ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

森林鉄道観光事業化プラン。1

2010-12-08 22:45:12 | 観光資源提案
 魚梁瀬森林鉄道遺産・遺跡は昨年,国の重要文化財に指定されたこともあり、それを単に見せることでも結構インパクトがあると思うのですが、説明役としてのガイドが観光客に同行しないと、どうも分かりにくいのです。
ただ、現状としてはガイドの数も少なく、団体の観光客以外対応できない状況です。

 そこで森林鉄道遺跡を使って観光客を集める仕掛けが遺産の存在とは別に必要だと思うのです。

 安田町の安田川河口辺り、国道沿線に製材工場の跡地があります。実に魅力的な場所だと思っています。そこの海岸にはサーフィンをする若者が既に集り、遊んでおります。ただ彼らには観光客としての経済効果を期待できない状況かと思うのです。

 そこで、あの場所を森林鉄道の観光産業化の基地に出来ないだろうかと思っています。
 
 この場所の特徴は、人を集めるにしても十分な広さがあり、国道の隣接地でもあることから利便性はこのうえも無いところなのです。さらにこの場所は森林鉄道の安田川線の軌道として利用されていた場所でもあります。

 この場所と、軌道跡の道路として使われている路線を観光事業化することが出来るのではないかと考えています。
 高知県各地に観光施設は存在しますが、何処に行っても分かりにくいのです。
 各地域ごとにインフォメーションセンターが必要なのではないかと考えています。

さらに観光を産業として位置づけ、観光業務を遂行する行政組織を作るのです。
 そして、この場所を拠点とするのです。

          

 この道がかつての軌道敷ですが、現在は町道として利用されています。そしてここから2Km弱の場所に田野貯木場があったのです。

 それほど詳細な説明をする必要もなく、ただ大まかに全体像として客を案内する場所があればいいのです。
 ついでに貸し自転車でも準備してあげれば、観光客は勝手に楽しンでくれることでしょう。高速交通時代だけに、田舎に来るとゆっくりペダルを踏んだり、歩いたりする場所があるといいとおもいます。
 あとは座る場所と、軽食を提供する施設だけですね。
 そう、安田町にはスーパーマーケットも廃業してありませんから、そうした施設の運営について考えると、可能性は飛躍的に増えることでしょう。

 安芸郡安田町不動。いいばしょです。ちょっと背伸びすると太平洋の海原が眼前に広がります。

 

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