あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

初めまして!ようこそ「あっち向いてホイ!」においでくださいました



2nd seasonの「あっち向いてホイ!」は 虹の橋のたもとと我が家を7色の光で結んで
息子や娘はもちろんのことその他虹の橋メンバーとりとがお話しすることもある
”何でもアリ”な不思議なブログです。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします♪

宣伝のみのコメントにつきましては随時削除させていただいております。ご了承ください。




気分転換?

2022-09-22 12:57:46 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。

台風が来る直前の17日土曜日
息子や娘も行ったことのある大きなランに行ってきました。



病気になってからはいつもそうなのですが
車に乗った直後は笑顔。で、急転直下で表情が暗くなる(笑)
御用達のお線香がなくなりそうだったのでついでに寄ってもらって買い、
いざランにつきまして最初のうちは抱っこから。



慣れてきたくらいで下ろしてみたのですが
もう長いことまともに歩けていないので様子を見ながらゆっくりと
りとのペースに合わせて3人で歩きます
(この後おしっこできました!^^)



ランは大盛況でたくさんカワイ子ちゃんが走り回っていましたが



りとは入り口付近で立ち止まりクンクンタイム。
ウチの子たちって代々「ドッグラン」ではなく「ドッグウォーク」。
端っこをゆっくり歩いていくのが基本形ですが
今のりとは少し匂いを嗅いでみたり
周りを見渡してみることで精いっぱいのようでした。



ちょっと邪魔になる場所だったので一番奥に移動中
ボスに撮ってもらったらこの表情(爆)



ついにあごまで置きだしたので



まだ10分くらいしか経ってなかったと思うのですが
「だめだね、帰ろうか(笑)」
となりました



せっかく来たんだし
最後にもうちょっとだけおろしてみるわ、とボス。



いらん、と(≧▽≦)



出すもの出したあとは



延々私にビタッ!!とへばりついたまま。
(この直前少し大きめの子が走ってきたのでビックリしちゃったのです
ここで「本当にもういいね?」となりました(苦笑)



「りと帰ろっか?帰ろう?少しは気分転換になったか?」
とボス。
この後抱っこで駐車場に向かう道すがら数人(数ワンコ)と触れ合い
強風のなか車へ。
りとの表情を見てるとちょっと疲れちゃったかな、と思…



あんた元気やん!!!(爆)




コメント (2)
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中央生存期間を超えて

2022-09-06 16:06:56 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。

大細胞性に移行したと見られると宣言されてから今日で76日目。
ブログの更新をしばらく見送っていた間に起こった出来事としては
前回の記事と少し被る所もありますが
ボスと私の指や手を齧りながら
がっついて梨を食べ
がっついて炊き立てご飯を食べ
がっついてトマトを食べ
がっついてフードを食べ
がっついておそばを食べ
がっついて高級まぐろぶしを食べ
がっついて
がっついて
がっついて
とにかく、
ちょっと怖くなるほど元気になりました(驚)


とはいえ体調面については日々波があります。
ひどいしぶり腹で気をもむ日や
一切食事を摂らなくて朝ごはんを食べ終わるのが夕方だったことも。
残念ながら体重は病院に行くごとに少しずつ減っていくので
現実を静かに二人で受け止めています。

余命宣告を受けた頃が本当に一番体調が悪かったので
「(今日まで一緒にいられることは)本当にすごい、すごいことです」
と先日病院の先生が言ってくださいました。
「りと、ちょっと先生に見してみ?」
と言いながら診察室の床にそっと下ろすと
いろんな動物のにおいがするのでしょう、りとはくんくんと嗅ぎだしました。
テクテク歩く姿を見て先生と看護師さんが
「げんきやん!!」
と嬉しそうに笑ってくれました。
病気は深刻なのに診察室には笑顔と明るい笑い声が広がって
私はとっても幸せな気分になりました。
そして
娘が最後にお世話になった院長先生がくださった
「寿命と生命力は違うからね?」
という言葉をしみじみ感じた瞬間でもありました。


お盆期間中に左足のとてもひどいむくみが何故か取れて
それまで超えられなかったゲージの小さな段差や玄関を
今ではひょいと越えられるようになり、
ボスおかえり~と玄関までテクテクと歩いていく日も増えてきて
玄関先で
「おおおお、大丈夫か?っていうか、えっ? …歩いてる?!(〇△〇;)」
と思わずボスが声をあげることも。

いつ その幸せな時間が突然終わってもおかしくない。

りとが歩いて「おかえり」を言いに行く姿は
正面からりとを迎えるボスにとっても
後ろからりとのお尻を見守る私にとっても
泣きたくなるほど
愛おしく

ボスは最近
「りとただいま!」
と言ってそっと抱き上げて
「ありがとう!」
ということが増えました。



余命宣告の2週間を越え
私たちの予想のお盆を越え
8月末を越え

9月を3人で迎えました。

明日はボスのお誕生日です(^-^)



追伸
8月23日についにりとがはっきり「にゃん!」と言いました。
これで赤ちゃんの頃から続いていた
「りとちゃんは猫」という疑惑は明らかになりました。
彼女は猫です。ありがとうございました?!(二人で爆笑しました)




コメント (6)
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お盆の出来事

2022-08-18 16:09:07 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。

りとが余命宣告をされた日、先生にお盆くらいまでですか?と聞きました。




先生の見立ての二週間を超え



私たちの見立てのお盆を超え



りとは盛大にトマトを食べ散らかしながら
変わらず私たちのそばで同じ時を過ごしてくれています



想像してはいたものの娘のパワーは本当に絶大で
お盆に入る1~2日ほど前からでしょうか、



りとはその細くなった体に見合わないほど元気になりました。
もう越えることができなくなったゲージの出入り口をひょいと飛び越えたり
「ボスおかえり~」と玄関先まで歩いて行けたり。



どちらからともなく「ちょっと元気すぎて怖いね」と話すほど。
ろうそくの前は一番よく燃えるって言うよなあ…と
縁起でもないことをぼんやり考えてしまいました。

いつ食べさせるか迷っていたチョイスは
お盆初日に初めて口にさせました。
「わあ~おいしい!」という声が聞こえてきそうな表情で食べ
目を丸くしながらもっともっと!とねだりました。
「りと、おいしいでしょ私のお菓子。」
という得意げな娘の表情も脳裏に浮かびました。



りとはこのお盆中、
お兄ちゃんと一緒に秋月を食べ
お姉ちゃんと一緒にチョイスを食べ
ボスの食べ物を横から元気よく強奪し
ボスとお話し中に私の足を元気よく踏んづけ



普段のそれよりずっと回数多く、
何度も何度も兄姉の写真をじっと静かに見つめながら送り火を迎え
2人が帰るのをそっと見届けました。



-うん、帰っちゃったからしまっておくね。
りとちゃん?
お姉ちゃんのペガサス覚えていてね。
これに乗って、帰ってくるの。
きゅうりとかおナスとかかぼちゃの馬車とかじゃなくてね、
お姉ちゃんはペガサスに乗って帰ってきて、また向こうに帰るの。
乗り方はお姉ちゃんが知ってるからね、
あのね、
いろいろ大丈夫。
ただちょっとだけこの綺麗な乗り物のこと覚えていてね?-

そんなことを言い聞かせながらしまいました。



何となくぼんやりと、何かを理解したような様子でした。


実は今日、午前中いっぱい体調不良が続き
そして元気ではあるものの明らかに食欲低下がみられます。

3.45kgまで増やすことのできた体重は現在2.95kg。
その内400gほどは腹水、もう少しあるかも…とのことでした。
こんなに痩せ細ったのに元気な頃の体重と大差なくなりました。
病気発症前よりフードの量は増やし、朝昼晩と食事の回数も増やし
欲しいものはトマトも梨も何でも食べさせているにもかかわらず
短期間でここまで減りました。

私たちはこれが何を意味するのかを理解している。
けれど
「戦わず、でもあきらめず。」

昨日3人で病院に行き、いつももらう1週間分の薬を2週間分もらいました。
今月末までです。

この薬は


8月末まで一緒にいられたらという、

病気に対する
私たちの


静かでささやかな


希望という名の挑戦状です。




コメント (3)
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神様ありがとう!の日

2022-08-13 10:45:57 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。

1週間ほど前にスーパーで幸水が並んでいるのを見て
涙ぐみながら買ったというお話しをしました。
昨日そのスーパーとは違うところに行きまして
野菜売り場でぎょっとしました。
秋月が売ってたからです!
今度は涙ぐんだりせず、ひたすら信じられない!という感覚から
割と長い時間梨を見つめてしまいました。
心の中で
「えっ?
えっ?
秋月…?
どうしよう。
息子ちゃん明日迎え火なんだけど。
えっ?
りとにあげられるってこと…?」

のち、この素晴らしいサプライズに
マスクの中でだらしなく緩む私の口元。

お兄ちゃんとりとの大・大・大好物秋月が手に入りました…!




りとに秋月は難しいと思ってました。



あげられるんですね、
りとに食べさせてあげられるんですね。
3人で一緒に「おいしいね」って食べる時間が許されたんですね。



よかった…
「りとちゃん、明日お兄ちゃんとお姉ちゃん帰ってくるから
みんなで一緒に食べようね」
って
写真を撮りながらりとに負けないくらい笑顔の私たちでした。




・omake・



昨日の夕方の空です。突然空が真っ黄色になって雨雲が近づいてきました。
どこかで虹が出ていてもおかしくなさそうな感じに
ああ、あの子たち「明日帰るからね!」って言ってるなあ、
間違いなく帰ってくるなあと思いました。
ここ数年は帰ってきてる様子が全くなかったのですが
今年はバス、もとい”ペガサス”に乗って帰ってくると思います。
りとに直接話したいこともたくさんあることでしょう。
元気な頃のようにお説教ではなく、いろいろ元気づけてくれると思います




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ボスの言葉

2022-08-09 16:05:42 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。

-ボスの言葉-

いや、わかってんのよ?
わかってる、わかってる
それが今でも、明日でも、いつでもおかしくないねん

でもこんな顔して毎日笑ってくれて
なにかをねだってくれて

ひょっとしてこのまま元気でおるんちゃうかなって思うよね
このままずーっと、一緒におれるんちゃうかなって思うよね


私も毎日そう思う。
日中仕事でりとと一緒に過ごす時間が
私より圧倒的に少ないボスはなおさらそう思うことだろう。







りとは今日も優しい顔で静かに笑いながら
「りとにもそれ、ください」
と何かをねだってくれる

とても静かで
とても優しくて
穏やかな時間の中で
ほんの少し悲しい色も滲む1日1日の
何と愛おしいことか

息子の時にも娘の時にもなかったそんな毎日を
3人で大切に過ごしています。



飲み薬の抗がん剤、12週目に入ります



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