お元気ですか? れいです。
今日は2nd seasonを始めてから敢えて外してきた話題に触れようと思います。
早いもので先日娘が亡くなってから6年が過ぎました。
毎年6月の初めごろ
足首にファサッとしっぽの被毛が巻き付くような感覚があります。
りとは猫のような子で足元をすり抜けていくことも日常茶飯事ですから
こちらはりとかと思って「りとちゃんなあに~?」と声をかけるのですが
見てもりとはいないのです。
そんなことが何度か続いて
”ああ6月なんだな、娘ちゃん帰ってきたのかな”
と気付く感じでした。
6月中旬になると娘の気配はもっとはっきりしてきて
夜窓を閉め切って寝ていてもある日突然、鼻先に花の香りが飛び込んできます。
娘が最後に嗅いだクチナシの花の香りです。
「娘、今年も帰ってきた・・・」
とわかる瞬間。
時期が時期だしどこからかクチナシの花が咲いて
家の中まで香りが飛んできたのかなと思いました。
でも翌日クチナシが植わっているところに見に行ってもまだ固いつぼみのまま。
これが毎年続きました。
遠くにはカエルの声と鼻先にだけ確かに感じるクチナシの花の香り。
それを合図のように娘が好きなものを少しだけお供えしてきました。
今年、それが途絶えました
クチナシの香りも飛んでこないし廊下を歩く爪の音もしない。
かろうじて6月初旬に1~2回、足元に被毛を感じたかどうかくらいでした。
22日にはボスがきれいなお花を買ってくれました。
娘を可愛がってくれていたお花屋さんは
「ええーっ?!娘ちゃんもう6年も経つの?!」
と言い、
娘ちゃんに、と百合の花をくれました。
22日、日が変わった瞬間に久しぶりに娘の骨壺を抱きお線香を立て
何とも言えない気持ちでちょっとだけ泣きました。
国内で一人暮らししていた一人娘が海外出張にでも行ったかのような感じでしょうか。
本当にそうそう会えないところに行ったような。
息子と2人で選びに選んだ妹を
私達が心から可愛がって大切に育てている様子を見て安心したのかな?
自分たちにくれた愛情と同じものを
ボスとママはちゃんとりとにあげてるんだな、って。
だからまぁ、帰らなくてもいっか♪って。
いやいやそう思い込みたいです、私(笑)
そうだよね!
オレはーっ!!