7月の北海道出張で、関空発の飛行機が出遅れるというアクシデントに見舞われたのですが、そこで大阪のメンバーと奈良のメンバーは搭乗予定の飛行機が同じだったこともあり、待ち時間にも交流が深まりました。
札幌でも色々と行動をともにして……その後の運動の繋がりに……話は発展して行きました。
てなわけで、奈良の山中、標高450㍍近いところで無農薬・無肥料で茶と米を生産している農業青年、また、無農薬・有機栽培でハウス栽培をされてる農家、その娘さんの勤めているギャラリーを23人で訪問させていただきました。
最初に訪れたのは、若き農業者の古代米の田んぼです。
赤米、黒米なども栽培されてました。その少し登ったところに、茶畑があります。
本当にひとりで?とビックリするくらい大きな茶畑……その上る道すがら、大阪とは違う植生に(おいおい、本題とは違うがな……)も驚いていました。
ムラサキツユクサやクマザサ……シダの類……小さなワラビの芽のようなものが自生していましたが、彼の話によればこれはワラビなどの食べられるシダ類ではないとのこと。
茶畑の隣では、アワ、キビなども栽培しておられます。
茶畑で茶摘体験。短い時間でしたが、みんなで茶摘……私?写真撮るのに精一杯で、あんまり摘めませんでした……(^^;ちょぼちょぼと撮影の合間に摘んでみて、少し口に含んでみますと……かすかに良い香りがします。
で、みんなで摘んだ茶葉をこんどは大きな木製の桶に入れて蒸します。
蒸しあがるまでの時間を使って、ちょっと早いけど昼食タイム。その間にも色んな話に花が咲きます。
ここはガスも電気も水道もないので、火力といえば、薪、なんです。
大きなドラム缶の下に薪をくべ、お湯を沸かしてその上に桶を乗せる、というやり方で茶葉を柔らかくします。
そうこうする内に、だんだん火が通ってきた茶葉は、えもいわれぬよい香りがしてきます。
丁度良い塩梅に熱が通った茶葉を、今度は餅つきに使う杵に似た道具でポンポンと叩いて柔らかくします。
それから天日で乾燥させて……という幾つかの工程を経て、消費者の購入するような製品になります。
1日だけのことでしたので、当然乾燥までの工程を見届けることはできませんが、参加者一同、楽しみつつ茶作りの工程や苦労もしっかり学んできました。
また、生産者の方が準備してくれた飲み物はお茶なんですが、何種類も……水出し焙じ番茶と普通の番茶、紅茶に新茶……心配りに感謝……です。
そこを後にして次に向かったのは、300年以上前の建物を手入れして色んな企画を展示しているギャラリーです。
古い日本家屋の醸しだす佇まいに、周囲に茂る草木……その周りそれ全体が、まさにギャラリーだな、と感じました。
そこで展示されている数々のものたち、まるで命が宿っているように感じます。
また、カフェとしての営業もされていて、私たち一行はそれぞれ思い思いにドリンクを注文しましたが、豆乳オレンジや豆乳アップルを注文した方々は「全く臭みがないね」と驚いていました。また、私はアイス珈琲を頼んだのでしたが、大変まろやかで柔らかい味わい、でもって独特の苦味も強烈ではなく、スコンと飲んでしまいました。また、その器にもこだわりが見られて……気泡ガラスを使ったどっしりとした器で供されました。
う~ん、なんだか得した気分。
ギャラリーそれ自体は暑い日だったこともあり、窓も扉も開けっ放しだったんですが、こんな綺麗な環境にいると、バルコニーをトンボなどが飛んでいたり、あるいは虫が建物の中に入ってきたりしても、不思議とちっとも気にならないものですね。
そのギャラリーで働く若い女性の方のご両親の畑を次に訪問しました。
ここでは葉物を中心に多数の品目の青果物を30近いハウスなどで栽培されてます。
本当は収穫にも参加させていただくはずだったのですが、暑さのため、収穫作業は急遽中止として、見学をさせていただきながら、生産者の方に説明して頂きました。
そのハウスではルッコラとサラダ水菜を作っておられます。奥の方だけだったのですが、これは種をまく時期を手前から順番に調節することで収穫の時期も調節できる、つまり美味しいものをより長く味わってもらうためです。
また、畝をあえて作らずに栽培されてましたが、畝を作ることで通路は確保できるけど、色々やってみると収量や水はけの関係でその方法がベストだと分かったそうです。
研究熱心な農業者の方々によって、支えられているんですね。
ルッコラ……ゴマの香りがする葉物なんですが、地面から葉を1~2枚つまんで口に含んでみましたが……メッチャ美味しかったです。
最初は近くに流れる川の水で水やりしていたそうですが、それでは色々と病虫害などに見舞われ、なかなか上手くいかなかったので、井戸を掘ってその水を今は使ってるとのことです。
農薬は使わずに肥料はおもに牛糞を中心にされています。
見学が終わってから、みんなで野菜のバーベキュー……まあ、このときには若い女性陣の動きは素早かったです。私たち男性陣……なかなか出る幕がなかったです。
参加者のみんなでカボチャ、サツマイモ、万願寺、ニンジン……その他の野菜を焼きながら、食べながら、本当の野菜の美味しさを存分に味わいました。
また、ミニトマトも丸いのと少し長いのと2種類おいてあり、いずれも糖度が高くて、ビックリするほど美味しかったです。
「生産者と消費者、もっとお互いに踏み込んで行かな。」と言ってらしたのが、印象に残りました。
つまり、消費者ももっと生産者の場所にどんどん顔を出して、色々と現場を見て、勿論それだけじゃなくって、生産者の方々にも消費者のいる場所に来てもらって、そういう場をどんどん設定できればいいな、と思いました。
産直ショップを進めるだけじゃなくって、こういった、農園訪問ツアーみたいなものを企画することも大切ですし、産直野菜の販路拡大も大切な課題になってきます。色んなレストランや食堂、あるいは個人商店やスーパーでも置かせてもらえるような取り組みも大切になってきます。
生産者の方々、ギャラリーの方々、ありがとうございました。
お仕事……頑張らなくっちゃ!!
追伸……画像BBSに画像をアップしました。
札幌でも色々と行動をともにして……その後の運動の繋がりに……話は発展して行きました。
てなわけで、奈良の山中、標高450㍍近いところで無農薬・無肥料で茶と米を生産している農業青年、また、無農薬・有機栽培でハウス栽培をされてる農家、その娘さんの勤めているギャラリーを23人で訪問させていただきました。
最初に訪れたのは、若き農業者の古代米の田んぼです。
赤米、黒米なども栽培されてました。その少し登ったところに、茶畑があります。
本当にひとりで?とビックリするくらい大きな茶畑……その上る道すがら、大阪とは違う植生に(おいおい、本題とは違うがな……)も驚いていました。
ムラサキツユクサやクマザサ……シダの類……小さなワラビの芽のようなものが自生していましたが、彼の話によればこれはワラビなどの食べられるシダ類ではないとのこと。
茶畑の隣では、アワ、キビなども栽培しておられます。
茶畑で茶摘体験。短い時間でしたが、みんなで茶摘……私?写真撮るのに精一杯で、あんまり摘めませんでした……(^^;ちょぼちょぼと撮影の合間に摘んでみて、少し口に含んでみますと……かすかに良い香りがします。
で、みんなで摘んだ茶葉をこんどは大きな木製の桶に入れて蒸します。
蒸しあがるまでの時間を使って、ちょっと早いけど昼食タイム。その間にも色んな話に花が咲きます。
ここはガスも電気も水道もないので、火力といえば、薪、なんです。
大きなドラム缶の下に薪をくべ、お湯を沸かしてその上に桶を乗せる、というやり方で茶葉を柔らかくします。
そうこうする内に、だんだん火が通ってきた茶葉は、えもいわれぬよい香りがしてきます。
丁度良い塩梅に熱が通った茶葉を、今度は餅つきに使う杵に似た道具でポンポンと叩いて柔らかくします。
それから天日で乾燥させて……という幾つかの工程を経て、消費者の購入するような製品になります。
1日だけのことでしたので、当然乾燥までの工程を見届けることはできませんが、参加者一同、楽しみつつ茶作りの工程や苦労もしっかり学んできました。
また、生産者の方が準備してくれた飲み物はお茶なんですが、何種類も……水出し焙じ番茶と普通の番茶、紅茶に新茶……心配りに感謝……です。
そこを後にして次に向かったのは、300年以上前の建物を手入れして色んな企画を展示しているギャラリーです。
古い日本家屋の醸しだす佇まいに、周囲に茂る草木……その周りそれ全体が、まさにギャラリーだな、と感じました。
そこで展示されている数々のものたち、まるで命が宿っているように感じます。
また、カフェとしての営業もされていて、私たち一行はそれぞれ思い思いにドリンクを注文しましたが、豆乳オレンジや豆乳アップルを注文した方々は「全く臭みがないね」と驚いていました。また、私はアイス珈琲を頼んだのでしたが、大変まろやかで柔らかい味わい、でもって独特の苦味も強烈ではなく、スコンと飲んでしまいました。また、その器にもこだわりが見られて……気泡ガラスを使ったどっしりとした器で供されました。
う~ん、なんだか得した気分。
ギャラリーそれ自体は暑い日だったこともあり、窓も扉も開けっ放しだったんですが、こんな綺麗な環境にいると、バルコニーをトンボなどが飛んでいたり、あるいは虫が建物の中に入ってきたりしても、不思議とちっとも気にならないものですね。
そのギャラリーで働く若い女性の方のご両親の畑を次に訪問しました。
ここでは葉物を中心に多数の品目の青果物を30近いハウスなどで栽培されてます。
本当は収穫にも参加させていただくはずだったのですが、暑さのため、収穫作業は急遽中止として、見学をさせていただきながら、生産者の方に説明して頂きました。
そのハウスではルッコラとサラダ水菜を作っておられます。奥の方だけだったのですが、これは種をまく時期を手前から順番に調節することで収穫の時期も調節できる、つまり美味しいものをより長く味わってもらうためです。
また、畝をあえて作らずに栽培されてましたが、畝を作ることで通路は確保できるけど、色々やってみると収量や水はけの関係でその方法がベストだと分かったそうです。
研究熱心な農業者の方々によって、支えられているんですね。
ルッコラ……ゴマの香りがする葉物なんですが、地面から葉を1~2枚つまんで口に含んでみましたが……メッチャ美味しかったです。
最初は近くに流れる川の水で水やりしていたそうですが、それでは色々と病虫害などに見舞われ、なかなか上手くいかなかったので、井戸を掘ってその水を今は使ってるとのことです。
農薬は使わずに肥料はおもに牛糞を中心にされています。
見学が終わってから、みんなで野菜のバーベキュー……まあ、このときには若い女性陣の動きは素早かったです。私たち男性陣……なかなか出る幕がなかったです。
参加者のみんなでカボチャ、サツマイモ、万願寺、ニンジン……その他の野菜を焼きながら、食べながら、本当の野菜の美味しさを存分に味わいました。
また、ミニトマトも丸いのと少し長いのと2種類おいてあり、いずれも糖度が高くて、ビックリするほど美味しかったです。
「生産者と消費者、もっとお互いに踏み込んで行かな。」と言ってらしたのが、印象に残りました。
つまり、消費者ももっと生産者の場所にどんどん顔を出して、色々と現場を見て、勿論それだけじゃなくって、生産者の方々にも消費者のいる場所に来てもらって、そういう場をどんどん設定できればいいな、と思いました。
産直ショップを進めるだけじゃなくって、こういった、農園訪問ツアーみたいなものを企画することも大切ですし、産直野菜の販路拡大も大切な課題になってきます。色んなレストランや食堂、あるいは個人商店やスーパーでも置かせてもらえるような取り組みも大切になってきます。
生産者の方々、ギャラリーの方々、ありがとうございました。
お仕事……頑張らなくっちゃ!!
追伸……画像BBSに画像をアップしました。