ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

流されない

2012-08-16 15:12:06 | 今日の一面
 今日の高知新聞の一面「小社会」の記事です。

 詩人の堀口大学の話です。

 紹介された彼の作品は「歴史」と題された詩です。

 火事がなければ
 地震があった。
 病気がなければ
 いくさがあった。
 あひまあひまに
 生活(くらし)があった。
 国はだんだん
 大きくなった。
 世路はだんだん
 嶮しくなった
 ばらはだんだん
 咲かなくなった。

 彼が生きた時代。国が戦意高揚を意図して言論統制を厳しくした時代に大学は流されない生き方を貫いた。そうした少数の各界の著名人たちがいた。

 今日の記事は「暗い暮らしは繰り返したくない。」と締められている。

 確かに21世紀の日本でも、東日本で先年地震もあって、今度は目の前で大災害がオキそうな気配。
 消費税もあがって民の生活は切羽詰ってきそうだ。

 政治の世界も混沌としてきて、どうも政治家の先生達の信任投票に棄権したくなっている。
 中国や韓国との国境紛争も表面化してきた。

 オリンピックの狂騒が終わると何もかにもが霧の中ですね。

 ま、とりあえず目の前の課題をやっつけますか。

 ただ「流されない者」への世間の目線は冷たいよ。奇人変人扱いですからね。

 

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分からないことだらけ。

2011-05-22 00:23:38 | 今日の一面
 今日の高知新聞の一面に「海水注入 首相指示で中断」
 「再臨界恐れ55分間」
 とあります。大震災があった翌日、すでにこうしたことがあったとの記事が出ているのです。首相が海水注入を止めさせたというのです。

 それがネット上の情報では全く違う内容になっています。

 炉心溶融を起こした東京電力福島第1原発1号機で3月12日夜、炉心を冷やすために始めた海水注入が55分間中断した問題で、政府・東京電力統合対策室は21日の会見で経緯を説明した。12日午後7時過ぎに注入を始めたのも中断したのも東電独自の判断によるもので、その事実を官邸は知らなかったとした。中断が冷却作業に与えた影響について経済産業省原子力安全・保安院は「現時点では分からない」としている。(毎日新聞)

 読者は何を信じればいいんだろう。

 犯人探しより、現場をなんとかして欲しいものです。
 どちらかの情報が意図的に流されたものか、推測で出された情報でしょうが、責任問題より今はやらなければならないことがたくさんあるはずです。

 ただマスコミはキチンと取材をしていただかないといけません。
 活字になると、情報は独り歩きを始めるのですから。
 いやでもそのうち真実は白日の下に晒されるでしょう。

 いまは原子炉をなんとかして欲しいものです。
 これ以上の災害を生み出さないでほしいところです。

 なにも分からないのです。
 事故発生当初から東京電力の発表も政府からのものも、どうも眉唾ものなのです。
 自己保身に走りすぎているような感じがします。
 解しがたいね。

 どうしてこうなるのかも分かりません。
 ただ確認の仕様がありません。
 残念ながら。


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 少し怖いね。
 

新しい道。

2011-03-31 11:06:41 | 今日の一面
 国道55号南国安芸道路は、高知県南国市から高知県安芸市に至る、総延長 約21.0kmの自動車専用道路なのです。その高知東部自動車道の一部、香南やすIC-芸西西IC間は、先行して着工されていたことで26日に開通となりました。

 新しい道をちょっと走ってみたくなって、行ってきました。

 なんとかとなんとかは、新しい方がいいといいますが、道も新しい方が明るくていいですね。

 道の整備促進運動などをやっているのですが、今回の東日本地震の影響を受けて、高知県東部地域の少ない道路整備予算がさらに削られるのではないかといった不安な要素もあるだけに、新しい道路の供用開始はうれしいことです。

 ただ、芸西から香南市夜須までですから、高知県の東部地域に住んでいる私たちからすると、普段はあまり利用しずらい道です。国道55号まで少し距離があるからです。
 
 なんとか早く物部川を越えて欲しいものです。

 今回の最大級の地震でも新たに作られた道路等の基盤事業は、安全性を証明しましたから、高知県に近い将来にくるであろう南海地震対策としても早急に実施をして欲しいものです。今のままでは、地震発生時には何箇所か寸断される事になりそうですからね。

 せめて東西の道だけでも、確保しておきたいと思うのです。

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人間の力。

2011-03-22 18:57:02 | 今日の一面
 高知新聞の一面、小社会にこんな記事が!!。

 原発と戦車。
 信じられない組み合わせが今、この日本で起こっている。戦争映画でもパニック映画でもない。現実の世界の話である。

 いろいろと新兵器が導入されているが、核燃料や設備の温度を下げる作業は、結果として効果を上げているのは隊員達が被爆する危険を顧みず外から水をかけるという原始的な方法である。

 まあ、想定した以上の災害が起きてしまっただけに、対応策など一切なかったのでしょう。検討されたこともなかったことになる。

 今日福島に入った東京電力の役員達の訪問を、福島県知事が拒否したとのニュースもある。

 原子力発電所という最先端技術の粋も自然の力の前には、なすすべもなかったのです。

 さらに小社会はいいます。
 原発災害が突きつけているのは核をも支配できたという、そんな人間の錯覚かもしれない。

 錯覚か??。慢心でしょう。
 「絶対安全だ。」建設時には言い続けていたはずなのです。
 「絶対安全なのなら首都圏に造ればいいではないか。」そうした発言は無視して田舎に建設してきたのです。

 「絶対安全等という、嘘を言ったものは、世が世なら切腹でしょう。」

 今回のような事故が首都圏に建設された原発事故だったとしたら、今どんな状況になっているのか。考えたくもない。

 「人口が少ない田舎でよかったのか?。」そんな筈はない。

 ソフトエネルギーにチェンジするべきです。
 アメリカは原発推進に転換する予定です。
 建設に係わるグループに日本の事業体も参加しているのです。

 ただ少なくとも日本では、新たな原発建設については、ありえないと思っています。
 10年以上も前にスイスで原発建設に関する国民投票が行われました。
 結果、現在稼動中の施設については利用する。新たな建設については否決としました。

 日本でもこうした事になりそうです。
 でも、首都圏の電力需要が不足するのでしょうから、この際首都機能や政府の分散について検討をするといいでしょう。
 そうするべきです。

 そもそも東京一極集中が問題なのですからね。
 京都に文科省
 高知には高齢化対策の国務大臣がくればいいなあ。高齢化の先端地域ですから。

これまた、よくわからん。

2011-03-11 00:19:55 | 今日の一面
 今日の高知新聞の一面を見て、びっくりした。
 「2志士 龍馬像後方に」
 「レプリカ問題 これで終結?」

 なんだか良くわからないのです。
 3人の像を横並びにすることについては、納得がいかないけれど、後方に下げていかにも龍馬が主、あと2人は従であるがごとくの配置にすると反対意見が出ないのだろうか。 
 この決定については、少々意見を挟みたくなる。

 誰が主で誰が従ではないのではないだろうか。
 中岡慎太郎は坂本龍馬の従者になったことなど一度もないと思うのだけれど、一体どのような基準で後方に下げて解決策とするとの決定をしたのであろうか。

 そもそも3人の銅像を桂浜に集める必要があったのでしょうか。
 さらに「県内外の龍馬ファンから不満が出たから、善後策として今回の決定となった。

 それであるならば、中岡慎太郎や武市半平太のファンの気持ちはどのようにするのだろうかね。
 そうしたファンは人数が少ないからとして無視することにするのでしょうか。それとも今回は「龍馬ふるさと博」の名の下に開催するイベントだから、龍馬が主で当たり前なんだろうか。

 よくわからん。

 観光客誘致を意識しての活動であろうとも、イベント開催期間中、異論反論不満が続発する今日の一面となるような気がします。

 「桂浜集結変えず」だとするならば、県は協議する意思は最初からなかったのではないかと思ってしまう。こんな揉め事だらけのイベントに観光客が来るとは思えない。
 
 上意下達でいいのだろうかなあ。
 観光産業は基本的に楽しさや感動の積み重ねであるべきだと考えています。

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銅像?

2011-02-23 20:36:58 | 今日の一面
 今日の一面です。
 土佐勤皇党の結成150年を記念して、坂本龍馬の銅像の近くに武市半平太と中岡慎太郎の銅像を建設してはどうかといった論議がなされているのだそうです。
 観光地としての桂浜により一層の魅力を付加しようというのです。

 その記事の前段には「場」の話も添えられています。
 かの司馬遼太郎氏が今の桂浜で太平洋に向かって、遠くを見つめている坂本龍馬像の場を絶賛していたというのです。
 
 さて今回の銅像建設に係わる話ですが、昨年の「龍馬伝」に続く話題集めを意図しての発想でしょうから、また一定期間が経過すると撤去するそうですから、それほど難しく考える必要もないと思うのです。ただ観光客に来て欲しい。耳目を集めて・・・。それだけなのです。
 
 今回の土佐勤皇党の結成150年事業に関して、どのように考えるかといった事柄があろうと思うのです。日本の歴史の中で、また土佐のそれの中でその時点で土佐勤皇党がいかなる役割を果たし、明治以降の自由民権運動にどのように繋がってゆくのかといったことについてまで考えてくれたら納得ですがねえ。

 場としては桂浜が最高なのか。
 3人の銅像を並べる形が好いのか
 3人だけでいいのか。
 
 私見です。銅像建設が可能ならば中芸地域の海岸に「志士の群像」を建設してはどうでしょうか。武市が田野学館に教授として派遣されたことで中岡慎太郎や清岡道之助をはじめ23人の勤皇の同士たちが出会っているのです。楽しく飲み且つ喋っているような群像を海岸に建設することを提案します。

 投獄された武市半平太と、彼の助命嘆願に命をかけた23人の仲間達、先に動き始めていた中岡慎太郎。かれらの行動こそが勤皇党であったろうし、彼らの活動が高知県全域に広がっていかなかったことが、土佐勤皇党の限界であったと思うからです。

 どうでしょう。
 今回の桂浜へ3人の銅像を並べようとする計画。中岡慎太郎や武市半平太、坂本龍馬が聞いたとしたら、なんと言うだろうかね。

 「そんなこと、止めちょきや。」「もっと他にやらなあいかんことがあるろう。」

 それに中岡慎太郎と武市半平太は、張りぼてらしいからなおさらでしょう。
 最初から撤去をする前提の話だし、限られた予算の中での苦肉の策でしょうからね。

 「止めちょいたほうがえいろうにゃあ。」

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哲学。

2010-08-23 00:08:33 | 今日の一面
 ハーバード大学の教授の著述をきっかけにしてだろうか、哲学書が本屋で売れているのだそうで、特設売り場まであるのだそうで、ちょっと驚きです。

 哲学なんて、図書館に行くとプレートを見たことがある程度で、ジックリ読んでみたいなどと、ここ30年ほどは思ったことがないのです。

 30~40歳台の方々が、哲学書を読まれているのだそうですが、いいですねえ。
 若い方々がゆっくりと考える時間を持つのは、本当にいいことかと思います。

 最近の傾向としては、豊かさと自由度を誇っているのですが、価値の基準としては、そればかりでもないように思えるのですし、今人間は「真なる規範」を失っているような気がして、今日の新聞の一面を、記事を見入ってしまいました。

 哲学にもいろいろあるからなあ。

 私は、生き方もですが、死に方についても考えなければならないような、年代になってきておりますが、未だに不熟につき彷徨っております。

 それだけに、最近の児童虐待や老人介護問題などの、悲惨なニュースを聞くたびにアノミーについて考えているのです。自分の小ささに思い悩んでいます。

 結局のところ、出来るだけのことをやることで、自らを慰めているだけなのです。
 今日はまだ、体のあちこちが痛いねえ。情けないねえ。



 花はただひたすら時期が来れば、花弁を広げるのです。
 彼らの全能力を、さらりと出し尽くしております。

 高知新聞。やるじゃあないですか。この記事を一面に持ってくるのですから。

 

よくわからん数字。

2010-07-01 18:34:11 | 今日の一面
 今日の一面右下に「年金運用9.2兆円黒字」とあります。
 黒字・黒字と活字が躍っています。

 厚生年金と国民年金の積立金を運用する独立行政法人が昨年度122兆8425億円を運用して、9兆1850億円の黒字を出したというのです。7.91%もの利回りを出したことになるのですが、何をどうしたのでしょうか。国内外の市場で運用しているとはいえ、この数字は尋常ではありません。

 08年度に例のリーマンショックの影響を受けて単年度9兆6670億円もの赤字が出ていたことを考えると、09年に回復基調にあったことを考えても、こうした変動を独立行政法人がやっていることに、危惧を感じるのは私だけだろうか。

 8%近い数字は決して小さくはないのです。

 ハイリスク・ハイリターンを繰り返しているのだろうか。
 もっと堅実な運用をお願いしたいと思うのですがね。

 将来年金を受け取る方々の原資ですからね。リスクをとらないで欲しいし、独立行政法人といった組織による一括運用にも、すこし不明朗な部分があるのです。

 今、市中銀行の預金利息って1%もないのです。
 だれでも、リスクがないなら、やりたいのでしょうが、おかしいと思うなあ。

 08年、09年と2ヶ年では、5000億円ほどの赤字なのですし、100兆円ものお金を動かして、昨年まで累積赤字だったのですから、そのほうが???。なのです。

 どんな仕掛けでそんなことになっているのか、興味があります。
 数字が大きすぎて、なにやらゲームをやっているかのようです。

退陣!!。

2010-06-03 09:13:45 | 今日の一面
 大きな活字が一面を飾っております。

 退陣。
 そして「覚悟なき宰相の哀れ」とあります。

 さてね、先の総選挙の際の麻生首相による反省からの退陣でしょうし、「国民がいうことを聞いてくれない」などと、発言をしているのですから、やはりやめたほうが良かったのです。

 今夏の参院選挙で民主与党が勝利すると、功労者の一人になれるでしょう。

 しかし政権をとっての8ヶ月。不慣れだった。政権が取れてしまったのですから、もっと自信を持ってやればよかったのですが、難しかったようです。

 もう後戻りにはなりませんから、思い切ってやるしかないのです。
 自民党も分裂を繰り返し、誠に厳しい状況ですから、状況としては恵まれているのです。

 ただ国民は、??。なのです。
 期待が大きかった分だけ、喪失感が漂っています。さ~~と熱が冷めているようです。

 びっくりしたことは、鳩山さんの政界引退。いないねえ。
 今までの総理大臣は、退陣後も国会議員としてあり続けた方ばかりだったのですから。

 新たなリーダーに期待しましょう。
 「覚悟をしてください。」
 「一生懸命」なのです。命を懸けていただけないと、困ります。

 今なぜ、幕末の志士たちがもてはやされるのか。
 彼らの活動は、命がけですから、本を読んでも爽快感があります。
 志士たちは、日本を変えようと頑張ったのですが、今の政治家は政権奪取が目的になっていますからね、どうにもなりません。
 さて、小さい声で「がんばって」です。
 高知の田舎からの、応援です。

無罪の公算

2010-05-27 22:43:52 | 今日の一面
 本日の高知新聞の一面。
 厚労省文書偽造事件で村木元局長が無罪になる公算が大だと言うのです。

 郵便制度を悪用して虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われていたのです。

 しかし恐ろしいのは、次の一文です。「調書は検察の作文」
 検察というところは、作文をして、証拠書類として提出するんですね。
 何をやってもいい事になります。
 
 裁判長は「取り調べに問題があったと言わざるを得ない。」と。
 
 もしそうだとすれば、検察の責任はどのようなものになるのだろうか。
 無実の方に、罪を着せようとしたことになるのです。

 法治国家・日本。誰のための法なのだろうかね。
 村木元局長は現在休職中なのだそうです。
 彼女のキャリアに傷がつかなければいいのですが。
 そして、彼女が受けた心理的な圧力について、誰かが責任を取らなければならないと思うのです。
 罪人を造るのが、法の精神ではあるまいに。

 人間のする判断に間違いはあるとしても、「作文」は意図的ですねえ。作文を書いた人がいるわけで、また、命令を下した人がいるかも知れず、さらに証拠として採用することを決定した責任者がいるはずです。彼らの発言を聞いてみたいものです。

 せめて、高知県ではこんなことが起きませんように。罪を作るようなことをする者が出ないように、願うばかりです。