マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

人のことは言えない。

2010年10月02日 20時43分06秒 | ひとりごと
ヨッシーさんは毎日のように情報を教えてくれる。今朝連絡があったのは飯山さんのHPの記事である。それは中国の漁船を海上保安庁の巡視艇が挟み撃ちにし、激突させたと言う内容なのだ。
本来私はマスコミの報道は信じないつもりだが、政府の公式な発表、すなわち中国の漁船がわざとぶつかったという内容は疑う必要はないと思っていた。まさか・・・、政府がそんなウソをつく訳がないと・・・。そして、中国内の反日勢力がまたやったな・・・と。
うかつと言えばうかつだし、当然そこを疑うべきだった。
その証拠ビデオを見たという前原氏もウソをついたのだろうか・・・?

空気を読まないという以上世間の空気には惑わされないつもりだったが、仮にそのような疑惑を思いついたとして、私がブログに書けたかどうかは自信がないな・・・。まあ、そこまで自分を追い詰める必要もないが、単純に菅政権の発表を鵜呑みにした自分が少々恥ずかしいともいえる。
恐らく飯山さんは反中勢力からまた散々叩かれるだろうが、飯山さんの勇気にはいつもながら脱帽である。

海上保安庁の巡視艇による意図的な衝突だったとすると、証拠のビデオは絶対に公開されることはないだろう。そしてあわてて船長を釈放した理由も明らかだし、中国の反応も当然だろう。
また、これらの事実隠蔽に加担したとするなら菅政権はもはや支配者側の罠にはめられたということだ。ビデオが公開されれば真実ははっきりする。ぜひ国会で追及し、真実を明らかにすべきだろう。

私は飯山さんの説が正しいかどうかを言っているのではなく、その可能性を指摘できなかった自分もやはり空気に流されていたと思うのである。

もうひとつ、月刊日本10月号に安倍桂二さんの「三代目を承認する国とは?」と題し、金正日が八月二十六日からの中国東北部への訪中に関する興味深い深読み記事があった。新聞各誌では三代目を中国にお披露目するのが目的のような書き方である。もちろんそれもあったであろうが、なぜ東北地方なのかの答えにはなっていない。
私は先日、これは満州の領有権に関わる交渉ではないかと邪推した。しかし、安倍氏は中国が進めている東北振興戦略に関し、日本海西岸最大の不凍港である羅津港をモンゴルの天然資源の積出港としてインフラ整備を進めるお墨付きを求めたのではなかろうかという。つまり胡錦濤が金正日を招待し、吉林から羅津までの鉄道整備の協力を申し出たということだ。
ついでに言っておくと、三代目、金正雲氏のお墨付きは旧宗主国である日本しか与えることは出来ないと彼も言っている。同感である。
(羅津港とは北朝鮮の羅先特級市の羅津区域にあり、3つの埠頭を有する。
第2埠頭は羅津港と韓国・釜山広域市の釜山港とを結ぶ東龍海運が運行するコンテナ航路のために使われている。
第3埠頭はバラ積み用の埠頭であるが、中国と北朝鮮の間の契約により、中国が使用権を獲得し、中国の東北地方から南方への国内貨物の輸送ルートとして使われる予定である。)
もちろんこれらの話は安倍氏の憶測であり、そういう見方もできるという一例である。ただ、私には目からうろこであった。

最近は多忙でネットの情報収集をサボっていたため、ついマスコミの報道を主に記事を書いてしまいこのようなことになってしまった。
新聞を信じてはいけないといいながら情けないが、時間がないとこんなものである。新聞報道を鵜呑みにし、自分は何でも知っているような顔をしている仁に対し私も人の事は言えないのである。