昨日ボスが帰宅し、病院に連れて行くと言いました。
「生々しい話しになるかもしれへんから
俺が先に行って話し聞いてくるわ。
…それともお前一緒に行くか?」
と聞かれたのですが即刻お断り。
女性陣は自宅待機で見送り、
1時間ほどしてボスと息子は帰宅しました。
娘のお誕生日前に病院に行ったときの記事を
ごらんになったかたもいらっしゃると思うのですが
実はあの時息子の様子を相談していたんです。
ボスが息子を連れて病院に行っても
同じことを言われるだけかもしれないよ?と言ったのですが
一応連れて行く、と。
ボスも黙ってみていられず、何かしてやりたいのだと思いました。
病院に行く前、
「息子…
歯磨きも舌がチアノーゼを起こすほど激しく抵抗するやんか?
そんな状態やのに食事のたびに毎回嫌な思いをさせて
無理矢理口をこじ開けて薬を飲ませたくないやろ?
何より心臓に負担がかかるのが一番怖いし…
でもその反面な?
このまま何もしないでええんか?っていう思いもあんねんね?
薬を飲むことでせめてこの咳が楽になるなら、とか…
うん、でもな?」
ここで思わず顔を合わせて2人で苦笑いをし、静かに首を縦に振りました。
「…やろ?わかんねん、わかんねん。
飼い主が安心したいがために、
”これだけやった”と思いたいがために
それだけの理由…それだけってこともないけど
その理由で薬を飲ませるんか?とか
このままでいさせてやったほうが…とか…
心の中で大きくあっち行ったりこっち行ったりしてんねん。」
と言い、とりあえず行ってくるわと病院に行ったのです。
どうしてやるのが一番いいのか、
二人とも正反対の理由の間で大きく揺れる数日間でした。
ボスが帰宅してから話してくれた内容は
私があの日娘と聞いてきた内容とほぼ同じでした。
違ったことは、
違ったことは、聞きたくないことでした。
「もう息子ちゃんはな~んにもしなくていい、
歯磨きもいらないし、薬も飲まなくていい
やなことするのはやめよう
穏やかに静かに、やりたいことやらせてあげればいいんじゃないかな?
おいしいものたくさん食べて、それで良いと思うよ
好きなようにさせてあげたら?
息子ちゃんはさあ、”息子ちゃん”なんだよねぇ…
倒れたんだよね?
あのね、四六時中咳が出て辛くて見ていられない状態の子もいるのね?
もう飼い主さんが辛すぎて見ていられない、って言う子
私診てたんだけど本当にかわいそうだったよ?
でも息子ちゃんは失神系なんだね。
どっちかなんだけど延々咳をし続ける子に比べたらマシ
息子ちゃんは親孝行な子だね。
まだ元気みたいだし排泄も食事も自分で出来るんだったら
とりあえずは大丈夫だと思うよ
でもね、お腹を触ったときに
つきたてのお餅のようにふにゃふにゃになることがあって…
そうなると…
浮腫なのね?
お腹に水がたまってきてるってことなんだけど
そうなったら
もう2.3日だと
思ってください」
黙ってボスの話を聞いていた私は
最後の言葉でまた
とめどなく涙が溢れていきました。
昨日の夜もごちそうご飯にしました。
息子、「わぁ~…」って可愛い可愛い顔をして
元気よく全部平らげてくれました。
お兄ちゃん、おいしかったね。
また明日
うまいほうのメシ、
食べような。
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