2月9日、厳しい寒さの中「大阪芸術大学卒業制作展2025」が始まりました。芸術情報センター前では、オープニングセレモニー が行われました。卒業制作作品の中でも優れた成績を収めた優秀作品展が展示ホールで、また各学科の卒業制作作品の展示が、それぞれの学科棟で行われています。2月16日(日)まで。<森下菜穂>
卒業制作授賞式には、塚本英邦副学長や、亀谷眞一専務理事、河南町長の森田昌吾さんも出席。
塚本副学長は、「学生の4年間は人生の中で大切で、何年か経つと学生時代を思い出す時があると思います。そのときは大阪芸大を思い出してまたここに戻って来て欲しいです」と挨拶し、森田町長は、「受賞おめでとうございます。河南町で学んだ4年間はずっと思い出に残ると思います。」と祝福の言葉を述べました。
各学科で最も優秀な成績だった学長賞を受けた学生へ、塚本副学長から賞状が贈られました。
(写真:オープニングセレモニーのくす玉割り)
授賞式後は、芸術情報センター前でオープニングセレモニーが開かれ、テープカットとくす玉割りには、塚本副学長、亀谷専務理事、森田町長、そして授賞した学生も参加。演奏学科の学生によるファンファーレの演奏が始まったあと、くす玉が割られました。
芸術情報センター1階の「展示ホール」では、優秀作品展が開催されています。
「めぐりめぐってまためぐる」を制作した工芸学科の早川陽奈さんは作品に、「いつも当たり前に過ごした自分は恵まれている、水や動植物、雲、雨や花など当たり前に存在しているものは一つも欠けてはならないことを伝えたかった」と話していました。
12号館下ピロティでは恒例の『卒展マルシェ』も開かれています。学生たちが作った小物や雑貨が販売されています。開催日は、9日(日)〜11(火)で、いずれも12時から17時まで。
(写真:卒展マルシェ 12号館下ピロティで)
各学科の卒業制作作品の展示が、それぞれの学科棟で行われています。
「ふつうの家族」を制作した放送学科の佐藤虹さんは、「弟が自閉症、シングルマザーの元で育ったことから常に普通とはを考えていました。観ている人に自分が思う普通を考えてもらえたらいいな」と作品に思いを込めたと語りました。
今年大阪芸大に入学する来場者は、「これだけすごいものを作れることに感動しました。自分が入学後に同じような作品を作れるのか、ちょっと難しいと思ったのでこれから頑張っていこうと思いました」とコメント。
また、娘の親友の作品を見にきたという来場者は「今にも製品になりそうな作品や私たちの発想にないびっくりするような作品がいっぱいあって楽しかったです」と微笑んでいました。
《大阪芸術大学卒業制作展2025》
●開催期間=2025年2月9日(日)~2月16日(日)11:00~17:00。
●開催場所=大阪芸術大学(大阪府南河内郡河南町東山469)[地図]。
●アクセス=近鉄長野線「喜志」駅下車。大阪芸大スクールバスで約15分。
●公式SNS=
▽X(旧Twitter)=@oua_sotsuten。
▽HP=https://oua.osaka-geidai.ac.jp/sotsuten2025/。
●問い合わせ=大阪芸術大学 〒585−8555 大阪府南河内郡河南町東山469 電話番号:0721−93−3781。
了
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