ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

赤い壁

2010-12-24 06:15:04 | 観光資源提案
 最近仕事で室戸によく行くのですが、あちこちに赤いレンガの塀があります。白い漆喰の塀や壁、蔵などと良いコントラストを見せています。

 

 いつの頃から、こうしたレンガの塀が造られはじめたかについては定かではありません。
 漆喰や石の塀しかなかった場所に、突然赤いレンガの壁が出来たのです。当時としては真にハイカラな、目立つ存在だったろうと思います。異彩を放つとはこういうものを言うのでしょう。

 木材の運搬を船に頼っていた頃、土佐の木材を畿内に運んだ船が帰りに船底に積んできたとされるレンガ。今でもあちこちにレンガを使った建造物が残っているのです。時間の経過と共に、いつの間にか周囲の風景に溶け込んで違和感無く、今でもそこにあります。
 面白いものです。

 奈半利にもレンガの蔵がありますが、高知県東部地域全域に、少し華やかな景観を提供している赤いレンがです。

 レンが専門の職人さんでもいたんでしょうかね。
 レンガを積む名人の話なんかも集めてみたら面白い人物列伝が出来そうです。

 

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