秋の実りを３人で

おげんきですか？　れいです。

２０２２年６月３日（金）　日記より

りとのお散歩、抱っこ増える。
稲田にはられた水を見て
「りとちゃん見える？田んぼにお水はられてるねえ
秋になったらおいしい新米が出来るんだね
みんなで一緒に食べようね？
秋には秋月も出るからりと食べよう？
ママたくさん剥いてあげるね？
一緒に食べようね？」
と言ってしまう。
叶えたい。叶えたい。

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この日のことはとてもよく覚えている。
りとを縦抱っこし、肩越しに稲田を見せながら
周りも気にせず徐々に声は大きくなった
涙をこらえながらりとに言い聞かせるようだった
今思えば悲壮感たっぷりだったようにも思う





あの時の私に教えてあげたい



りとはそれから



４カ月を経て



大好きな梨と新米を



ボスと私の足を優しく殴りながら



可愛い顔をしてねだっていることを。



熱いからね？ふーふーしてからね？



おいしい？
りと、おいしい？



おいしいねえ、新米美味しいねえ
３人で食べられたね？



うん、いいよ？
もう冷めたから食べていいよ？







おいしかったね。また明日、食べようね。



信じられないような、すごく不思議で嬉しい時間でした。

りとは娘の寿命をもらって長生きするものだと信じていました。
１７才くらいまで、元気で一緒にいるんだろうなと
根拠なく信じていました。
実際は病気になってしまったけれど
それでもこんなに長い時間、しかも
…うん、まあ、何と言いましょうか、
元気に？
一緒に過ごせていることは
お医者さんが言うように
私たちも「すごいこと」だと思います。

やっぱり…

娘の寿命、もらったんじゃないかと。


それにあの子なら
神様への直談判をしていてもおかしくないですから