私感・雑感

平和、平穏。

安全、安心。

でもそれらを脅かすものは許さない。

断捨離

2012年03月25日 | 日記

4月から、僕の住む市ではゴミの分別・収集方法が変わる。
それまで可燃ゴミや不燃ゴミで出せなかったものが出せるようになったり、あるいはその逆とか、色々と変更点があって、ややこしい。

おまけに3月最終週はクリーンセンターの改良のため、不燃ゴミが出せないとのこと。

新しい分別方法に則って、広報別冊のゴミ特集を見ながら、来月第1週にゴミを出す準備をした。

そしたらそのついでに、新たに出せるようになったゴミ、今まで分別方法が分からなくって放置されていた、チャックが壊れたバッグや底に穴の開いた靴、球切れの豆球、使い終わった電池、100円ライター、そういったガラクタどもを一気に出すチャンスだ。ま、量的にはカワイイものだが。

そこで思い切ってどんどんゴミとして捨てよう、と決意した。

そう、いわゆる「断捨離」である。

だがしかし、思っていた以上に、ゴミは出なかった。おそらく、1人暮らしを始めるときに、そこそこ捨てまくったのと、引っ越してからも、折をみて色々と捨てまくったためだろう。

しかし、引越しして来てからずっと、使っていた部屋の芳香剤が全く捨てられていないことにはひとり苦笑した。ときどきお休みすることもあるから、3つだけだ。

容器はプラスティック包装という括りでいいけど、中身の、イクラのような粒々はどうしたらいいのか、分からなかった。
とりあえず、容器にへばりついていたから、洗面所で洗い捨てた。

するとその排水口(バスタブの排水口と兼用)に、香りを十分放った後でしぼんでいたはずの粒々が、水を吸ってビー玉くらいのおおきなぷにゅぷにゅになっていた。

慌ててそれらを全部すくって件の冊子を参照して可燃ゴミの扱いに。

そして、夜、風呂に入った。

気持ち良く暖まり、栓を抜いて湯を捨てた。
すると途中で排水音がピタッと止まった。

ん?何か詰まってるのか?

排水口はさっき掃除したばかりなのに変だなあ、と思って見ると……

ガアアア~~~ン

バスタブの下にかくれんぼしていたんだろうな、例のぷにゅぷにゅビー玉、つまり芳香剤のカスが、信じられないくらいの量に(@_@)

お湯を抜きながら、それらを両手ですくっては洗面器に移し、またお湯の流路を開けてはまたすくって、それを入浴中だから当然ふりちんでやってるわけだけど、こんなの他人から見たらおそらくめっちゃ滑稽なんだろうな。

そのぷにゅぷにゅたち、結局洗面器丁度一杯分くらい……だった。

後ほどネットで調べてみたら、高分子吸収体、ポリマーで、つまりオムツとか生理用品あるいは保冷剤などに使われている高吸水性の物質とのこと。

なるほどね、よく水を吸うわけだ。
と同時に、香りのエッセンスも沢山含ませることもできるわけだ。

なんか納得。

そんなハプニングにも襲われながら、なんとか予定の8割くらい、整理整頓が済み、すっきりした気分で前回書いたイカナゴ釘煮を母におすそ分けしに行って、そんな話をしたらめちゃウケタ。

帰ってきてからも、もっと色々と捨てるものを物色して、さらに断捨離を進めた。

といってもそんなに沢山じゃなかったけどね、捨てるもの。

モノに対する断捨離は、身を軽くするし、気持ちが軽快になって、素軽くなる、アクティブになる。
勿論捨てたら駄目なものまで捨て去ってしまわない限り……ね。

で、これをヒトに対してやろうとしているのが、つまり「人間版」断捨離といっても過言ではないのが……23日に大阪府議会を通過した、教育職員基本条例と職員基本条例だ。

学校現場にも、公的サービスの現場にも、管理と競争をあおるだけだ。

ごくごく端的に言えば、学校はそこに学ぶ子どもたちのため、役所などはそこを利用する地域のひとびとのためにある。

決して府知事のためでも市長のためでもない。

入学式は文字通り入ってくる子どもたちの入学を祝い、卒業式も学び舎を後にする子どもたちの新たな門出を祝う式だ。

そこで日の丸を掲げ、君が代を歌うことなんか要らない。
式の趣旨とは関係ないもん。

そもそも日本に日の丸なんて要らん。君が代なんてクソくらえだ。

でもその式で、君が代を歌ったかどうだか唇をチェックして、あるいは起立したかどうかチェックして、歌わなかった人たちや起立しなかった人たちを不要な人と判断し、彼ら彼女らから労働を取り上げ仕事を捨てさせ、現場から離す、こんな「断捨離」は真っ平ゴメンだな。

今日ひとつ齢を重ねたわけだが、あんまりそれに関係する記事ではないなぁ……。