フリーペーパーサークル白地図(はくちず)が、2月8日(木)と9日(金)の2日間、文芸作品などをまとめた『白地図』1月号の増刷作業を行いました。今年4月の新歓祭で新入生むけに追加配布の予定です。<小畠綾花>
(写真:印刷した表紙の誤字脱字をチェックする部員 2024年2月8日 文芸学科合同研究室)
部員によると、白地図は10年以上前に設立され、小説やエッセイ、詩や短歌、漫画など幅広いジャンルの作品を一冊にまとめたフリーペーパー(冊子)を、2月と3月を除く毎月発行しています。
活動メンバーは文芸学科が中心でしたが、昨年からは美術学科や放送学科などの学生も加わり、文芸作品だけでなく、イラストや広告なども掲載するようになったとのことです。
白地図では作品の制作だけでなく、製本も行っています。
イラストレーターなどのソフトを使い本文を編集して印刷。断裁機で半分にカットし、製本機で「背」の部分をのり付けし綴じていきます。
(写真:断裁機で形を整える)
最後に断裁機で本文と、別に印刷した表紙を合わせてカットし、形を整えていきます。この作業を一冊一冊行います。
(写真:製本機で背の部分に糊付けをし、冊子の形にしている)
製本作業は業者に委託することが一般的ですが、部長の文芸学科2年の時無紅音(ときなし・あかね)さんは、「学校に設備があることもあるけれど、本がどう作られているのか、部員の皆にも学んでほしいため」といいます。
(写真:完成した1月号を持つ部長の時無紅音さん)
時無さんは、普段、学科の授業で小説などの編集も行っていて、「文章の組み立てや、目次の見せ方など、本の中身をどう見せるかを考えて本を制作している」とのこと。
「ページは用意しますので、好きに使ってください!」と、この春の新入生に向けて、笑顔で入部を呼びかけています。
1月まとめ号は、A5判、86ページ建て。50部増刷して、新歓祭を中心に追加配布予定です。
フリーペーパーサークル『白地図』の公式X(旧:Twitter)は、https://twitter.com/hakutizucircle。問い合わせは、公式XのDMで。
了