ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

記念イベント検討会

2011-01-28 10:48:19 | 森林鉄道物語
 今年2023年は森林鉄道が明治44年に馬路村から田野町の貯木場まで完成して以来丁度100年になるのです。
 保存する会の先生方は「開通100周年記念イベント」を開催したい意向のようで、検討会を続けております。

 25日の夜、4回目の検討会が開かれました。この会でイベント事業の候補が発表されたのですが、多岐にわたる内容でした。魚梁瀬ダムでコンサートだとか、100kmマラソン、小学生の絵画コンテストに山の音楽会にハイキング大会、隧道でカフェバー、チョロQ大会、・・・・。
 一見、限りなく広がっているようなのです。が・・。




 当初ですから、もっと広がっても良いのですが、真面目な方が多いものでこじんまりとまとまった印象です。

 これから、実施主体の実行委員会を組織し、事業内容を確定しなければなりません。
 まだまだこれからです。

 かつての高知県東部地域の生活は、長い間森林の豊かさに依存していたのですから記念事業ぐらいは真面目にやりましょう。

夢の額縁

2011-01-22 00:34:43 | 花の谷
 花の谷(安芸郡北川村)でやりたいことが、日々増え続けて困っています。
 やりたいことがたくさんありすぎて、際限がないのです。一度計画を案としてまとめる必要がありそうです。

 私の年齢のこともあり、財源の問題もありますから額縁を考えることにしました。どこかで限度について決めておかないと、全部が中途半端になりそうだからです。

 四季折々の顔を見せてくれる花の谷。花の谷の魅力は、自然の魅力。あまり壊さず、楽しく出来ればいいのですが、さてどうなるか。


 冬の谷はこんな感じです。



 梅雨時期にはこんな感じになります。雰囲気はまるで違います。いいところです。

 先ずは基地になる場所を考えています。2~3年かかるかなあ。ログハウスですね。
ログハウスの準備に入るのですが、学習する必要がある課題がたくさんあります。まあ着実にゆっくりとやるだけです。
 さらに基地の中には陶芸の窯が欲しいですね。 
 ついでにピザ釜も作ってみようかな。そうです。竹の炭も焼く必要がありますから、炭窯も必要ですね。

 いまは石垣を築いて周辺の竹林の整理をしています。
 もうすぐ竹の子が生えてきます。楽しみです。

 野菜を作る畑も欲しいね。自家消費用でいいのです。イメージは昭和の30年代の田舎の生活かな。
 それに「花の谷」らしく新たに先ずは500株程度の花の苗を植えましょう。

 肝心なのは、街中の市場かな。「花の谷」の産品を街中で販売する場所を確保したいですね。「花の谷」にあって売れそうな物がたくさんあるのです。

 こりゃあ、忙しいねえ。まあゆっくりやりましょう。

広域行政の課題

2011-01-20 10:04:41 | 田舎の理屈
 平成5年頃の高知新聞は伝えています。実に興味深い記事です。
 道路の運動資料を探していたときに偶然目に入った記事です。



真価問われる広域行政(東部9ヶ町村)

 決まらぬ地域テーマ

 境界の枠どうクリア?

標題に掲げられている言葉です。平成5年の記事ですから、記事が出てから随分と時間が経っているのですが、課題は解決されているのか、一見して興味を引きました。

 広域行政って今ひとつ良くわからないところがあって、評価については定かではないのですが、記事の締めに書かれている記述が面白いのです。

 「安芸市町村圏事務組合は5年度から従来の海外研修などのほか、地域おこしの情報を収集して振興計画を策定する。新規事業も行うが、これには9市町村が結集できる具体的なテーマ設定が欠かせないだろう。一つの自治体では太刀打ちできない変革の時代はすぐ目の前だ。」

 この記事を読んで、何時の記事なのか良くわからなくなりました。もう17~18年前の記事なのです。

 事務組合の役割と各自治体のそれは違うとは思うのですが、何時の時点でも状況は共に共有しているのですから、対応策の策定と実施事業の内容について相互に問題意識をもって検討してきたのだろうか。
 もしいま同じテーマで記事を書いても同様なものになるんじゃあないかな。
 
 地域テーマは決まったんだろうか。
 あれやこれや考えてみても、う~~ん。20年近くたっても??。

 みんながんばりましょう。

 
 

先進事例 2

2011-01-19 16:05:30 | 四国の道を考える会
 一本の電話が鳴ったことから、道路をテーマとする運動を始めることになったのです。

 当時私は商工団体の職員で,時期は平成4年(1992)の春じゃあなかったかな。随分と昔の事になってしまいました。

 その電話は徳島県のある事業主の方からでした。「高速道路の計画さえない地域からのメッセージを出してはどうか。」といった話でした。

 平成4年頃から商工団体の中でも事業の広域連携について検討が始まっていたのです。しかしながら具体的な活動内容について模索中だったことから、道路の整備計画さえないことを地域の問題として提起することについて、検討をすることは全く問題はありませんでした。ただ高知新聞への意見広告の掲載については財源の確保が問題でした。100万円単位の金が必要だったのです。
 東部地域の商工団体の青年部組織が主体となって実施することを決定し、事業は事務局担当を東洋町に移行して実施することとしました。
 一人1000円の募金を募り財源とする活動を始めたのです。単純に1000人から1000円を頂ければ、事業は遂行できるのです。
 



 未来(あす)への道
 ここだけがナゼ!!
 高速道路計画のないまちからの意見です。

 ・・・・・・・・。

 最後にこのように締めくくっていました。

  私たちはこれからも安芸ー阿南ルートの高速道路を実現する運動を展開します。
  なお、この広告は一人一人の会費によって掲載しています。

 この意見広告は平成5年(1993)4月20日と11月3日に高知新聞の半面広告として掲載され、大きな反響をいただきました。

 「四国の道を考える会」が高知県室戸市最御崎寺で開催されるのが平成10年10月23日ですから5年前の話です。そして今から18年ほど前に企画された事業でした。

 最近は道路整備も少しずつではありますが事業化されています。
 昨年8月には地域高規格道路の奈半利から北川に向けた道路が一般供用されたことは、皆さんご存知の通りです。
 いま平成22年の段階では高知県安芸郡芸西村と安芸市大山岬付近で工事がすすんでいます。

 やっと次は四国の道を考える会の第一回大会です。
 問題は大会の要旨と人集めを含めた広報でした。
 なにしろ民間でこのような大会を高知県東部地域で開催するなど初めての試みだったのです。
 私はいまだにこの活動を引きずっているのです。
 よきにつけ、あしきにつけ・・。
 


 

新たな作業

2011-01-17 09:43:30 | 花の谷
 新たな作業を始めました。
 石垣を築き始めたのです。

 面白い作業でしたね。



 先週の作業の際に気になっていた、この傾斜をなんとかしようとしたのです。
 しかし、石は重いねえ。今までの竹とは全く違う素材だけに、楽しさ倍増です。
 今回から重機の助っ人をお願いしました。

 重機の力の強いこと、凄いね。人の力など全く問題ないような圧倒的なパワーです。
 重い石をひょいとつまんで動かすのです。なにやら可笑しいぐらいです。

 「地震でも来れば、崩れるかもしれんね。」
 「崩れたらまた積んだらえいがよ。」

 気楽にやっております。

 高知県の東部地域北川村の花の谷は冬景色になって、新たな表情を見せてくれております。
 田舎の贅沢です。
 

楽しい時間

2011-01-11 00:42:11 | 花の谷


 昨日、日曜日の午後、また北川村宗の上(花の谷)に行って作業をしてきました。
 楽しいですねえ。
 どんどんとやりたいことが増えてきます。



 相変わらず川の流れは澄んでいました。
 この場所の大きな魅力の一つです。
             

 大きな木の枝を落とすと、結構な量の薪が出来ました。燃料確保です。
 今年の夏にここでキャンプをする予定ですから、準備を始めたのです。
 あと、ちょっと座るテラスとトイレが必要です。

 8月初旬に2~3日、ここでテントを張り、10人ぐらいを呼んで楽しみましょう。
 
 それまで仕事仕事。と週一回の作業です。

 どんどんと花の谷の計画が進んでいます。

50,000人

2011-01-09 10:48:23 | 日記
 ありがたいことに、このブログに訪問していただいた方の人数が累計で5万人を越えてしまいました。
 ありがたいことです。

 その5万人の方々がこのブログにお見えになった回数、アクセス回数が115,000回。一人の方平均2回とちょっとお見えになったことになります。

 手前勝手な写真・拙文を多くの方々に見ていただいております。
 恥ずかしくも在りますが、はじめたいじょう、できるだけのことはやってまいりますので、よろしくお願いします。

 こうしたキリが良い数字が出ると、ちょっと身が引き締まります。
 これからもよろしくお願いいたします。

先進事例

2011-01-08 10:55:12 | 四国の道を考える会
 「四国の道を考える会」を開催することになったきっかけの一つだろうと思うのです。
 それが「明日の道を語ろう会」。
 当時の資料にキャッチコピーとして書かれています。
 「おらも
  おんしゃも、しゃも鍋喰うて明日の道を語ろう会」
 

 平成9年(1997)9月22日に桂浜で開催されたのですが、6分科会をもった結構大規模な大会でした。国会議員の先生方が分科会アドバイザーを勤めて当時の知事から高知市長、議会関係者まで総動員といった構成で、私は国会議員のY先生の分科会に入って議論をしたことでした。
 この大会では準備にも借り出されて、はりまや町のT組の社長宅に夕刻から集合して協議を重ねた記憶があります。

 当日は鍋をつついて、楽しい時間が持てたことでした。
 何故だか解らなかったのですが、桂浜の砂浜で綱引きをしましたね。面白かったですよ。

 高知県の東部地域で「四国の道を考える会」の名前を付けるときに、「考える会」としたイメージがこうした会の先進事例にあったような気がしています。
 地域はいかにあるべきかといった問いかけをする、そうした会を目指していたのです。

 さらに東京の建設省へ陳情活動のために上京した最初の大会となりました。当時は橋本龍太郎総理大臣の下、石川県選出の瓦力氏が大臣でした。
 陳情中に電話がかかってきて、大臣が中座したのですが内容が筒抜けで、大臣って役割は大変なことだなあと思ったことでした。石川県に能登空港を建設しており、空港への連絡道路の件だったようです。相手は運輸省の官僚だったような。

 この「明日の道を考える会」は翌年4月には波濤編と題して高知新港船上でも開催したのですから、お金のかけ方が「四国の道を考える会」とはずいぶんと違いましたね。

 高知のお城下の方々はやるときにはやるのです。

 私は波濤編には参加していません。船酔いをするからです。
 道路をテーマとしたイベントを開催するきっかけになったように考えています。

 「四国の道を考える会・室戸編」が開催されるのが平成10年ですからほぼ1年前の話です。

 当時の青年達は元気でした。
 今年は平成22年ですから13年ほど前のことです。
 

銘名木

2011-01-07 09:39:44 | 観光資源提案
 おかしいのですが、先日行った野根山街道酒抜きツアーの際撮ってきた木の写真に勝手に名前を付けてご紹介することにしました。



 題「かずら細工」なにやらかずらを巻いて造ったバスケットみたいに見えました。



 題「ザウルス」一見して恐竜のようでした。10m以上も長い首を持っています。



 題「テニスエルボー」運動をやりすぎて曲がってしまった肘と名前を付けました。
 何でこんな形状になるのか解りませんが、けっこうありますね。こんな木が。



 題「ダンサー」腕を回して踊っているように見えます。自由に枝を広げています。



 題「櫛」櫛のように枝が上に伸びています。それも水平な枝からまた小枝が出てこんな形になっているのです。水平に伸びる木の両端はちょん切れています。根は何処にあるかというと、真ん中辺りに地中に入っていました。これもこんな形のなるのに結構時間がかかっているのでしょう。自然は時に不可思議なことをします。


 題「ストロー」幹から出た根っこがそのまま地中に入っています。木がストローで地中から栄養を吸い上げているのです。



 題「ヒメシャラの恋人」そのままです。一対のヒメシャラが、緑の風景の中で独特の魅力を発散しています。

 面白いでしょう。自然の造形は見て飽きないですねえ。
 まだまだあるのでしょうが、時間がなくて撮ってくることが出来ませんでした。
 写真をとるためにだけ、野根山街道に入りたいものです。

谷の新春

2011-01-05 22:30:28 | 田舎の理屈
 4日午後行って来ました。今年最初の作業です。

 なにか、行きたくて仕方がないのです。
 2週間ぶりの宗の上(花に谷」は絶好の天気で光っていました。

 

 いつもより静かで、いつもよりゆっくりとした時間が過ぎているようでしたが、作業が始まると、いつもながらの仕事量でしんどいことでした。
 


 結構片付いたのです。
 どんどんかっこよくなるものですから、欲が出て楽しいことです。

 

 夕方帰路につくころに山手の竹やぶが、妙に目立っていました。

 また、何日か行ってみるか。孟宗竹の竹やぶに。遣り残した作業がありそうな気がしています。
 仕事は何時行っても、何かしら見つかるから面白いものです。

 ログハウス建設の準備や勉強もしなければなりませんし、忙しいことです。

 そう、たまには仕事もしなければなりません。

 谷の新春は田舎の魅力に溢れています。
 何時の日にか、この場所に観光客を満杯にしてやろうと思っているのです。