない」と驚いた様子でした。

 現場はすでに埋め戻され、現在は新築の住宅が立ち並んでいます。

 住民に聞くと、「発掘調査で建設が2〜3ヶ月遅れたと聞いている」と話していました。

 同市教委文化財課は、「喜志南遺跡は縄文時代から中世の集落跡とみていたが、この時代の古墳があるということは発掘してわかった」と話しています。

(画像:喜志町内の遺跡から出土した埴輪を報じる5月2日付の各紙)

「古市古墳群の大王とつながりも」 新聞各紙も一斉に報じる

高橋克壽・花園大学文学部教授のコメント
「今回出士した形象埴輪は、高槻市の今城塚古墳以前の、畿内中枢の形象埴輪の構成をよく伝えるものとして貴重で、当時の王陵の埴輪祭祀を映したものと考えられる。琴を弾く人物埴輪といった希少なものもあって、さらなる研究に期待したい。浮ヶ澤古墳の被葬者は、古市の大王勢力を南河内で支えた人物であろう」

和田一之輔・奈良文化財研究所 考古第一研究室長のコメント
「富田林市内でまとまった埴輪が出士したのは初めてで、この地域の歴史を紐解く上で重要な発見だ。さまざまな姿かたちの人物埴輪や動物埴輪を中心とする豊富な形象埴輪群像は、浮ヶ澤古墳の被葬者が地位の高い人物であったことを示し、地域を越えて王権との関係性をもった重要な人物像を想像させる」

 これを受けて、5月2日の新聞各紙は、一斉に今回の発見を報じています。朝日新聞(2023年5月2日付第3社会面)は、電子版の見出しでは「埴輪7種17体、大王墓の祭祀反映か」としています。
 読売新聞(2023年5月2日付大阪府版)オンライン版では「5世紀代の古墳から形象埴輪 巫女や動物など復元…」と見出しをつけています。
 産経新聞(2023年5月2日付第3社会面)は、電子版では「古市古墳群の大王とつながりも」という見出しをつけています。
 また、毎日新聞(2023年5月2日付河内版)は、「多様な姿、形 埴輪出土 喜志南遺跡に新古墳」と電子版の見出しは伝えています。

 富田林市教委文化財課によると、出土した埴輪の一部が、大阪狭山市の狭山池博物館で展示されます。期間は5月17日(水)から6月25日(日)まで。

【関連記事】=「注目の喜志南遺跡 出土埴輪の一部展示 5月17日(水)から狭山池博物館で」https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/1b777e1e6aa977c1461714e13c8a6f44