ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

炎上。

2012-08-20 14:23:17 | 田舎の理屈
 8月18日は豊臣秀吉がなくなった日。

 「北川風土記」にこうした記述がある。

 「豊臣秀吉京都大仏殿建立の用材を土佐に求める。」
 「長宗我部元親子信親と共に成願寺山の杉伐採」

 天正14年(1586)のこととされています。

 「本能寺の変」が起こったのが天正10年6月ですから、秀吉は日の本の為政者への道をまい進していた頃、小田原の北条攻めが天正15年ですから、その前年ということになります。20万人を超える大動員でしたから、何かと忙しかったのでしょうが、京都東山に大仏殿を建立するとの大号令を全国に発し、土佐からは主として木材が調達されたのです。
 権力者が自らの権力の誇示のために京都に大仏建立。ありそうな話です。ただ秀吉ですからただの大仏殿ではありません。

大仏の高さは六丈三尺(約19m)、大仏殿の高さは二十丈(約60m)なのです。

 ちなみに奈良の大仏さんは高さが14,7mで大仏殿の高さは46.8mですから奈良東大寺の大仏さまより、京都東山の大仏さんは一回り以上大きなものだったのです。

 国家的な大事業なのですから、本来だと20年ほどもかかる事業だったのですが、秀吉自身の健康不安や世情安定が急務だったことから、5年でとか10年でとかと無理を強いていたようで、「良いものを作るのには時間がかかる。」などといった理屈は通用しないのです。

 大仏殿は文禄4年(1595)起案から9年で完成するのです。もしこの建物が現存していたら、世界遺産は間違いなく、大きな観光資源として貢献していたのでしょうが、残念ながら今はありません。

 土佐藩林業経済史にも、土佐材は信州木曾、紀州熊野、九州日向等の諸地方と並んで供出されたとの記述があります。この大仏殿は広範囲から木材を調達しなければならないほど大きかったのですし、協力させることで各地の大名達を試していたのでしょう。




 さてこの大仏様。文禄4年(1595)には木製金漆塗坐像大仏として完成したのですが、慶長元年(1596)の畿内の大地震によって開眼法要前に倒壊してしまうのです。
 大仏さんはなくなっても、権力者はここでも無茶をやります。信州の善光寺さんからご本尊を京都に運び「慶長3年8月22日に開眼供養をする。」との触れを出すのですが、秀吉の病が重くなり、8月17日にご本尊は善光寺に返されたのです。8月18日に秀吉、没。

 22日には秀吉も、大仏さんもいないままで大仏開眼供養が行われたようですが、巷では「ばちが当たった。」といった噂が流れていたそうですよ。

 この事業、後継者の秀頼が後をついで今度は銅製の大仏鋳造をするのですが、慶長7年鋳造中のミスが発生、大仏、大仏殿共に焼失してしまいます。しかし秀頼はあきらめず慶長17年に再建し、慶長19年に梵鐘も完成してやっと開眼供養にこぎつけたものの、例の「国家安康・・」という梵鐘の銘文に家康がクレームを付けて開眼供養中止に追い込むのです。

 そして大阪を舞台に戦争が起こり、豊臣氏は滅亡となりました。

 家康からすると、豊臣家の膨大な蓄財に一抹の不安を覚えていたのでしょうから、寺院建立は邪魔をする必要はなかったのでしょう。ただ国家的なシンボルが出来てしまうと「お披露目のまえ」に潰すことを考えたのでしょう。

 件の梵鐘は今も京都東山の方広寺にあるのですから、梵鐘事件は・・・・。
 家康はずるいよなあ。

 大仏さんと大仏殿は寛政10年(1798)に落雷により焼失。
 天保年間に規模縮小で再建されていたのですが、昭和48年3月深夜火災により焼失。

 で、平成の代には現存せず。残るのは梵鐘と基礎石だけです。

 権力者達の争いの具として、山から木材を切り出し、船で運んで・・・・。
 田舎の理屈で考えると、「無駄なことを・・・。」「もったいないことをしなや。」
 千年の大木も焼失するのはホンの一瞬ですからね。

 平成の権力者達もあまりに勝手なことをすると、「ばちがあたる。」ぜよ。

 


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日向ぼっこベンチ

2012-01-13 10:52:57 | 田舎の理屈
 日向ぼっこベンチを作りました。
 近所の80歳以上の大先輩の方々のために日向ぼっこベンチを作りました。



 材木は花の谷の杉の間伐材です。切捨て間伐で山の中に放置されていた木材が、町中でベンチに生りました。

 材木の皮をはぐ作業をしていると、道行く人が???。子供達もよってきて興味津々な様子。ははは!!。
 
 ただ間伐材をカスガイで組み立てただけなのに、もう何人もの方々が座っておしゃべりを楽しんでくれています。もちろん一人で日向ぼっこをしている人もいます。
 少し離れたところからそうした様を見ると、うれしくなっています。
 可笑しいのは座るのはばっちゃん、爺ちゃんは座らないですねえ。


 費用はカスガイの購入費用600円ぐらいかな。
 まあ当分の間は使用に耐えるでしょう。

 80オーバーのバッちゃん達との約束です。

 「壊れたら直すきね。木が腐ったらまた作るきね。」

 長生きして欲しいものです。

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え!!マイナス?

2012-01-13 10:30:39 | 田舎の理屈
「ドイツ政府が9日実施した6か月物国債の入札で、落札利回りがマイナス0・0122%になった。投資家が事実上、政府に金利を払って国債を購入することになり、「安全資産」とされるドイツ国債に投資が集中していることを反映した格好だ。」

「マイナス金利では、投資家にとっては、満期時に受け取ることができる金額が国債購入価格よりも低くなる。ドイツにとっては、借金をするにもかかわらず金利収入を得られる。」

「欧州の財政危機の深刻化で、投資家が多少のコストを負担してでも、確実にお金が返ってくる投資先として、ドイツ国債を選んだようだ。」

 深刻な経済情報が飛び交っています。
 間違いなく元本割れする金融商品を国が販売して、それが売れているのです。

 モシ日本でこんなことがおきたり、商品が販売されたとしたらどうだろう。
 売れるかな??

 しかしこんなご時世でも金を持っている人たちがいるんですねえ。
 田舎では金持ちといってもたかが知れているのでしょう。
 全く話題にもなりません。

 全くなくなるよりは、少しの金額を払ってでも安全に自己資金運用を考えなければなくなッたのです。

 こんな時代に世の中に誰がした。たしかこんなせりふがあったような。

 明るい話題を求めています。
 お金が余って使い道に困っている方々。田舎に投資でもしてみてください。
 田舎には結構資源があるのですが、先行投資をする金がないのです。
 先年にもありましたね。高知県の一等地、播磨屋橋の角地に県外資本のパチンコ屋さんの進出でした。 県内資本ではどうにもならなくなっているのです。

 残念ですがね。
 利ザヤ稼ぎというペーパーマネーがいつの間にか今を席巻しているのです。

 田舎で出来ることをやりましょう。

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野根山散策2012

2012-01-06 14:08:59 | 田舎の理屈
 今年も3日に野根山街道散策ツアーに行ってきました。スタッフの一人としての参加でしたが、いつもながら大変な作業でした。しかし楽しくもありました。

 集合は午前8時30分。簡単なセレモ二ーのあと出発。
 私の役割はというと最後尾の安全管理。
 どうしても体力的に野根山街道を5~6Kmですが、歩くには無理な方もいらっしゃいますからね。彼らを安全に出発地点まで帰すことが仕事なんです。

 まあ顔色を見ていて、「帰ったほうがいいですよ。」とか「無理しないでください。」という係りかな。

 今年のツアーも5~6人の方が途中で帰ってゆきました。仕方ないですね。事故でも起きると大変ですからね。



 最初はみんな元気です。声も出て楽しそうです。




 それが、30分も歩くと体力差が歴然とします。
 最後尾にいる私の周りには脱落候補ばかりになってしまい、彼らがリタイヤすると私は一人だけになってしまいます。そうすると歩くスピードを上げて前を歩く方のところまで単独行になってしまいます。

 こんなときは写真を撮るのに都合がいいのです。





 そのうち、先頭の方が折り返してくるのに出会います。
 「いま10番目ぐらいですよ。」などと挨拶代わりに簡単なおしゃべりをします。
 やはり先頭グループは元気です。

 街道の途中でいくつかのグループと出会いそして別れました。

 今回の私が到達した場所はこの辺りです。



 野根山街道の前半部分の見所の一つです。
 街道の中でも木のサイズが圧倒的に大きな場所です。
 ここから15分ぐらい歩いた場所で、私の直前で歩いていたグループが折り返して来たことから私もここでUターンしました。

 84歳だか85歳だかの男性です。すごいです。途中いろんな話をしながらのハイキングです。5分歩いて2分の休憩。そんな感じ。

 驚いたのは、年齢より彼は左右両方の股関節を手術して、金属が入っているなどと言うのです。そんな方と最後尾を歩くのはスリルがあります。彼が歩けなくなると、背負ってでも下りてこないといけないからです。
 しかし頑張ってくれました。よかった。



 帰ってくると先着している方々は、楽しそうに食事を楽しんでいました。というより終わっていましたね。

 最後にこの赤い実が目を楽しませてくれました。



 名前??。しらないなあ。しかしキレイでした。
 千両?センリョウ?葉っぱが違うしなあ?

 今年の街道散策も無事終了することが出来ましたが、出来ればこうした事業も観光事業として成長できるといいですね。
 まだ御接待の域を出ていないようです。
 田舎の観光ツアーとしては、ここはいいばしょです。

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どこまで続くのか。

2011-11-01 06:19:19 | 田舎の理屈
2011年度末の国債や借入金などを合計した「国の借金」が、前年同期に比べ1年間で99兆7451億円増え、過去最大の1024兆超に達するとの見通しを財務省が明らかにしました。

 借金が増えるのは、東日本大震災復興策の財源として復興債を11兆5500億円発行したりと、致し方ないのでしょうが、まだまだ増えそうです。

 これだけで、国民一人当たりにして、802万円。しかしあちこちにまだありますからね。

 国の借金が増え、銀行などに対する国債の売れ行きが鈍れば、金利が上昇して国の利払い費が大きく膨らみかねないのですし、財政再建に向けた議論にも影響を与えそうです。

 21世紀当初の国債の残高は確か700兆円程度だったように記憶している。あれから10年で300兆円も増えたことになる。今年1年で100兆円近い「国の借金」の増額ですから妙に納得なのですが・・。


 さらに日本のGDPだって下がってきている。こんな状況になっても、円高は依然として続いています。米ドルベースで77円程度。ユーロでも100円になろうとしています。

 まあ、比較してアメリカやら欧州より、まだ日本のほうがましといった塩梅なのかなあ。

 バブル崩壊の前夜、誰も警鐘は鳴らさなかった。
 ある日突然やってくる。

 南海・東南海大地震クラスの大変動も近いかもしれない。

 怖いねえ。
 こんなこと煽っても仕方がないのですが、背筋が寒くなって、子供達や孫達がかわいそうになる。

 真面目に日本国の財政再建に努力する政党を探しましょう。
 ない!!?。
 なかったら困るなあ。
 どこまでいくんだろう。

 たぶん誰も知らないのでしょう。
 
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自然は恐ろしい。

2011-10-18 12:22:10 | 田舎の理屈
 国道55号を西から安芸市に向かって車を走らせていると、矢流のレストランを過ぎて下り坂を下りると、右側の海岸の堤防が完全崩壊していました。



 新聞紙上等のマスコミ報道ではよく流れていましたが、実際にその場に立ってみると、これは凄いです。」

 田舎だからでもなく、日本全体の問題でしょうが、こんな状況の中、東日本震災規模の地震とそれに伴う津波の来襲などについて考えると、防波堤の補強より、逃げる算段ですね。これは。

 現場で写真を撮りながらそんなことを考えていました。

 高知県の長い海岸線をなんとかしようとするのも、必要ですが、私達に出来ることは、いかに効率よく、「逃げるか」ですね。

 もちろん田舎のことで狭い道路と古い民家、いろんなマイナス要素もありますがね。



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出入り業者

2011-10-11 07:55:21 | 田舎の理屈
 寄席のあった翌日です。

 朝から北川村宗の上に行き、柚子の青玉を収穫していました。
 高知市内の料亭から注文を受けていたのです。

 なんとか注文の量を確保したのですが、もうすこし時期が早い方が楽でしたね。少し黄色くなったものを除いて、摘果しなければならなかったからです。



 高知の料亭に届けると、もう18:00が近くなっていました。
 料亭の出入り業者という事になりました。
 もっとなにか、買っていただけるものを提案しましょう。

 少し車を走らせると、疲れていたのでしょう。うとうとしてしまい、「これでは危ないな」ということで久しぶりに、高知市内の「温泉」へ。お風呂ですね。

 650円の小休止でした。
 疲れたら、休む。これです。




 たまには、外でのお風呂もいいものです。
 結構な人数が入っていました。
 時間が丁度よかったのでしょうかね。

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ぴったりの学校

2011-09-30 18:27:09 | 田舎の理屈
 都会ではありえないサイズの学校があります。

 奈半利町立加領郷小学校です。

 13名の生徒と校長先生を含めて、4人の教員で運営されています。



 今回は10月8日に開催される「浦の寄席」にここの生徒が前座参加してくれる関係で取材を兼ねて訪問しました。



 この学校は加領郷地区の高台にあり、校舎の2階からの眺めは最高です。
 漁港があり、その向こうは太平洋です。
 ここからだと、漁から帰ってくる漁船の姿もすぐに見つかるのでしょう。

 小学校から歩いて5~6分で琵琶ヶ滝などもあって、景観上も素晴らしいところです。

 いい場所にある、子供達を育むにはぴったりの小さな小学校です。
 さらに子供達3人に1人先生がいるのです。
 これ以上の環境があるとは思えないですねえ。
 うらやましい限りです。

 

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際限が無いね。

2011-09-22 14:49:03 | 田舎の理屈
 「ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)が懸念される。」「欧州金融危機の深刻の度合いが増している。」といったニュースが改めて飛び交っています。

 米証券大手のリーマン・ブラザーズの経営破たんから、2011年9月15日で丸3年が過ぎた。
 「ギリシャが財政破たんすれば、イタリア、スペインにも危機が波及、そして欧州危機が「第2のリーマン・ショック」になる可能性が膨らんでいる。」というのです。

 ギリシャの1年物国債の利回りは一時117%という異常な数字に急上昇したのですが1年で元本が倍になる金利を付けても誰も買わない状況なのです。デフォルトの損失を保証する保険商品「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」では、5年以内のデフォルト確率を「97%」と提示しています。

 ギリシャ国債が、ほぼ100%だめになるというのですから、事は深刻です。
 そして、そこから波及するのです。

 カナダのトロントに拠点を置くファースト・アセット・インベストメント・マネジメントの上級副社長兼ポートフォリオ・マネジャー、ジョン・スティーブンソン氏の見解が出ていました。

 同氏はリーマンショックのような金融危機が向こう6-12カ月のあいだに起こると予想する。前回との違いは、今回の危機の原因が財政赤字と欧州の銀行にある点だ。

 これが起きれば、株式相場は2008年秋にリーマンブラザーズが破たんし、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が破たん危機に陥った直後のレベルまで暴落し得る。というのが同氏の見方。

 ただ問題は、「前回は政府に人々を救済する余裕があったが、もはやそのような能力はない。」なのです。

 2008年9月にリーマンブラザーズが破綻し、それを引き金に世界が同時に不況に陥っています。3年経っても世界経済はそれを引きずっているのです。負債総額は6,130億ドル(約64兆円)で、米国史上最大とされます。それにしても、たった1社の証券会社の倒産で、世界中が不景気におちいったのは何故なのでしょうか?

 90年代中ごろから、値上がりしている株や金融商品へお金が集中しました。その後も世界的な「金余り」を背景として、何年もかけて緩やかに世界的バブルになっていたのです。しかし、2007年の夏にサブプライムローン問題が表面化し、世界的な株価が急落すると、その1年後には、それらが原因でリーマンブラザーズは破綻に追い込まれてしまったのです。

 より高金利を求めて、世界中の「お金」が、動いているのです。

 田舎の理屈から言えば、手の届かないところでマネーゲームを誰かがやって、行き着くところまでいったのです。ゲームに参加してより多くの利益を得ようとしていた方々だけがリスクを背負って頂けるといいのですが、回りまわって高知県のような田舎まで財政赤字という不況風が吹き荒れていたのですから、始末が悪い。

 しかし、円高で日本が安泰かと言うとさにあらずなのです。

 いわゆる「国の借金」として知られる公的債務残高は、ギリシャがGDPの約1.2倍に対して、日本は約1.9倍。先進国の中では最悪の水準です。この「国の借金」は増加する一方で、数年後には1000兆円を超えるおそれがあるのですし、貯蓄率も低下傾向が続いているのです。

 どうも日本の将来も明るくはなさそうです。

 人間の欲には際限が無く、国の年間予算の半分以上が国債頼みなのですから、これも困ったものです。

 田舎に住んで、これといった欲も出さず、シンプルに生きようとしているのですが、欧州発の大波が襲ってくるかもしれません。それも「リーマンの波」より大きな奴が!

 この5~6年として考えると、南海大地震より確率的には高いというのですから、心配ですね。

 ささやかな地域限定の自立した経済循環システムでも作れないものかな。
 田舎が「田舎の理屈」をもち続けるために。

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衛生改善の花の谷。

2011-08-22 00:02:52 | 田舎の理屈
 今日はまた、花の谷に午後でかけました。
 普段と違うのは、少しいつもの作業場所から奥に探検に出かけたことです。

 

 いつもの作業をしている場所だと、砂や砂利。小石も在って結構人間が入っても楽しめるところなのですが、少し上流にいくと石のサイズが急に大きくなり、巨石・巨岩といった事になります。先ずは歩きにくくなり、危険度が急にアップするのです。

 私ももう20歳程度でも若ければ挑戦するところですが。今となっては自信もなく。そうした場所に向かう気力も出てこない有様です。情けないことです。




 今日の作業は、「トイレを作ろう」と言うことになり、とりあえず外観だけを完成させました。今度行ったときには、穴を掘り、用を足すことができるようにしなければなりません。
 先日、どなたかが遊びにでも着たのでしょう。作業道路上に用を足していたようです。
 ティッシュペーパーが、散乱していましたね。
 悲しくなります。車が走る道路上からは見えない場所ですけどね。

 穴を掘って埋めるぐらいのことはしていただけるといいのですが、普段は人がいない分管理が出来ないのです。

 人は誰かが見ていないと、何でもOKなのかと思うと、少し寂しくなります。

 猪や鹿や狐や狸は、ティッシュペーパーは使わないけど、どこかで用は足しているのでしょうが、人間ですからね、後から来る方々への配慮ぐらいはお願いしたいところです。

 ま、何ヶ月かすると、溶けて解らなくなるでしょうが、あまり心地よくは無いものです。

 そうしたことで、トイレを作ることにした次第です。

 この柱は、先の台風のあと、流木として流されてきたもので、有効活用といったところです。


 

 せっかくきれいな流れが残されているのですから、綺麗なまま残したいものです。

 最後にまた、渓流の中に入って、汗を流してしまいました。
 私が入ると水が汚れるのかもしれませんが、ご容赦ください。

 先日植えた、ベゴニア達は元気に成長をしているようですが、1株少し弱っているようでした。少し多めに水をかけてきました。

 栗の苗や紅葉も何とかですね。頑張って欲しいところです。


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