私感・雑感

平和、平穏。

安全、安心。

でもそれらを脅かすものは許さない。

おつかれさんでした。

2007年09月14日 | 日記
日記で私はしばしば、政権与党や首相に対してケチョンケチョンに書いていました。

今回も何か書いてるだろうと期待して来られた方々には大変申し訳ありませんが、素早く反応できませんでした。

いや、実は今回のことについても、色々と書こうと思ってはいました。でも、色々とあってなかなか進みませんでした。

なんだか情報が交錯し過ぎのように感じたのは私だけではないと思います。

最初にこのニュースを聞いたときには、相当過激なことを書く予定にしていたのです。

……あまりにも無責任過ぎるぞ、と。だって、国会の会期中ですよ、しかも所信表明演説まで行なって、さあ、代表質問だぞ、その直前の辞意表明、まさにかけっこで勝てないと思って途中で止めるのと同じ。議会と国民を愚弄している、本当に無責任過ぎる、と最初に思うには思ったのです。
辞任するなら参院選直後か、または国会の会期が終わってからにすべきであって、このタイミングでの辞任は本当に投げ出したに等しい、と思ったのです。

これは余談ですが、民主のお二方も「さあ、出陣や!」と意気揚々と控室に入っていったはずです。まさに肩透かし。

……しかし、彼の辞任記者会見の様子を見ていると、まるで自殺する前の松岡さんのような表情、なんと言いますか、憔悴しきったような、疲労困憊したかのような表情。眼も若干潤んでいるようにも見えなくはありません。

去年の内閣発足時の、元気溌剌とした、颯爽とした(今にして思えばそう見えます)様相は微塵も感じられませんでした。

まさか、首をくくったりは……という心配もしておりました。

しかし、その予兆は以前からなくはなかったという声もあります。

つまり、私は見てはいなかったのですが、シドニーでのあの会見で記者団から質問されたときの様子を見て、異変を感じていた人もいます。
一刻も早く退陣して療養に専念すべき、との意見すらありました。
正常な判断力を喪失しているのでは、との見方もあります。
つまり、この時期に政権を放り出してしまうという判断ができるということ、それ自体が彼の心身の衰弱ぶりを象徴している、とも受け取れるということです。

しかし、この途中で、ということは私も本当に驚きで、全くの想定外でした。

……色々と考えてみますと、今私が一言だけ彼に対して言えることは……
「おつかれさんでした」だけ、です。

で、その後継者に誰がなるのか、マスコミはこの2日間、辞任報道から総裁選へと1色に染まっているような気がしてなりません。

インドネシアの地震や、秋田の幼児殺害事件のこと……そういったことが全て吹き飛んだ、というか、隠れてしまいましたね。

確かに一国の総理が急遽辞任するというのは大ニュースには違いありません。ですがしかし、他にも色々と大切なことをもきちっと報道してこそ……と思うのです。パッと何かあったらみんなでワーッとそっちへ行ってしまう、う~ん、どう言うんでしょう、付和雷同的と言うべきか、なんと言うべきか……。

影になって見えないところにも、きちんとスポットライトをあててくれよ、とビッグニュースが起こる度に感じてならないのです。

今回の報道では強くそのように思いました。










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