ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

真ん中の家。

2009-09-08 18:40:25 | 建造物入門
 明治23年(1890)ごろ、建築されました。樟脳等の製造販売で盛んに商いをしていた高田屋の蔵です。

 東部人物列伝にある民権派実業家・竹崎才吉が40歳程で建てたのです。前年22年に国立八十八銀行の取締役となり、株主順位2位という時代でした。そして翌年高知県議会議員に初当選をするのです。

 主屋は、桁行4間、梁行6間、切妻造りで桟瓦葺きなのです。

 珍しく蔵の入り口は災害に備えて屋根が2重になっており、蔵自体は押縁下見板張りです。今は美術品のギャラリーとして利用されています。
 主屋は今、和風喫茶として営業中です。

 奈半利の中心、国道沿に位置して威容を誇っているのです。
 竹崎さんって言うより、高田屋さんって言うほうが早いかな。


 

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