……誤変換でも入力ミスでもない。民主党の「爆発的勝利」のことだ。
まあ大方の予想通りといえば予想通りかもしれない。
あるいは、小選挙区制という爆弾に火が点いた、といえなくもない。
なにせ最近の選挙結果は、マスコミによってシナリオが描かれてしまっているといっても過言ではない。
はなから自民VS民主、という構図ありきだったからな。
しかし他にも色々な政党や政治団体だってあるはずなんで、そこらへんは扱いが小さすぎるのは著しく不公平だと思う。
まあ勿論、現行の「小選挙区制」多数の国会では、得票率の多くないところは議席を獲得しにくいから、マスコミははなから相手にしていないのかもしれない。
もともとこの「小選挙区制」、死票が多く、かつ民意を正確に反映しにくい制度として、導入にはかなり多くの勢力が反対したはずだ。
でも当時の自民党が数の力でゴリ押ししてしまった。なぜなら、彼らにとっては、より少ない得票でより多くの議席を得ることが生きながらえる有力な道だったからだ。
既に70年代後半以降、自民党は少しづつではあるが得票率、得票数ともに漸減しており、危機感を感じたんだろう。
ここ30年くらいの間で、かつて2度だったか、自民党は単独政権を明け渡したことがある。細川さん、そして村山さんのとき。
そして前回の総選挙のときは「小泉劇場」だった。彼は「自民党をぶっ潰す」ぶっ壊す…だったか、声高に叫んで、大人気を得た。だがしかし、皮肉にも……彼こそが自民党を破壊しまくった仕掛け人、プロモーターといえそうだ。本当に自民党は今回の選挙で壊れてしまったとしか言いようがないな。
あの圧勝劇、それから沢山の改革を成し遂げたが、小泉さん含めて特にこの4年間、急激に景気も雇用情勢も、医療も、福祉も、年金も、そして国民投票の制度も、何もかもがガラガラと音を立てて壊れていって……だから安倍さんも福田さんも麻生さんもどんだけ頑張ったって……まあ、言ってみれば純チャンの残したものがあまりに大きすぎてどうしようもなかったってことだったんだろうかな……。
それに……総理大臣の椅子って……なんだか軽くなったとしか言いようがない。簡単にポイできるものなんだろうか。いやいや、大臣の椅子自体も重みがこれっぽっちもありゃしない。
しかし、なんていうか…彼らが政権にしがみつきたいがために始めた制度によって、野に下ることになるとは…なんとも皮肉なもんだな。
より効率的に議席を得たのは今回は民主党だった。
もし、今回の各党派別の得票率が議席数に正確に反映されると仮定すれば、どうなるか。
つまり、全国区の比例代表制でシミュレーションしてみた。
勿論特定のブロックにしか出ていないところもあるし、選挙区ごとでは各党派間での選挙協力もあるし、一概には言えないが……。
自民党 26.7%→128(得票率そのままの議席数)……119(実際の当選者数)
民主党 42.3%→203(以下同)……308(同じく)
公明党 11.4%→55……21
共産党 7.0%→34……9
社民党 4.2%→20……7
新党大地 0.6%→3……1
みんなの党 4.3%→21……5
国民新党 1.7%→8……3
新党日本 1.0%→5……1
改革クラブ 0.1%→0
幸福実現党 0.6%→3……0
新党本質 0.0%→0
得票率(各ブロックでの比例票を合計して計算)が正確に反映されたとすれば、民主は単独過半数も保ててはいない。
比例議席を大幅に削減することを民主党は考えているようだが、こんな歪んだ選挙制度を一層推進しようなんて冗談じゃない。あるいは自らの支配をより磐石にしたいのだろうか。もしそうなら自民党と同じじゃないか。あ、そうか、自民党から流れてきた人沢山いたもんね。憲法にしたって、より好戦的なそれに変えたいと思っている人たちもいるし、民主党政権には不安がある。子育て支援で手当てというけれども、その財源は子どものいない家庭などからもらってくるんだろ?色々と事情があって子どもを育てられない家庭だってあるんだから、それだったら「責任を果たした」「産む機械」と発想は同じだと感じる。消費税にしたっていつまで上げないつもりか不明確だ。
いずれにせよ、かつての強行採決や牛歩があった頃の、消費税を強行したときの自民党のように、数の力でゴリ押しなんてことがないように、充分注意してほしい。小選挙区なんだから、強引な手法は今回の衆院選みたいにしっぺ返しをくらう。いつだって、「多数派=正、少数派=誤」とは限らない。
消費税なんてさっさとやめて、富裕層とか資産家とか、大企業の法人税など、そういった「取れるところ」からとるべきだ。特に日本の大企業なんて色んなカラクリで消費税なんて払ってないところあるだろうが。
それから、選挙制度は、国民の意思がより正確に反映されるように、全国1つの比例代表制にするべきだ。
憲法9条については今年5月に述べた通り。
いずれにせよ、自公連立政権に退場せよとの審判が下ったことは喜ばしいことだ。
あと、開票速報を少しだが視ていて思ったのは、かつて「舛添さんは、官僚と心をひとつにしたんだな、って思いました。」とのコメントを出したことを一昨年暮れの日記にも書いたが、福田衣里子さんの「精一杯、生きて行きます!!」という叫びが印象的だった。「しょうがない」発言の元大臣を下したことも意味があったし。彼女は私のところではないんだけどね。
言いたいことはありまくりなんだけど、長くなるんでこの辺で失礼をば……。
ことわっておくが、飽くまで私一個人の思うところを述べたものであって、私の所属する各種の団体あるいはサークルの公式な見解ではない。
まあ大方の予想通りといえば予想通りかもしれない。
あるいは、小選挙区制という爆弾に火が点いた、といえなくもない。
なにせ最近の選挙結果は、マスコミによってシナリオが描かれてしまっているといっても過言ではない。
はなから自民VS民主、という構図ありきだったからな。
しかし他にも色々な政党や政治団体だってあるはずなんで、そこらへんは扱いが小さすぎるのは著しく不公平だと思う。
まあ勿論、現行の「小選挙区制」多数の国会では、得票率の多くないところは議席を獲得しにくいから、マスコミははなから相手にしていないのかもしれない。
もともとこの「小選挙区制」、死票が多く、かつ民意を正確に反映しにくい制度として、導入にはかなり多くの勢力が反対したはずだ。
でも当時の自民党が数の力でゴリ押ししてしまった。なぜなら、彼らにとっては、より少ない得票でより多くの議席を得ることが生きながらえる有力な道だったからだ。
既に70年代後半以降、自民党は少しづつではあるが得票率、得票数ともに漸減しており、危機感を感じたんだろう。
ここ30年くらいの間で、かつて2度だったか、自民党は単独政権を明け渡したことがある。細川さん、そして村山さんのとき。
そして前回の総選挙のときは「小泉劇場」だった。彼は「自民党をぶっ潰す」ぶっ壊す…だったか、声高に叫んで、大人気を得た。だがしかし、皮肉にも……彼こそが自民党を破壊しまくった仕掛け人、プロモーターといえそうだ。本当に自民党は今回の選挙で壊れてしまったとしか言いようがないな。
あの圧勝劇、それから沢山の改革を成し遂げたが、小泉さん含めて特にこの4年間、急激に景気も雇用情勢も、医療も、福祉も、年金も、そして国民投票の制度も、何もかもがガラガラと音を立てて壊れていって……だから安倍さんも福田さんも麻生さんもどんだけ頑張ったって……まあ、言ってみれば純チャンの残したものがあまりに大きすぎてどうしようもなかったってことだったんだろうかな……。
それに……総理大臣の椅子って……なんだか軽くなったとしか言いようがない。簡単にポイできるものなんだろうか。いやいや、大臣の椅子自体も重みがこれっぽっちもありゃしない。
しかし、なんていうか…彼らが政権にしがみつきたいがために始めた制度によって、野に下ることになるとは…なんとも皮肉なもんだな。
より効率的に議席を得たのは今回は民主党だった。
もし、今回の各党派別の得票率が議席数に正確に反映されると仮定すれば、どうなるか。
つまり、全国区の比例代表制でシミュレーションしてみた。
勿論特定のブロックにしか出ていないところもあるし、選挙区ごとでは各党派間での選挙協力もあるし、一概には言えないが……。
自民党 26.7%→128(得票率そのままの議席数)……119(実際の当選者数)
民主党 42.3%→203(以下同)……308(同じく)
公明党 11.4%→55……21
共産党 7.0%→34……9
社民党 4.2%→20……7
新党大地 0.6%→3……1
みんなの党 4.3%→21……5
国民新党 1.7%→8……3
新党日本 1.0%→5……1
改革クラブ 0.1%→0
幸福実現党 0.6%→3……0
新党本質 0.0%→0
得票率(各ブロックでの比例票を合計して計算)が正確に反映されたとすれば、民主は単独過半数も保ててはいない。
比例議席を大幅に削減することを民主党は考えているようだが、こんな歪んだ選挙制度を一層推進しようなんて冗談じゃない。あるいは自らの支配をより磐石にしたいのだろうか。もしそうなら自民党と同じじゃないか。あ、そうか、自民党から流れてきた人沢山いたもんね。憲法にしたって、より好戦的なそれに変えたいと思っている人たちもいるし、民主党政権には不安がある。子育て支援で手当てというけれども、その財源は子どものいない家庭などからもらってくるんだろ?色々と事情があって子どもを育てられない家庭だってあるんだから、それだったら「責任を果たした」「産む機械」と発想は同じだと感じる。消費税にしたっていつまで上げないつもりか不明確だ。
いずれにせよ、かつての強行採決や牛歩があった頃の、消費税を強行したときの自民党のように、数の力でゴリ押しなんてことがないように、充分注意してほしい。小選挙区なんだから、強引な手法は今回の衆院選みたいにしっぺ返しをくらう。いつだって、「多数派=正、少数派=誤」とは限らない。
消費税なんてさっさとやめて、富裕層とか資産家とか、大企業の法人税など、そういった「取れるところ」からとるべきだ。特に日本の大企業なんて色んなカラクリで消費税なんて払ってないところあるだろうが。
それから、選挙制度は、国民の意思がより正確に反映されるように、全国1つの比例代表制にするべきだ。
憲法9条については今年5月に述べた通り。
いずれにせよ、自公連立政権に退場せよとの審判が下ったことは喜ばしいことだ。
あと、開票速報を少しだが視ていて思ったのは、かつて「舛添さんは、官僚と心をひとつにしたんだな、って思いました。」とのコメントを出したことを一昨年暮れの日記にも書いたが、福田衣里子さんの「精一杯、生きて行きます!!」という叫びが印象的だった。「しょうがない」発言の元大臣を下したことも意味があったし。彼女は私のところではないんだけどね。
言いたいことはありまくりなんだけど、長くなるんでこの辺で失礼をば……。
ことわっておくが、飽くまで私一個人の思うところを述べたものであって、私の所属する各種の団体あるいはサークルの公式な見解ではない。
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