ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

山の音楽会 IN 千本山

2012-09-29 11:40:46 | 木の記憶
 楽しそうなイベントが開催されます。
 ご案内しましょう。




 馬路村の魚梁瀬、千本山の木立の中でギター演奏会が開催されることになりました。

 もう何年も前からやりたいことの一つだったのですが、やっとというか実現することになりました。森林鉄道の100周年記念事業として開催する予定だったのですがね。

 行くかって?。

 もちろん参加です。
 ただ募集人員が25人ですから、少ないねえ。

 来月の27日(土)AM10*00集合、PM5:00解散という事になっています。
 申し込み締切りが19日です。

 主催は魚梁瀬山の案内人クラブさんです。
 興味のある方は0887-43-2211へ是非どうぞ。

交流会始末

2012-09-21 14:09:38 | 日記
 先にご案内をいただいた交流会に参加しました。

 場所はモネの庭マルモッタン。

 いついっても目を楽しませてくれる場所です。



 駐車場から施設内へ。



 デッキから遠望すると奥の奥に花に谷です。




 振り返ってみると、ピンクのしゃれた建物。ギャラリーと販売所です。



 本日の交流会会場です。



 内容については、「なかなかに頑張っているじゃあないか。」といったところ。
 ただ残念ながら「どの事業も採算を意識した事業化まで到達できるかな?」なのです。



 大懇親会のはじまりです。



 ついパチリ。
 相変わらず参加者の方々は女性が圧倒的に多く、元気です。
 そして参加者も男性は高齢化が進み元気がありません。

 交流会の中で質問をして見ました。
「3年後、貴方の会の活動はどのようになっていますか。?」
 返答は「わかりません。」皆さんがそのような返答です。

 地域づくり活動って難しいね。行き着く先の想定なく活動をしているのです。
 ただ頑張っている姿は「素晴らしい。」
 懇親会の中でそんなことを考えていました。

 しかしなんで行政の方々が「誇らしく胸を張っている」ように見えるのか。
 私がオカシイしいのかもしれないですがね。

 最後に北川村の風を・・。



 先日でかけた花の谷です。最近の豪雨の影響で水量が増し、すこし濁っています。
 しかしさわやかな風が吹いていました。


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公(おおやけ)の群像2

2012-09-14 10:46:31 | 新聞雑感
 新しいシリーズが始まりました。「平成の市町村職員の群像」です。

 もうすでに楽しんでおられる方もいらっしゃるでしょうが、確認です。
 今度の舞台は高岡郡中土佐町役場なのです。

 高知新聞の連載記事なのですが、なかなかに面白いのです。今日で4回目です。

 役場の職員で転職組ですから、中途採用の方とか、地域外から採用された方々のお話です。

 昨日の記事の終わりごろ、このような記述があります。

 「役場に再就職が決まったとき、会社の先輩から言われたなぁ。ぬるま湯につかるなよと。」

 3年ほど前のことのようですが、役場の仕事=ぬるま湯、という評価ですね。もちろんなかには一生懸命に仕事をし、実績を上げている方もいるのでしょうが、相対的に民間の仕事と比べると、ぬるいような・・・・。

 地元の学校を出てそのまま地元の役場に入り、そのままずっと・・・・。
 地域の公務員さんは、そうした方々がほとんどの状況でしょうから彼らは少数派でしょうね。

 これからこの連載、どんな展開を見せるのか期待しています。

 前回は梼原町と馬路村だったのですが、今回は中土佐町。少し視点が違って、これもまた良いですねえ。イベント情報でも事件記事でもないのですが、結論めいた記述もないこうした記事は、こちら側で勝手に想像できますから、素直に読むことが出来ます。
 
 今週は朝、新聞がくるのを楽しみにしているのです。
 しかし、こうした連載にわが町は登場するのだろうか???。
 期待して待っていましょう。


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交流会のご案内

2012-09-06 01:05:58 | ちょっといい話。
 久しぶりに交流会のご案内をいただきました。

 ご紹介します。



 「地域づくり交流会 IN 北川村」なのです。

 そして場所はモネの庭・マルモッタン  フローラルホール

 日時は9月20日(木)13:30

 事例発表やらトークセッションが行われる予定ですよ。

 久方ぶりにお会いしたい方が何人かいらっしゃいますので、出かけて見ましょうかね。

 そして17:30より大がつくほどの懇親会もあるようですので、期待したいところです。



 最近というか、春に行ったきりでモネの庭には行ってないですね。



 この写真はお気に入りの場所で、春に撮影したものですが、夏の暑さも木陰に入ると風の動きが感じられて、居心地よく、時間が勝手に過ぎてくれる所です。そしてつい小鳥の声を期待して耳をそばだてる場所でもあります。もちろん小鳥の声が聞こえても「あの声は・・・。」といえないのですがね。声を聞いて名前がわかるほど、小鳥についても詳しくはない「ふくろう親父」なのです。



 普段の行いさえよければ、青い睡蓮もこちらのほうを向いて咲いてくれますから、楽しい場所です。

 行ってみますか?
 皆さんいかがでしょうか?
 大懇親会参加の場合は5千円の木戸銭が必要のようです。

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天候不順

2012-09-02 18:16:41 | 日記
 今日は日曜日。

 午後に我が家では雨は降ってなかったことから、車に乗って北上。
 20分ほどで北川村花の谷に到着。
 カメラを片手にうろうろとしていたのです。



 いまはユリが真っ盛りですね。
 スーッと伸びて誠に清楚な花です。

 石積み作業をやろうとすると、妙に雲が厚くなって、くらーくなってきて1時間もすると土砂降りの雨。
 仕方なく退散することにしました。

 山の天気はなかなかに定かにならないのですが、こんなお天気はちょっと珍しい。



 あまり作業の進捗状況はよくなかったですね。仕方なし。


 自然には勝てないからなあ。

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楽しい時間

2012-08-27 09:42:51 | 日記
 昨日は花の谷で良い時間を過しました。

 新たな作業現場が出来て満足満足!。
 石垣積み作業も段取りがうまくなってきたような気がします。



 今回は今までより石のサイズがでかいことから、重機のお世話になります。
 いつの間にか、重機も私の思うとおりに動いてくれるようになりました。まだプロの方々と比べる程ではありませんが、ま、時間はあるのですから安全第一でゆっくりやりましょう。



 石垣積み作業で石のサイズが大きいと人力で動かすことは難しいのですが、ちょっとした工夫でそれほど難しいと思わなくなったのは、進歩かな。
 全くの素人が「みようみまね」で繰り返している作業現場です。
 何となく「石と会話」をしています。
 どこでどのような役割を担ってくれるのか、石に聞いてみるのです。ご機嫌な場所に積んだ石の頭を玄翁で叩くと、乾いた高い音で返事をしてくれます。面白いものです。

 そのうち奈半利にあるような、石垣も作ってみたいですね。


 川沿いの石積みもほぼ完成しました。



 かつてはこんな感じでした。



 ただ大きな石が転がっているだけの場所でした。
 
 一汗かいて、沢に入って、帰宅。身体がね、しゃきっとします。



 来週には作業時間を少し長くしましょうかね。
 テントでも張りますか。今年はまだやってないからね。

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なぜだか、ちょっとうれしい。

2012-08-26 10:14:54 | 日記
 一昨日8月26日付けにて封書をいただきました。

 開けてみると、カードが入っていて「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」と印刷されてありました。

 誰からだろう。

 伊藤君子?宛名を見直すとやはりそう、住所は港区芝・・。

 JAZZ VO ではないですか。日本でもトップクラスのJAZZのヴォーカリストでした。



 還暦を過ぎて、誕生日が来てもどうということもなく、ただ日が過ぎていくものだと思っていたのですが、一通の郵便物がなんとなく楽しい気分にしてくれました。

 10年以上前に彼女の歌を聞くためにライブハウスへ通っていたことなど思い出されてちょっとうれしいですね。
 そう今年の春に彼女のファン倶楽部に入っていたのです。

 台風の影響もなく今日は「晴れ」。
 良い日になりそうです。

 花の谷に行こうかな。
 重機を動かしてみるか。

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炎上。

2012-08-20 14:23:17 | 田舎の理屈
 8月18日は豊臣秀吉がなくなった日。

 「北川風土記」にこうした記述がある。

 「豊臣秀吉京都大仏殿建立の用材を土佐に求める。」
 「長宗我部元親子信親と共に成願寺山の杉伐採」

 天正14年(1586)のこととされています。

 「本能寺の変」が起こったのが天正10年6月ですから、秀吉は日の本の為政者への道をまい進していた頃、小田原の北条攻めが天正15年ですから、その前年ということになります。20万人を超える大動員でしたから、何かと忙しかったのでしょうが、京都東山に大仏殿を建立するとの大号令を全国に発し、土佐からは主として木材が調達されたのです。
 権力者が自らの権力の誇示のために京都に大仏建立。ありそうな話です。ただ秀吉ですからただの大仏殿ではありません。

大仏の高さは六丈三尺(約19m)、大仏殿の高さは二十丈(約60m)なのです。

 ちなみに奈良の大仏さんは高さが14,7mで大仏殿の高さは46.8mですから奈良東大寺の大仏さまより、京都東山の大仏さんは一回り以上大きなものだったのです。

 国家的な大事業なのですから、本来だと20年ほどもかかる事業だったのですが、秀吉自身の健康不安や世情安定が急務だったことから、5年でとか10年でとかと無理を強いていたようで、「良いものを作るのには時間がかかる。」などといった理屈は通用しないのです。

 大仏殿は文禄4年(1595)起案から9年で完成するのです。もしこの建物が現存していたら、世界遺産は間違いなく、大きな観光資源として貢献していたのでしょうが、残念ながら今はありません。

 土佐藩林業経済史にも、土佐材は信州木曾、紀州熊野、九州日向等の諸地方と並んで供出されたとの記述があります。この大仏殿は広範囲から木材を調達しなければならないほど大きかったのですし、協力させることで各地の大名達を試していたのでしょう。




 さてこの大仏様。文禄4年(1595)には木製金漆塗坐像大仏として完成したのですが、慶長元年(1596)の畿内の大地震によって開眼法要前に倒壊してしまうのです。
 大仏さんはなくなっても、権力者はここでも無茶をやります。信州の善光寺さんからご本尊を京都に運び「慶長3年8月22日に開眼供養をする。」との触れを出すのですが、秀吉の病が重くなり、8月17日にご本尊は善光寺に返されたのです。8月18日に秀吉、没。

 22日には秀吉も、大仏さんもいないままで大仏開眼供養が行われたようですが、巷では「ばちが当たった。」といった噂が流れていたそうですよ。

 この事業、後継者の秀頼が後をついで今度は銅製の大仏鋳造をするのですが、慶長7年鋳造中のミスが発生、大仏、大仏殿共に焼失してしまいます。しかし秀頼はあきらめず慶長17年に再建し、慶長19年に梵鐘も完成してやっと開眼供養にこぎつけたものの、例の「国家安康・・」という梵鐘の銘文に家康がクレームを付けて開眼供養中止に追い込むのです。

 そして大阪を舞台に戦争が起こり、豊臣氏は滅亡となりました。

 家康からすると、豊臣家の膨大な蓄財に一抹の不安を覚えていたのでしょうから、寺院建立は邪魔をする必要はなかったのでしょう。ただ国家的なシンボルが出来てしまうと「お披露目のまえ」に潰すことを考えたのでしょう。

 件の梵鐘は今も京都東山の方広寺にあるのですから、梵鐘事件は・・・・。
 家康はずるいよなあ。

 大仏さんと大仏殿は寛政10年(1798)に落雷により焼失。
 天保年間に規模縮小で再建されていたのですが、昭和48年3月深夜火災により焼失。

 で、平成の代には現存せず。残るのは梵鐘と基礎石だけです。

 権力者達の争いの具として、山から木材を切り出し、船で運んで・・・・。
 田舎の理屈で考えると、「無駄なことを・・・。」「もったいないことをしなや。」
 千年の大木も焼失するのはホンの一瞬ですからね。

 平成の権力者達もあまりに勝手なことをすると、「ばちがあたる。」ぜよ。

 


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流されない

2012-08-16 15:12:06 | 今日の一面
 今日の高知新聞の一面「小社会」の記事です。

 詩人の堀口大学の話です。

 紹介された彼の作品は「歴史」と題された詩です。

 火事がなければ
 地震があった。
 病気がなければ
 いくさがあった。
 あひまあひまに
 生活(くらし)があった。
 国はだんだん
 大きくなった。
 世路はだんだん
 嶮しくなった
 ばらはだんだん
 咲かなくなった。

 彼が生きた時代。国が戦意高揚を意図して言論統制を厳しくした時代に大学は流されない生き方を貫いた。そうした少数の各界の著名人たちがいた。

 今日の記事は「暗い暮らしは繰り返したくない。」と締められている。

 確かに21世紀の日本でも、東日本で先年地震もあって、今度は目の前で大災害がオキそうな気配。
 消費税もあがって民の生活は切羽詰ってきそうだ。

 政治の世界も混沌としてきて、どうも政治家の先生達の信任投票に棄権したくなっている。
 中国や韓国との国境紛争も表面化してきた。

 オリンピックの狂騒が終わると何もかにもが霧の中ですね。

 ま、とりあえず目の前の課題をやっつけますか。

 ただ「流されない者」への世間の目線は冷たいよ。奇人変人扱いですからね。

 

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公(おおやけ)の群像

2012-07-30 17:33:48 | 新聞雑感
 先日まで高知新聞におもしろい連載記事が掲載されていました。

 標題が「公の群像」副題として平成の市町村職員たち。
 そして「東西の”憂”」とあります。

 結構面白く読ませていただきました。

 東西の東は馬路村、西は梼原町。その首長や職員達についての物語です。
 書き手は須賀仁嗣編集委員(高知新聞)。確かこの方東京支局にいた方?。

 行政の仕事はその地域住民が元気になって、安心して暮らせるようにすること。
 よく活性化と称して幅広い活動をしています。

 馬路と梼原は高知県内ではいい意味での評価が定着している感がある場所です。

 それらの町村の首長や職員に取材して連載記事になっているのです。

 面白いと思ったのは、資料やら情報ではレベルの高い評価を受けている両町村にも問題があり、問題解決に向け努力しているさまは、なかなかに興味深くも在るが、わが町の行政は、職員達の現状について考えると、ため息ばかりが・・といったところ。

 行政職員の評価をどのようにするのかを論じたり、選挙をへて選ばれる首長や議員との分担作業などもまな板の上にのっている。
 首長や議員については選挙がありますが、職員については事件でも起こさない限り仕事場から放り出されることもなく、概ね定年まで勤め上げ、高額の退職金を間違いなく手にするのです。そうしたことから職員の資質の向上は行政の課題なのですが、評価の仕方が難しいのです。

 どんな優秀な方がどんな職責につこうが、突き詰めれば何事においても一人で出来るはずもなく、組織を組織として機能させるための方法手段について確認作業を試みた記事だろうかね。
 そんなことを考えながら読んでいたら、結構面白かったですねえ。




 民間の会社だったら、どうだろう。50~60人程度の会社は結構たくさんあって、新聞もこんな風には取り上げないと思うんですが。

 高知県のような場所で小さな行政区域が数多く存在し、10年後を意識しないで、それでも日々税金を垂れ流しているのですから読者に自問自答をせまっていると思えば、解り安いかな。

 古い新聞の山があれば、ご一読をお勧めします。7月の中旬ぐらいに掲載されていましたよ。

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