日野市神明 kei's ピアノ教室 ブログ【エンジョイピアノ♪】

小さなお子さんは音楽で遊び耳を育てることから。アンサンブルで音楽がもっと好きに。ピアノが一生の友になるようお手伝いします

ピアノへのモチベーションを保つ工夫

2012年06月09日 | ピアノ教室
ピアニスト辻井伸之くんを育てた川上昌裕さんが自身の著書の中で、

「ピアノを長年やっていても、ただ楽譜どおりに弾く訓練しかしていなければ誰でも即興演奏ができるとは限りません。

普通にピアノの勉強をしているだけでは作曲の技術が自然に身につくということは望めないと思います。しかし少しだけ意識して、音楽を創るという発想を持てば、作曲はそれほど難しいことではありません。

細部にこだわらず、少し息を抜いて、自分の知っているメロディで遊びながら即興演奏してみるとか、あるいはよく知っている曲をいろいろ料理してみるとか、ちょっとした遊び心で、クリエイティブな感性はすぐに育つのです。」

とおっしゃっていた。

わー、私と同じ意見

って、ちょっとおこがましいかしら。

昔ヤマハで、子供達が自作曲を演奏し発表する特別なコースを担当していた。
そこでは2小節ずつリレーで即興演奏し、クラス全体で1曲を作る、
ってことをウォーミングアップでよくやっていた。

そして最近。
一部の小学生の生徒さんとレッスンで即興演奏や作曲をやっている。
別に川上さんの文章を読んだからではない。

たまたま、聞いた事のないメロディーを弾き始めた生徒さんがいたので、
尋ねると「自分で作った」と言うので楽譜に書き起こしたのが始まり。

続きも作るよう促したところ、自分の好きなアニメ曲をイメージし、
ピアノを弾いてくれた。
これが素敵なメロディーで私は大層気に入っている。

また別の生徒さんには「ちょっと遊ぼう~」ともちかけて、
即興演奏をしてもらっている。

エレクトーンでロックのリズムに合わせて生徒さんが適当に弾く。
そのメロディーに合わせて、私が瞬時に伴奏をつける。
瞬時と言っても音を聞いてから反応するので、
1拍くらいは遅れるけれど、それはおかまいなし。

それを何度か繰り返した後、ちょっとしたルールを付け加えた。

『同じリズムパターンを使う』
『曲の最後はドで終わる』


ルールはこれだけ。

すると、意外にもユニークなメロディーが生まれたので、
これも5線紙に書き留めた。
今後、面白い展開になりそうな予感。

これら作曲や即興の他、自分のよく知っている曲や、
アイドル、アニメの曲を弾いたり、コードを覚えたり、
各生徒さん、それぞれ違う方法でレッスンしている。

クラシックの既成曲を弾くのと、
自由で楽しい音楽をうまく組み合わせることで、
生徒さんたちのピアノへのモチベーションが保てるといいなと思う。




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