あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

ご心配おかけしております

2011-01-27 12:10:56 | 
こんにちは! れいです。

娘の胆汁酸の検査結果についてたくさんコメント頂きました。
ご心配頂きありがとうございます。

胆汁酸が3桁という結果を見て私が最初にイヤだなぁと思い疑ったのは
「門脈シャント」と言う病気です。

門脈シャントとは?

門脈は消化器と肝臓を結ぶ血管でそれが奇形になる病気の事です。
体の中で作られた毒素は腸管から吸収されて
門脈と呼ばれる血管を通って肝臓に運ばれ、無毒化されるのですが
この門脈と全身の静脈の間をつなぐ余分な血管が存在すると
無毒化されるはずの有害物質は
処理されないまま(有害なまま)全身をぐるぐる回ってしまいます。





放置しておくと肝臓の機能障害を引き起こして死に至る場合もある病気です。
基本的にシャント血管が原因なので
このシャントを閉鎖(結んじゃう感じです)しない限り完治することはありません。
症状が軽い場合で内科的な治療(服薬)をしても完治することはありません。

先日の先生の説明を聞く限りでは
現在娘はまだまだお薬を飲むほどの状態ではないと思われます。
ただ胆汁酸の数値が100を超えていたのは事実。

胆汁酸の値は食前で1~30が正常値。
胆汁酸の値が大きいほど、また
食前と食後の値の差が大きいほど(食後の値が40以上;多くの場合100を超える)
シャントの疑いが強まるらしいです。

この病気だと確定判断するには全身麻酔で門脈造影検査が必要になります。





門脈シャントが先天的な異常の場合、
仔犬の時から同腹子と比較して体格が異常に小さく
体重が増えないなどの発育障害を示すそうです。
実は娘、ブリーダーさんのお話では3人きょうだいの末っ子で
その中で一番小さかったそうです。
異常に小さいと言うことはありませんでしたが確かに小さかった。
迎えた最初の1年間はあまりご飯を食べず、全然体重が増えなくて
心配で心配でたまらなかった時期がありましたので
門脈シャントへの疑いは薄らぼんやりと残ります





食べ物の変化に関しては
食物のたんぱく質代謝物が毒素となるため、
お肉に興味を示さず徐々に野菜を好むようになるらしいです。
本能で体の異常を察知するんですかねぇ…?

幸い娘はお肉も「ちょうだいちょうだい!」と欲しがり
おいしそうによく食べるので、
”今すぐに何か手を打たなければならない”
と言う状態ではないんだなと思えます。

風邪をひくと咳が出たり熱が出たりアオッパナ出たりしますよね?
引き初めってくしゃみが出たり咽が痛くてイガイガしたりしますよね?
”あれ、風邪ひきそうかな?”と思う時って
あったかいもの食べて睡眠時間をたっぷり摂るようにしますよね?

娘はまだ
「風邪引くのイヤだからちゃんとうがいしよ~っと」
の状態だと思います






娘がお肉に興味を示さなくなり、
緑黄色野菜ばかりを欲しがるようになったら次に進まなくてはなりませんが
とりあえず今後は
療法食のLDに変えて数値が安定することを目指します。


肝機能が低下すると麻酔からの覚醒が遅くなるとのことなので
悩みは尽きませんが
先々のことを考えすぎても迷うだけ。

将来を見据えながらも
焦らず、今出来ることをゆっくりやっていこうと思います。


息子ちゃんが教えてくれたこと、
見せてくれたこと、
1つも無駄にせず娘の病気と向き合っていきます。



でーんと構えて、
落ち着いて。







ママ、遊んであげよっか?





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5 コメント

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Unknown (モグ)
2011-01-27 13:23:14
分かりやすい説明を有難う御座いました
確かに、れいさんの言うとおり先の事ばかり
考えても切りがないですもんね・・・考えすぎて
結局前に進めず足踏みばかりしてしまったり
娘ちゃんの今日明日の幸せを考えていけば
きっとそれが何年後に繋がっていくのかも
しれませんね私も勉強になりました
息子ちゃんや皆様が沢山の元気玉を毎日飛ばしているから
娘ちゃん、これからも幸せな日々を送ろうね~
返信する
娘ちゃ~ん♪ (momo)
2011-01-27 15:05:21
な~に”かみ かみ”ちてんのぉ
わたちにも、ちょ~だいっ

それにちても…お母さん達、心配症ね
あたちたち、こ~んなに元気なのに
心配ちてくれるのはありがたいけど…
難ちい顔ちてるより、笑ってくれてる方が
わたち達も嬉ちくなっちゃって元気になるのにね~

お母さん達
わたち達の前では、いつも笑っててよね~

れいママ、「うらない戦法」だよ
返信する
Unknown (すず)
2011-01-27 15:26:27
こんにちは。

病気の説明、じっくり読ませて頂きました。
確かに、とても怖い病気ですよね。
でも娘ちゃんがそうだとは分からないですもんね!

風邪引かない為にはうがい・手洗い・あったか~くして
いっぱい食べて・・・予防が大切ですもんね。
今はまずしっかり予防!って感じですよね。
療法食で数値が改善される事を願っています。

息子ちゃんも応援してるもんね。だいじょぶよ、娘ちゃん。

元気いっぱいだけど元気玉飛んで行け~
邪魔やったらたまごちゃん達と一緒にどけて
置いといてねん。

『ポチ』っとな~
返信する
Unknown ()
2011-01-27 23:18:36
詳しく丁寧に説明して
頂きありがとうございました。
先の心配より、今出来る事
しなきゃいけない事を
しっかりやることが大切ですね。
そしてしっかりと向き合っていく事。
れいさんの言葉に私は、ただただ頷くばかりです。

息子ちゃんは、とても大切な事を
沢山教えてくれたのですね
娘ちゃんみんな応援してるからね~
真剣なお顔でカミカミしてたね~かわゆいウフフ
返信する
コメントありがとうございました☆ (れい)
2011-01-28 11:38:33
モグさん
「こういうことが起こるかもしれない」
と意識して過ごすことは大事かなと思うんですけど
それに囚われすぎては何も出来ないので(^^ゞ
考えると怖いことばかりです。
判断が遅れたり場所が悪かったりすると手術が難しい病気なので
考え始めると正直うろたえますがね
でも娘ちゃんの笑顔はずっとずっと守っていきますよ~!


momoさん
遊んでるのはトイレットペーパーの芯です
小さい頃からラップの芯、ホイルの芯を解体するのが大好きなので
使い切るとオモチャとして与えています
怒られたり興奮しすぎたりするとギャーギャー言いながら
ガジガジ引きちぎって遊びます。
後片付けが大変です


すずさん
疑いが濃厚ですけど…
う~んやっぱりねぇ~、全身麻酔をして
「あ、門脈シャントですね」
また全身麻酔をして
「ハイ手術しま~す」
っていうのがどうもねぇ…
もし門脈シャントなら経験値の高い上手な先生がいる
大学病院などで受けるしかなくて
娘の精神的な負担を思うと踏み切れなくて。
一昨年、あのとき、知らない病院で1日入院したストレスで
ブルブル震えて瞳が真っ白に白濁して戻ってきた娘を思い出すと
いま造影検査や手術を急ぐ必要もないんじゃないかと思ってしまう…難しいですね
ぽちりと応援ありがとう


空さん
全然違う可能性もないわけじゃないんですけど
どうもにおうんですよね…門脈シャント。

息子には
「相手の立場にたって物事を考え行動する」
ということを教わりましたね。
”どうされたらオレが嬉しいのか、考えろ”
”どうしてやったらオレが安心するのか、考えろ”
娘も同じなんですよね。
できるだけストレスをかけないように
毎日おいしいものを食べて、楽しく笑顔で生活させてやりたい。
病気との向き合い方は本当に難しいです
返信する

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