鴻上尚史さんがＮＨＫに出てた

見るともなくみてたらンマーよく喋るわこの人。私の中ではこの
シャベクリは岡田斗司夫さんと同類の手管で大好きなんですけど、
言ってる言葉そのものが重要なんではなくて、ニュアンスを相手に
ブツケヨー・ツタエヨー・ワカレヨーとかなり強引にも見える
せっかちさ加減で迫るので、人によるとそれが「早いわ、喋りが。
頭いいんだよねえ」的他人事になりがちなのがどーももったいない。

喋ってる相手とのコミュニケーションをしてる風に見えて、
実は大掛かりな独り言に終始してるように見える時もある。
自分の思索を相手との会話の中でひたすら試す行為のようにも
見えるのだ。相手の返してくる単語を待ち構えて
ガブリとやるので、話してる相手も手抜けずにがんばって追従
させられる。それはあくまで喋ってる主体（この場合鴻上さん）
が頭ン中でやってるスピードや思案の枝葉につきあわされてる
風景である。

頭がイーんだなあ、などというやさぐれた感想なんて持たなくて
いいからこういう人たちのやってる楽しみ方ってのを見知って
奪ってやってみる方が断然健康的だと思うんだけど。どかしら？