春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

子育てしながら正社員として働くという幻想

2014年07月15日 12時33分05秒 | 日記
久々に前職の同僚A子(既婚子なし)に会って話をしたら、子育てしながら正社員として働くなんて、公務員やそれに準ずる職場、潤沢に資金がある大手企業以外では本当に難しいことなのだと実感した。

子育てしながら働く人には、それなりに賃金を安くして、その代り早く帰れる、みたいな制度を作らないと、職場が疲弊してしまう。

当たり前の制度のようだけど、そんな制度、中小企業では無い会社の方が多いんじゃないか?

中途半端に男女平等・全員総合職なんていう看板を掲げてしまった会社で、子どもを育てながら働くなんて針のむしろの上にいるのと同じだ。

子どもを持たない人が、同じ給料なのに忙しい職場で定時に帰る同僚に怒りを覚えるのは当然のこと。

未婚で家庭を持ちたい人から見れば子どもを産んだ女性は既に「ゴール」してしまっている。自分だって「ゴール」を目指すべく私生活を充実させたいのに、先にゴールした人のせいでそれが犠牲になってしまう。

子育て中の人にとって、会社の制度が整っていないということは、他の人に仕事を押し付けた上で定時に帰ってしまうのに、ほかのみんなと同じ給料をもらえるという、心苦しいけれどもラッキーな状況になると思う(そして本当に心苦しい人は、やっぱり辞めてしまう)。

どんなに「仕方のないこと」と割り切ろうと思っても、仕事を押し付けられた側の心の闇は消せない。

私が以前働いていた会社では、今回会った同僚A子とは別の同僚B子が育児休暇を取った後に仕事に復帰しました。

それと同じ時期に、心を病んだ後輩C子が傷病休暇から復帰したのだけど、復帰した先は元いた現場ではなく、本社の管理部だった。しかも、与えられたのはとても簡単な仕事。

育児をしながら通常業務に戻った同僚B子は、本社でぬくぬくと働く後輩を見て、「私は子供を抱えて現場で働いているのに、病気だからってC子が本社に配属されるのは不公平だ!!」と言ったそうです。

それを見た、同僚A子は「C子が優遇されて気に入らない気持ちはわかるけど、育児シフトで周りに迷惑をかけているB子が言うんじゃねえよと思った」と言いました。

…これよ!これなのよ!!

給料がうんと下げられているとかでなければ、周りは絶対に待遇の違いに納得することはできない。

A子はB子もC子も同じように優遇されていると思うけど、B子はB子でC子が優遇されてずるいと感じてしまう。

通常運転をしている人が納得するような制度をつくらないと、結果的には「優遇されている」本人にとっても良くないと思うのよね~。

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