ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

エールを送りたいのだけれど。

2012-07-24 18:20:56 | 手前かってな推論。
 今日午前中、ちょっと中芸観光協議会に行ってみた。
 
 26日午前中にガイド育成についての会議があるからです。

 ちょっと話を聴きにきたつもりが、本質的な問題に話題が広がってしまって困ったことになった。
 
 どうも中芸観光協議会は既存の地域組織の上に胡坐をかいて、取りまとめるだけの上位組織になろうとしているようです。

 たしかに中芸地域には5つの町村があり、各町村に地域振興を目指しての地域組織があります。
 私も当然のごとく、生活をしている奈半利町の「なはり浦の会」に加入しているのですが、さてどうしたものだろうか。

 ガイド事業についても、既存の組織が育成したガイドをそのまま中芸観光協議会の事業に地域の既存組織から派遣していただいて、謝金を各団体に払うことで事業をやっていくつもりのようです。

 事業の一部を最初から外部委託するというのですから、困ったことです。
 そうしたほうが問題がおきないという。

 これも分からん。


 何故こんな意見が出てくるのだろう。
 わからん。
 私は頭が悪いからなあ。

 たしかにそのほうが観光協議会としては、楽でいいのは確かだけれど、それでいいんだろうか。

 新たに組織された観光協議会がただ既存の組織を取りまとめただけで、これから戦う競合地域との顧客獲得競争に勝ち残れるとは思えない。私達にしても10年以上活動をしてきて全国の観光地と比較して満足できる状態でないのは、現状が証明しているからです。

 それでさらに自立した組織を目指すと言うのですから、困った困った。
 言葉遊びがすごい。

 現在のように県からの補助金が何年か経てなくなったら、今度は町村から補助金をいただいてから運営をするとのことですから、あいた口が何とやらで・・・・。

 新しい酒が出来たら、新しい皮袋に入れた方が良いと思うのですがね。
 


 毎年花は咲くのですが、昨年と同じ花が咲いているわけではないのですがね。

 blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村




 

新たな作業

2012-03-09 11:28:44 | 手前かってな推論。
 花の谷には間伐材があちこちに転がっています。
 切捨て間伐です。

 我が家にも先に作ったベンチの廃材が転がっています。



 最近思うのです。何十本だか、間伐作業をすると何となく、もちろん根拠はないのですが、「すこし怖い。」と思う木があります。

 この木はこちらの思う方向に倒れてくれるんだろうか。
 この木を本当に切った方がいいのだろうか。
 作業を続けることに不安感を覚えるのです。

 その不安感がどこから来るのか解りませんが、根拠はないのですがそうなのです。
 そうしたときは、無理をしないことにしています。
 木の精霊がいっているのです。「お前みたいな若輩者には切られたくはない」と。

 初心者中の初心者なのですから当たり前と言えばそうなのですが、山に上がると2回に一度位はそうした気分になります。おかしな話です。

 かつての先輩達は山に入るときには山に向かって手を合わせたと言います。
 山の特別な存在に向かって挨拶をしていたのでしょう。
 それが礼儀作法というものかもしれない。

 blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村



国債。

2011-11-24 09:44:44 | 手前かってな推論。
 2011年度で日本の国債残高が1000兆円を超えることがマスコミによって報道されていますが、ちょっと刺激的な国債金融関係の情報が飛び交っています。
 場所はユーロ圏内では最も安定しているドイツです。

 「ドイツ連邦銀行が23日に実施した新発10年国債の入札で、金融機関の応募が調達予定額を大幅に下回る異例の「札割れ」となった。欧州主要国で最も財政が安定したドイツの国債でさえ、十分な需要がなかったことを示すものだ。同日の欧州債券市場ではイタリアなどの国債利回りも軒並み上昇。欧州債務危機の影響は拡大の一途をたどっている。」

 「独連銀の入札では、60億ユーロ(約6200億円)の募集額に対し応募は6割の約36億ユーロにとどまった。平均落札利回りは1・98%。欧州各国と比べて低い利回りが嫌われたほか、危機拡大を懸念する金融機関がドイツを含めた国債の購入を手控えた可能性もある。」

 「最高の格付けを誇るドイツ国債は安全資産と位置付けられる。だが、ユーロ共同債導入など債務危機対応が一段と進めば、ドイツの財政負担がさらにかさむという懸念も高まっている。」

 どうも金融恐慌の気配ですねえ。欧州全体が疑心暗鬼といったところです。
 日本でこんなことが起こったら、どんなことになるんでしょうね。

 日本は平気で10兆円規模の国債を発行しているのです。
 今回のドイツは6200億円程度で未達ですからね。田舎に暮らしていると、なにかピンと来ない金額ではありますが、達成できなかったことへのドイツ国民の評価が深刻です。

 垂れ流し状態の日本の国債。受け入れる日本国民。
 どちらが健全なんだろうか??。
 10兆円程度の東日本震災に係わる建設国債にかくれて、今年も100兆円近い国債を発行するのです。これが未達なんて事になったらどうなるか。
 考えると恐ろしいですね。

 特別会計からの埋蔵金回収問題だとか、経費節減に向けた政策を掲げて前回の総選挙を戦った現政権の姿勢に?印を付けざるを得ないですね。

 官僚さんたちに取りこまれたみたいですね。


blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村






いい加減に!!

2011-09-15 19:43:11 | 手前かってな推論。
 鉢呂吉雄前経済産業相は、東京電力福島第1原発事故をめぐる自身の言動の責任を取り、野田佳彦首相に辞表を提出、受理されて、新たに枝野幸男氏が経済産業相に就任しました。原子力行政を所管する経産相の交替は、原発事故収束を政権の最優先課題に掲げた首相にとって大きな打撃になったようです。
 
 もういい加減に失言等による、無様な醜態を晒すことをやめないと、日本のみならず諸外国の信用まで失ってしまうと思うのです。こうした話は見聞きするだけで、ただ落胆するばかりです。
 またマスコミにしても、そうしたくだらない放送に時間をとるのも、いかがなものか。
 大臣が変わって、何が変わるのだろうか。挿げ替えでしょうかね。
 誰がなっても同じなのでしょうかね。簡単に代えすぎです。

 よくわかりません。
 被災者達は、喉から手が出るようにして。政府からの支援を待っているはずです。
 南海地震が発生することまで心配すると、政治を生業としている方々にお願いします。
 「国民ともっと向き合ってください。」

 なにか、政治家になった以上、大臣になるのが目的であるかのようです。
 大臣になって目的が達成されると有頂天になり、記者達の囲まれて、いらぬことをべらべらと・・。
 といった感じさえするのです。

 

 政策を論議し、実行過程にまで立ち至る前に、問題が出てくるのですから、困ったものです。

 自民党がダメで2年前に民主党に政権が移りましたが、民主党もダメとなると、どうすればいいのでしょうかね。

 思い悩む日々です。


blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村

 

水辺探し。

2011-08-24 01:07:07 | 手前かってな推論。
 今日は夕方から奈半利町の中で、メダカを放流できる、そして繁殖できそうな場所探しをやっていました。

 自転車でうろうろしていたのです。

 最初は、奈半利町で最も早くに稲作が始まったとされる場所付近です。



 長谷川の谷口付近なのですが、どうも水量が一定しないのと、3面張りのコンクリートですから、メダカはちょっと無理でしょう。
 弥生時代からこの辺りで、稲作が・・・。
 と言った場所だけに少し期待をしたのですが、仕方ナシです。

 すこし、北に向かって移動です。



 この辺りだと、東の山の麓近くで、メダカの生息エリアとしても、絶好の場所だと思っていたのですが、行ってみると水田が広がり、景観は最高なのですが、ちょっと無理ですね。



 野根山街道の入り口辺りにも期待していたのですが、ここも自然は残されておりませんでした。



 記念碑の後ろに池があったような気がしていたのですが、この場所も随分と手を入れて周辺の農家の方々の協力を得ないと難しいですね。
 かなりの量の水が水田から直接流れ込んでいましたからね。



 この川、奈半利の町の真ん中を南北に流れているのですが、もっともしっかりとコンクリートの3面張り工法になっていますので、ちょっと増水するだけで、メダカは港まで流されてゆきそうです。
 隠れる所も無いですね。



 ここは、奈半利川と平行して流れている最も西の水路です。かなりの水量なのですが、これもまっすぐに改良がなされて、小魚の生息エリアとしては、及第点は出てきません。



 最後に最も期待をしていた場所なのです。港公園の北端です。
 形状は見事に出来上がっていたのです。それらしい形は作ってあるのですが、水事体が無いのです。魚どころではありません。
 これが多自然型工法??。
 違うでしょう。困ったものです。勘違いもはなはだしいです。

 みごとに治水事業が完了していました。
 野根山街道の石碑の辺りで旧知の老人とちょっとした会話をしました。
 奈半利の港が出来るまでは、「この辺りでよく鰻が取れた。」
 「港が出来てからはさっぱりよね。」だそうです。

 便利な何かを獲得して、そして何かを失ってしまったようです。

 残念ながら、本日のメダカ放流のための水辺探しは失敗でした。
 また、どこかを探索しましょう。
 どこかの公園的な場所より、自然の中で探してみたいものです。
 簡単ではなさそうですがね。

blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村

 

発電事業。

2011-08-10 14:14:14 | 手前かってな推論。
 先日高知新聞で小水力発電にかかわる記事を読みました。
 技術の進歩と価値観を変えることで、随分と田舎の生活変化を予感させてくれました。

かなり前から思っていたことがあります。
 電気って買う会社が選べないのです。四国に住んでいると四国電力から買わないといけないようです。独占企業ですね。

 かつては専売公社とかが独占的に商品に価格を決めて販売をしていましたし、通信の分野でもNTTの独壇場でした。この前までは。

 それが現在では通信にかかわる企業は、何社あるのか解らないほど、市場が自由化されています。
 料金も随分と安くなったような気がします。
 私の携帯電話も月に15,000円ほどかかっていたのですが、最近では5,000円程度かな。ありがたいことです。

 もっとも、競争相手がいないからといって、電力会社がいくらでも高い料金をつけられるわけではないのです。そこはさすがに規制があって、電気事業法で、料金は認可制とされ、電力会社が不当に高い値段をつけようとしても、役所が認可しないことになっています。
 ただ、先日の新聞にも電力関係の企業献金の話が取りざたされておりましたが、企業と政治が官僚を動かせばどうとでもなることですからね。

 それに御客は、他の会社にはいけないのです。

 電力消費が多くなればなるだけ、高い利率で料金を徴収して良いのです。あまり使うなといっているようなのです。

 

 電気事業法があります。その19条2項にこんな記述があります。

「料金が能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものであること。」

 つまり、「電気料金」=「適正な原価」+「適正な利潤」。無茶苦茶なコストをかけたり、過剰な利潤を乗っけることは許されないわけです。
 こういう料金の決め方を、「総括原価方式」と言います。

 この法律、不当な料金設定から消費者を守ってくれる「まともなもの」と見えるかもしれません。だが、ビジネスの目線で見てみると、電力業界以外で経済活動をしている人からしたら、随分とうらやましい方式ではないでしょうか。

 コスト(原価)に必ず「利潤」を乗っけて料金を決めていいのです。市場で商品が売れなくて、原価割れで売りさばくなんていう事態は絶対にありえません。そして「地域独占」でお客は決して逃げず、決めた値段で買ってくれるのです。「適正な原価」というのも、ちょっと考えてみると??ですね。そして「適正な利潤」までもが「本当かな」になってしまいます。

 今回の東京電力の原発事故の補償問題にしても補償費を適正に価格の中に組み込んで、電気代として徴収することが出来、かつそれが東京電力という会社の事業であるというのですから、電気事業者とはいい会社です。

 自ら使用する電力を、自らが住む地域で発電をし、余った分については電力会社が購入してくれると、自家発電にかかわる住民の意識はもっと変わるでしょうね。

 もちろん単価の問題も出てくるのでしょうが、いいと思いますよ。

 高知県の山間部に降る雨は一躍エネルギー資源となるでしょう。
 消費地から生産基地になるのです。
 山間部に住まいする方々は、不便さを光熱費ゼロ円として置き換えてもいいのかもしれません。
 
 小水力発電システムについては、年間1万台程度の販売が見込まれれば、もっと安価なものが、出てくるはずです。
 目途としては、10~15軒程度の家庭が使用する電気を発電するシステムが、100万円程度になれば、今回のテレビの買換え需要まではいかなくても、相当な販売予定が立てられると思うのです。



 そのうちみんなの車も電気自動車になるのでしょうから、問題ナシです。
 必要なエネルギーを目の前を流れる渓流が作ってくれるというわけです。

 さらに大規模発電を意識するより、環境には優しいはずです。

blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村


本物か?

2011-08-08 10:46:38 | 手前かってな推論。
 橋下徹という一人の知事が、またやってしまいました。
 彼は数年前まで弁護士として、またテレビ番組のコメンテーターとして活躍をしていたのですが、大阪府知事になって以来快進撃を続けています。

 彼の政治的背景は、既存の政党でもなく、宗教団体でもない。労働者代表といったものでもない。演出かもしれないが、単に「大阪が好き」「既存の政党では、改革は無理。」そうした解りやすさがうけているように思える。

 地域政党ですね。

 現状不満足が、新しい流れになり期待感を持って、うねりを生み出しているようです。

 しかし高知県は起きないね。
 現在の状況に満足しているのだろう。

 と言うのも昨日、前市長の辞職に伴う大阪府守口市長選が行われて、橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」が推薦した前市議、西端勝樹氏が、民主、自民、公明、共産、社民の市議らが支援した前市教育長、藤川博史氏との一騎打ちを4千票余りの差で破り初当選したのです。

 維新の会の首長選候補としては、公認候補が初当選した4月の大阪・吹田市長選に続く勝利なのです。そして今度は橋下知事は11月に、任期満了に伴う大阪市長選と自らの辞職による知事選を合わせたダブル選挙を目指しているようなのです。

 「大阪都構想」を本気でやろうとしています。
 そして着々と実績を積み上げています。

 しかし凄いことを!!。

 大阪府民はどんな選択をするのでしょうね。

 高知県もなんとかならないものですかね。
 特に東の方は。
 明治維新やら第2次大戦後、政治家を輩出した土佐の高知は、一体どうなっているんでしょう。
 外からの刺激に少し鈍感になっているのかもしれません。
 そして諦めが先に出るようです。
 「ドウセ何をやっても、いかんでね。」

 で「俺は知らん。」にはじまって、「ヤライちゃらん。」が発せられ続けています。
 残念なことです。

 「大阪維新の会」。これからも注目してみていましょう。

blogram投票ボタン

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村

年金

2011-07-24 10:30:10 | 手前かってな推論。
 私も年金をいただく年齢になりました。手続きに行かなくてはなりませんが、最近妙に気になりだしたのです。新聞紙上やネット上の情報をまとめると次のようになるようです。

 7月13日、厚生労働省が2010年度の国民年金の納付率が59.3%と、3年連続で過去最低を更新したと発表したのです。非正規労働者の増加、若者世代の年金制度への不信感などにより納付率の低下に歯止めがかからない状態となっているからだというのです。
 しかも、こうした状況をより今以上に悪化させかねない問題があるというのです。
 それが「2013年問題」なのです。

 サラリーマンなどが老後に受け取る厚生年金。会社を定年で退職すると60歳から支給が始まり、ぜいたくはできなくてもそれなりの生活ができるというものだった。しかし、それが崩れつつあるのです。

 厚生年金は1階の定額部分と2階の報酬比例部分からなっていますが、定額部分の支給開始はすでに引き上げられており、現在は65歳からです。そして2013年、つまり再来年からは報酬比例部分も60歳では受給できなくなる。支給開始年齢は少しずつ上がっていき、最終的には2025年以降、年金を受け取れるのは65歳からになるのです。


 若い世代だけでなく、これから受給を受けるような世代にも先行き不安ですね。
 かつて自民党は100年年金といった年金改革をやったはずなのですし、民主党の現政権にとっても、妙に他人事のごとく表に出さないのです。
 問題として表面化しない間は「知らないふり」なのです。

 誰か分かるように解説して欲しいものです。
 どうすれば納得できるのかをです。

 このままだと、受給資格がどんどん先へ先へと先延ばしされてしまいます。
 年金として金を出さなければ、制度としては存続できるのでしょうが、支給をしない年金制度に最早意味は無いと思うのです。
 年金として納めた金額は、国民から預かった金額はいったい何処に行ったのか。

 制度崩壊に向かう前に、なにか名案を出してください。
 
 ただ、徴収率を上げるのはダメです。
 今以上に支給開始年齢を引き上げるのもダメです。
 どうにもならないっていうのもダメです。
 年金機構の組織変更だけでも無理でしょう。
 全体として信頼度を取り戻しながら、キチンと管理できないとこうした組織はもたないのです。

 うがった見方ですが、少々使ってもなんとかなると思っていた方々がたくさんいたのですし、これだけ利息が、イワユルお金が金を生む金利が低下するとは思っていなかったのです。さらに、国民のお金を預かっているという意識が政治家に官僚に無かったのです。

 民間の金融機関がこんなことをやれば、即倒産ですね。
 なぜだか「国」がそれをやっても、「仕方がない」ということになります。
 国民に甘え続ける政治家がいます。思い上がっている官僚がいます。
 そしてすべてを許している「和をもって貴しとナス国民」がいます。

 結果は推して知るべしでしょう。
 

 さてね。どうすればいいのやら。
 期待しています。受給資格はあるのです。

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村

 



B型で短絡的

2011-07-04 20:01:31 | 手前かってな推論。

 松本龍復興担当大臣の発言についてマスコミが反応しています。情報が一人歩きをしているようにも感じますが、どうにも政治家の先生方との意識の差を感じています。

 「このまま真っすぐ向いて復興にあたっていく」と大臣は辞任を否定したそうです。

 松本龍復興担当相が7月3日に岩手、宮城両県庁を訪れた際、発言した内容についての論評なのです。

 岩手県庁での達増拓也知事との会談では、

 「俺、九州の人間だから何市がどこの県とか分からない。仮設住宅はあなたたちの仕事だから、我々は次の恒久住宅みたいなのを構想するから、どういう知恵を出せるか、知恵合戦だ。知恵を出したところは助けますけど、知恵を出さないやつは助けない。それぐらいの気持ちを持って。
 だから、もう「あれが欲しい、これが欲しい、は駄目だぞ、知恵出せよ」

 知恵の出さないものは助けないのだ。困った復興担当大臣です。
 そんな事いわれなくとも、各県とも命懸けでやっていると思うがね。
 なんという上から目線なんだろうか。助けてやるから感謝しろといっているのでしょう。

 宮城県庁での村井嘉浩知事との会談では、

 「何でも相談には乗る。だからしっかり政府に対して甘えるところは甘えて。こっちも突き放すところは突き放す。3分の1から5分の1に集約すると言っているが、県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々も何もしないぞ。ちゃんとやれ。今、(村井氏が)後から入ってきたが、お客さんが入ってくる時は自分が入ってからお客さん呼べ。自衛隊ならそうやるぞ。最後の言葉はオフレコです。」

 こんな話は、カメラが来ていることを承知の上で、さらに記者を前にして担当大臣が知事にいうことではないだろう。
 「俺は偉いんだよ。」何を言っても許されるといっているような感じがする。

 「末は博士か大臣か。」といった人生の到着点、最高点にいるとの思い上がりでしょうか。
 彼の選挙区が被災地だとしても、そんな発言になるんだろうか。
 普通は「頑張らないと、助けないよ。!!」などと被災地で言えるはずもないのです。

 こんな情報がネット上で氾濫しているのです。
 
 ただ、こんな馬鹿な発言をする大臣を指名した首相の責任を「これぞ政局。」として復旧事業が遅れるのは主客転倒というものです。
 
 しかし、そうはならないだろうね。またもめるのでしょう。

 次はまた、自民党政権になりますよ。たぶん。

 だんだんと政治家という人達を信任できなくなるなあ。

 今まででも、金の問題やら、女性問題。政治家の先生方の生活ぶりが問題になりましたが、仕事まで上から目線でやられたら、民主党政権もついに終末期に入ったようです。

 情報公開という今の状況下において、そうしたことを全く理解していない人はマイクを向けられても発言をしてはいけません。
 
 大臣になって有頂天になっているのは理解できるにしても、いい加減にしないと、すべてを失くすことになることを理解するべきです。

 血液型がB型だから短絡などといわず、地方は中央の、政府の言うことを聞けというほうが妙に納得する気がする。

 B型のせいにするんじゃあない。
 私もB型です。
 私も短絡的かな。
 だけど皆がそうではないと思う。
 
 にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へ
にほんブログ村
 


覚悟があるか

2011-06-02 13:58:36 | 手前かってな推論。
 あと数時間で採決が行われます。どうなるのか?
 2009年9月に300議席を越える絶対安定多数を獲得した民主党、政権交代が実現したのですがまだ2年も経っていない時期に不信任決議案の採決なのです。
 自民党ではダメだと民主党にシフトしたのですが、こちらもダメでしたね。

 最初の鳩山由紀夫氏は、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題、沖縄の普天間基地移設問題などで内閣総辞職になりました。
 
 次の菅内閣も3月の震災がなければ、既になくなっていた可能性があったのです。


 今回、不信任案が可決されれば、菅首相は衆院解散・総選挙に踏み切る構えを見せています。さてね、その覚悟がありますか。
 いま解散総選挙をやればどうなるか。分かっているはずです。
 最もリスクが高いのは、小沢チルドレンといった、先の選挙で新たに代議士になった方々でしょう。ほとんどの方々が落選することになるのですし、当然政権は再度自民党に担っていただかなくてはならない事になるでしょう。未だ多くの方々が地盤を造ってはいないでしょう。風が吹いて議員になっただけですからね。
 小沢チルドレンの方々にそんな覚悟がありますか。

 内閣総辞職の可能性について考えると、どうだろう。
 菅さんは、小沢さんを含めて内閣総理大臣の役職を禅譲することはないと思うのです。
 無駄な意地を通そうとするでしょう。そんな気がします。

 党内には、東日本大震災で東北地方を中心に壊滅的な打撃を受けたことで、衆院解散・総選挙は事実上、不可能だと見る向きもあります。しかし、首相はすでに衆院選は実施可能だとする政府の立場を明確にしようとしています。首相に近い議員の一人は「首相は反対する閣僚を全員罷免してでも、解散するつもりだ」と強調しているのです。
 脅かしですね。解散するよ。困るのはあなた方ですよといっているのです。

 首相周辺には、大量の造反者を除名処分か離党勧告処分とし、その選挙区に刺客を擁立して選挙に臨む構想を口にする向きもある。そんなことが出来るなら、地方選挙であれほど無様な状況にはなってないのです。

 もう少しで採決です。待ちましょう。
 ほとんどの代議士の覚悟が見えます。
 自分達の保身や体裁の繕いに腐心しているかどうかがわかります。
 国会議員は本来日本全体のことについて考えていただくための役割を担っているはずです。

 米格付け会社ムーディーズは31日、日本国債の格付けを現在の「AA2」から引き下げの方向で見直すと発表した。同社は今年2月に菅政権の財政運営に対する不信感などを理由に日本国債の格付け見通しを「安定的」から「格下げ方向」に引き下げていたのです。それをさらに引き下げようとしています。

 外国の方々も原発への関心は当然ですが、この非常時に政治が混乱している現状をどう思うのか、評価はどんどん下がっています。困ったもんだ。

 ただ為替は下がらない。1ドル81円台から動かないのです。
 なぜだろう。円高ドル安です。どんどんドルが売られて円が還流しているのです。
 円安には当分振れないのかな。輸出企業が楽になるだろうにね。

 多分採決は否決かな。仕方ないねえで終わるでしょう。
 そんな気がする。
 そしてまた責任の転嫁が始まるのです。

 日本中が震災で震えています。未だに余震が続いています。
 とくに東日本で揺れています。
 そして、南海と東海の間が静まり返っています。

 こわいね。妙に静かです。嵐の前の静けさならぬ大地震の前の静寂なのでしょう。
 当てにならないものは、ほっといて、自分で出来ることをやりましょう。


にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へにほんブログ村