【本当のこと言える空気じゃないですよ・・・】
こんばんは、村上春樹さん受賞ならず・・・。
トイレで踊る人です。
明日は10月9日ですが、1984年(31年前)の10月9日に、
柔道の山下泰祐さんが国民栄誉賞を受賞されました
同年8月のロス五輪での金メダル獲得などの功績が称えられての受賞でした。
山下さんといえば、ロス五輪での決勝戦が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
男子無差別級2回戦にて、右ふくらはぎ肉離れの怪我をしてしまいます。
歩くのも厳しい状況の中、山下さんは準決勝に臨み、大内刈りと横四方固めで何とか決勝へと駒を進めました。
そして、有名な一戦である、モハメド・ラシュワン(エジプト)との決勝戦。
結果はご存知の通り、山下さんの横四方固めで一本勝ちで金メダルを獲得したのでした。
この試合で、相手のラシュワン選手は国際フェアプレー賞を受賞します。
それは、山下さんの負傷していた右足を狙わず、正々堂々と勝負した、とのことからでした。
・・・なんという潔さ!彼こそ「侍」「武士」と呼んでよいのではないでしょうか!
さらにラシュワン選手は、表彰台に上る山下選手を気遣って手を差し伸べるという、まさに「武士」ですよ!
・・・、・・・。
・・・なーんて書きましたが、実際のところは、
ラシュワン選手は山下選手の右足を狙って技をかけていたのです
山下さんはそのことに気が付いていましたが、
ラシュワン選手がインタビューで「狙わなかった」という旨の発言をし、
しかも、マスコミはそれを美談で取り上げ、国際フェアプレー賞も受賞する、という状況の中。
・・・言えるわけがない。
10数年後に、山下さんは語ります。
「彼がフェアに戦ったのは事実です。でもケガした右足を気遣って、全く右の技をかけなかったというのは事実ではないと言えます。
最後だって僕は右払い腰にきた足をさばき、左の払い腰をすかして、倒して抑え込みました。確かに右足に技はかけているのです。」
しかし、こう続けます。
「どうやったら勝てるかにすべてを懸けるのは、五輪で当たり前のこと。
いかに相手の弱いところに自分の一番強いものを持っていくかというのが基本です。相手の意表を突くのが戦いの鉄則。
五輪の場に情けの気持ちを持つ人は、あの場には立てない。スポーツだけでなく、競争そのものに向かないと思う。
五輪という舞台は、自分のやってきたことを出し切る場だからね。」
(出典:日刊スポーツ 五輪を語る 山下泰裕氏<1>自分のために戦う)
ごもっともなお言葉です。
真剣勝負に情けは無用、ですね。
しかし、山下さんの発言はお見事です。
事実を訂正しつつも、ラシュワン選手をフォローしていますからね。
お二人とも「武士」でございまする!
それじゃ、今日は
っしまい!
(出典:wikipedia「10月9日」)
こんばんは、村上春樹さん受賞ならず・・・。
トイレで踊る人です。
明日は10月9日ですが、1984年(31年前)の10月9日に、
柔道の山下泰祐さんが国民栄誉賞を受賞されました
同年8月のロス五輪での金メダル獲得などの功績が称えられての受賞でした。
山下さんといえば、ロス五輪での決勝戦が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
男子無差別級2回戦にて、右ふくらはぎ肉離れの怪我をしてしまいます。
歩くのも厳しい状況の中、山下さんは準決勝に臨み、大内刈りと横四方固めで何とか決勝へと駒を進めました。
そして、有名な一戦である、モハメド・ラシュワン(エジプト)との決勝戦。
結果はご存知の通り、山下さんの横四方固めで一本勝ちで金メダルを獲得したのでした。
この試合で、相手のラシュワン選手は国際フェアプレー賞を受賞します。
それは、山下さんの負傷していた右足を狙わず、正々堂々と勝負した、とのことからでした。
・・・なんという潔さ!彼こそ「侍」「武士」と呼んでよいのではないでしょうか!
さらにラシュワン選手は、表彰台に上る山下選手を気遣って手を差し伸べるという、まさに「武士」ですよ!
・・・、・・・。
・・・なーんて書きましたが、実際のところは、
ラシュワン選手は山下選手の右足を狙って技をかけていたのです
山下さんはそのことに気が付いていましたが、
ラシュワン選手がインタビューで「狙わなかった」という旨の発言をし、
しかも、マスコミはそれを美談で取り上げ、国際フェアプレー賞も受賞する、という状況の中。
・・・言えるわけがない。
10数年後に、山下さんは語ります。
「彼がフェアに戦ったのは事実です。でもケガした右足を気遣って、全く右の技をかけなかったというのは事実ではないと言えます。
最後だって僕は右払い腰にきた足をさばき、左の払い腰をすかして、倒して抑え込みました。確かに右足に技はかけているのです。」
しかし、こう続けます。
「どうやったら勝てるかにすべてを懸けるのは、五輪で当たり前のこと。
いかに相手の弱いところに自分の一番強いものを持っていくかというのが基本です。相手の意表を突くのが戦いの鉄則。
五輪の場に情けの気持ちを持つ人は、あの場には立てない。スポーツだけでなく、競争そのものに向かないと思う。
五輪という舞台は、自分のやってきたことを出し切る場だからね。」
(出典:日刊スポーツ 五輪を語る 山下泰裕氏<1>自分のために戦う)
ごもっともなお言葉です。
真剣勝負に情けは無用、ですね。
しかし、山下さんの発言はお見事です。
事実を訂正しつつも、ラシュワン選手をフォローしていますからね。
お二人とも「武士」でございまする!
それじゃ、今日は
っしまい!
(出典:wikipedia「10月9日」)
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