
岩手県大船渡の山林火災発生から1週間 きょうは昼から雨の見込み
火災の御心労、避難されてる方も、消化活動に従事される方も、尋常でないストレスと懸念とでヘトヘトになっていらっしゃることと思います。
「まず鎮火」までが火災時の一区切りであり、この規模の火災では「延焼」の懸念が燻るのも気持ち的に難渋するところと思うのです。
住まい、移動手段、家財道具、衣服・・・本当に「他の人は持ってる」ものが焼失で損なわれてる時、そこの再揃えに時間を費やす間は「何してるんだろう・・・」と無気力にもなりがちです。
私も社会人初期にガス爆発で部屋ごと消失と焼きだされを経験する一人です。火災発生から鎮火までは気を張っていられましたが、事後に「仮部屋の確保」「火災区画から焼け残ってる写真や使えるものの物色」の際に、ずんと胸に重いものがよぎったのを覚えています。
個人的には、こうした「鎮火直後からの1ヶ月」が一番気落ちしがちでした。
命あってのものだね、でもないですが、生きていれば揃え直せるものです。火災は取り返しのつかぬ消失感を迫ってもきます。
そのせつなをどうか堪えて、なんとか乗り越えて、歩めることを祈ります。
助けてもらえるところはいただき、できる支度に注力していることも、回復期には気丈に機能します。
がっかりしきることに、心のリソースを使わないことが大事となる気がしました。
まずは鎮火。消えさえすれば、できることが次第に出てきます。
今日の雨が恵みの雨になりますように。
焼きだされ、避難されてる皆様の心象、お察しします。
消防署への「罹災申請」はあとあと「自分は火災に遭っています」の公的な証明として保険や各種申請時に心強いショートカットの要です。
最寄りの消防署に真っ先にしておくことをお勧めします。
情けないことに、「火事場泥棒」というような、被災地域や家屋を物色目当てにうろつく心無い人もいたりします。地域の防災地域の防災組織の力も借りて、パトロールや地域の目も助力願いましょう。
写真やアルバムなど、隅っこが焼けてるだけなら、後年心の支えにはなったりします。持ち出せたら管理しておけば、なにがしか取っておくのもいいかもしれません。
あと、「この家事のことが話せる相手には、たくさん聞いてもらう」は大事です。
思ってるより胸の内に迫るものや詰まるものがあるものですから、それは早期に吐き出せると復旧に心を切り替えやすくなったりもします。
心の平常に戻れるのに、鎮火から1ヶ月くらいはかかりますので、お身内に被災されてる方などは、その期間ばかりはいつもよりこころ配ってあげて下さい。お願いします。
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