トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

二輪用ETC 不具合対策

2017年10月21日 | ハーレー XL883L

7月にミツバ二輪用ETC MSC-BE51を再セットアップして初めて高速に乗ると、入口は大丈夫でしたが出口バーが開きません。

ネットで調べたら、ETCアンテナとナビを100mm以上離すように取説に書いてあるETCメーカーがあるとのことで、自車の距離を測ったら80mmです。

・ETCアンテナをハンドル右側に持ってきてナビと190mm離しました。アンテナ角度は30度くらいに設定しました。IC接触部を白い紙をカードの大きさに切りICの位置に消毒用アルコールを垂らして湿った状態にして挿してから抜くのを数回行いました。コネクター部も接点復活剤を付けました。

   

・ETC本体は、サイドバッグの中内側に逆さまにマジックテープで固定しました。

一応 対策をしたので東北道を走行したら大丈夫でした。

 直ったと安心していたのですが、別の日にIC入口でバーが開きません。ちょっと右側を通ったのでアンテナはさらに右なのが気になります。コネクターの接点部とアンテナ線を再度見直し、アンテナ線の短絡はありません。

 妙義山へツーリングに行った時は、圏央道・関越道はETCは正常でしたが、山道でコーナーにあるスピードを出さないように舗装にデコボコの横ラインが引いてあります。かなりバイクに振動が来ます。そのままICの入口に行ったらバーが開きません。隣のICで降りETCカードを入れ直したら入口はバーが開きました。東関東道が路面が悪くデコボコがあり、ひどく凹んだところでは思わず腰を浮かすほどでした。途中の足利ICを降りる時にバーが開きませんでした。XL883Lのリヤサスが固いのも気になります。

 係員に確認すると乗った碓氷軽井沢ICの記録はあるとのことでした。ETCカードを挿し直したら東北道では路面も良く酷い振動もないせいか入口出口ともバーが開きました。

 メーカーに問い合わせると、正常に通れる時もあるので本体の故障ではないようとのことで、電源の瞬断か配線の引き回しを確認した方が良いと返事をもらいました。 ただ、ショップで点検しても必ず良くなるとは限らず費用だけは掛かるので自分で対策を行いました。

 

前回はコネクターのチェックだけでしたが今回は分解しました。特殊なY型のビスで止まっています。工具を持っていたので分解できました。

内部は水も入ってなくきれいでした。半田の割れもなさそうです。

ETCカードの接触部を接点復活剤できれいに拭きました。前回はアルコールで汚れを取るだけでしたが、接触を良くするためにできる限りのことを行います。

 

今回は、アンテナコネクターの接触部に加えて電源接触部も接点復活剤をシュッと吹きかけ余分な液を拭き取ります。

基盤側だけでなく、ケーブル側も同様に行います。

 

 

写真にはありませんが、アンテナ部も分解しました。アンテナ線の導通も問題ありませんでした。

アンテナ基盤も接点復活剤をシュッと吹きかけます。電波を受けるところがETCカードの接触部のような金色になっています。それから、アンテナ線の芯線と外側の網状の線部にも接点復活剤を吹きかけます。

特に網状の線はまとめて基盤に半田付けしてあるので、接点復活剤が浸みこむようにシュッと吹きかけて余分な液はきれいに拭きとります。 

気を付けないといけないのが、接点復活剤は短絡してショートする危険があります。

 

それから、アンテナはハンドル右側に取り付けていたのですが、ETCレーンの右に寄りすぎるとアンテナがかなり右を通ることになるので、電波を受けにくいと考えハンドル左側に移動しました。ナビは反対に右側にしました。アンテナの取付けは、アルミ板を加工して左ミラー部に取り付けてアンテナ取付けステーをねじ止めし角度は35度にしました。水平は左右5度以内です。分度器と水平器を使用して確実にセットします。

 

ETC本体は、今まではサイドバッグの中に逆さまになる感じでマジックテープで止めていたのですが、前回不具合が起きた時は強い振動が影響している気もするので、ケーブルのコネクターに負担がかからないようにプラスチック板にETC本体を取付けてスポンジを巻き、100均の自転車用のネットを巻いて四隅をサイドバッグに引っ掛けて浮かしショックを吸収するようにしました。ETC下には空洞ができるので物を入れることもできます。

 

左手前のフックを外すとETCカードの出し入れができます。

 

電源線の取り回しも少し変更しました。電源が瞬断されても再度電源が入れば問題ないと思うのですが、少しでも影響しそうなところは全て対処しました。以前は電源+線の曲がりがきつかったので、曲がりをゆるくして念のために衝撃を緩和するためスポンジを巻きました。

 

青い線がヒューズから取ったACC線で、ダブルのギボシ端子を付けてETCとUSB電源を繋いであります。

   

 

9月29日の奥武蔵へのツーリングでは、家を出る前にETCカードを入れ約10km走行して高速に乗り、高速を約40km走りました。高速ではICのカーブでデコボコの舗装がしてあり、高速上でも繋ぎ目の段差もありましたが入口出口ともバーは開きました。

帰路は、高速に近くなってからETCカードを挿入し直しました。それでも、一般道を約20km近く走行しデコボコもありましたが入口のバーも開き、出口のバーも開きました。

一応 できる限りの対策はしたし、ETCも正常に機能しました。

このETCは、ミツバMSC-BE51 でバイク用として20Gに耐えるとのことです。

なので、一番怪しいのが接触部の不良(経年劣化により接触部に被膜ができる)と考えます。ただ正常の時もあり判断に迷います。バイクの場合はアンテナはハンドル部に付けて、ハンドルを切ることによりアンテナ線に負荷もかかります。

これが原因だと言い切れるのはありませんが、とりあえず今回の走行では大丈夫でした。

しばらくこれで様子を見ます。 ただ、ETCカードは随時出し入れします。これは、「盗難防止で車両を離れる時はETCカードを抜いてください。」と案内もありますし、カードIC部の接触不良を避ける意味もあります。 不具合は出ていませんが、リヤサスがまだ固いので最弱にしました。

※この対策をしてから、10回の高速を走行して(入口出口で20回)開閉バーは全て開きました。これで一応安心して走行できます。ただ、どの対策が有効だったのかが分かりません。今後、信頼しきるとまた不具合が起こりそうなので用心して通ります。

◆皆さんには、この方法はお勧めしません。今回この方法を行ったのは、もう壊れてもいいと思って対策を行いました。不安な気持ちで料金所を通るのが嫌だったからです。なので、自己責任としてもお勧めできるものではありません。自分の記録用としての記事です。 

 

それから、NEXCOに注文があります。バイク用のETCは価格が高く取り付け費もかかります。 そして、バイクは所有期間も短い場合があります。するとETCの取り外しと新たに購入したバイクへの取付けとセットアップもあります。現実を考えると現在の状況ではなかなか普及しないのではないかと思います。

そこで希望ですが、車用の一体型ETCを防水ケースに入れて使用できるようになれば、電源取り出しができれば簡単に使用できるようになるし、普及ももっと進むと思います。 


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