仕事ついでにせっかくでしたので、奈良・和歌山県の自然崇拝の場所に行って参りました。
皆様、ご存知の通り、私達日本人は仏教的な思考回路で生活しています。が、その仏教伝来前は現在で言う神道を重んじてきたわけです。神道ってのは、すべてのものに命が宿っているという基本的な伝承。
何かといえば、形あるものには必ず命があり、畏れ敬うこと。
このベースがあったからこそインド発祥の仏教が日本に伝来してもある程度すんなりと政治に利用できた訳なんです。八百万の神。。私達の祖先が政治的に一神教を選択していたら生まれて来なかった思想なんですね。
さて、奈良の中ほど、吉野の山あい丹生(にう)川上神社があります。丹生上社、中社、下社の三社があります。神社ってのは経営しないといけないので由緒やら何をお祀りしているなどを可能な限り大袈裟に言わないと参拝者が来ないので、現在のこの神社は日本で一番はじめに水神を祀った神社として有名。
さてさて、この上社に行くとそもそもの信仰の対象がわかります。
本堂拝殿です。
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この小高い所になぜ神社が出来たのかというと、川向かいの山自体を御神体としていたから。
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山は水を蓄え、流域に実りをもたらすものと知っていたのです。
水を龍神となぞらえ、水神を祀る神社となっていったのは想像に難しく無いですね。
さて、まだ続きがありますが夕方ぐらいにご紹介しましょう。
では。
paikaji