定量を過ぎたがゆえに、嫌いになってしまった鰻。
幼少の頃、スイミングに通う火曜日の夕飯は決まって鰻であった。
学校から帰宅して、スイミング。
スイミングから帰宅途中に、スニッカーズを食べながら友人と談笑し、そして自宅で鰻を食す。
なんて高カロリーな夕飯だったんだろ。
スイミングに行く日には「はい」とスニッカーズを渡され、
家に着くと「はい」とうな丼を渡されていた。
それが定量を超えた日がやってきて、生理的に鰻の香りだけで「ううう」となるように。
克服できたのが4~5年前。やっと規定値がさがった模様w
私も世の中の土用の丑の日の流れに、一緒に乗ることが出来るようになった。
さて。今年はどれにしようか。
鰻の予約のパンフレットを見ながら、密かに興奮していた私。
お弁当か、お寿司か。
いや、やっぱり長焼きかなぁ~。
ここはたまにはポケットマネーで、家族に振る舞っちゃおう!と計画。
今年初の試みとして、全店で限定100セット限り。訳あり鰻1万円という品に心が揺れる。
少し形が崩れたもの、焼きで失敗しちゃったような、味にはなんら変わりのない鰻が6~8匹で1万円。
6匹ならお得なのか。いや、8匹とは小ぶりなんじゃないだろうか。
冷凍なのか。冷凍なら、いつでも美味しく堪能できる・・・。
食べやすいサイズに切って、冷凍保存にして、いつでも鰻おにぎりを・・・あぁ、なんて夢のよう!
と、さすがに1万円には決断に3日間を要した。
「あのぅ、チーフ、ちょっと。」
鮮魚チーフに相談。「1万円の鰻なんですけど」
まさか、本当に購入する人いるんだ?!的な驚く鮮魚チーフ。
「そうだね。冷凍だから保存は出来るよ。でも高いものだからね。ちなみに残り22だよ」
なんて良心的なんだろう。私をコロッとだましちゃえば、それなりに予算に貢献しちゃうのに?!
1万円の売り上げ確定より、我が家のエンゲル係数の心配とは。
そうよ、こういう気配りが欲しいってもんですw
うーん、うーん、、、と悩んで、やはりいつものお買い得価格の国産ウナギにした。
それでも1食分としてはうーんと奮発!
といっても、これを家族で分けるんだけどね(^_^;)
この歳になると、量より質!いいもんをちょっとだけ、、、の方がありがたみがわかるってもの!
26日ごろから店内には鰻が並べられ、私は誘惑と常に戦っていた。
(いいな、買いたいな。食べたいな)
(うなぎのちらしずしなら、お昼にぴったり!)(鰻の太巻きも美味しそう)
(おにぎりが250円か~。これなら・・・)
いやいやいや!
私には、鰻師が寝食共にして丹精込めて作った
国産の鰻が29日に待っている!
これをスローガンに、ありとあらゆる誘惑を、えい!やぁ!えいえい!と振り払ってきた。
昨日も「チーフ、私。29日の夜の受け取りだと夕飯にバタバタしちゃうから、お昼にしますよ」
と、受取時間の変更までマメにやっていたのだ。
それほどまでに、この鰻への熱い思い!
そして、今朝
「それではいってきます!夕飯は鰻だから、ご飯だけ炊いておいてね。お昼に受け取ってくるから」
家族に念までおして、鰻を迎えに行ったのである。
はー。今夜は鰻。そうだ、たれも足りないかもしれないから小瓶で買おう。
新生姜もそえて美味しくいただこう。どうしよう、考えてくるだけでワクワクしちゃう。
そのワクワクが、例のフラフラになろうとは。
「ぐあいがわるいのでかえるんですけど、うなぎはおやに、よるにとりにきてもらいます」
あっ、、うん。鮮魚チーフも突然の私の急変にびっくり。
それでも鰻へのコミュニケを密にとる私にも驚いていた模様。
あぁ、ポケットマネーで御馳走しちゃうというサプライズが
父の思いがけない出費に変わる。(返すけど)
夜の8時ごろに、ようやく熱も下がりだし
「たべる。うなぎたべる」と台所へ。
あー。鰻のたれも買うつもりが!!あー、新生姜も一緒に食べたかったのに!!!
ブツブツ言いながら、ご飯をよそう私に、母はひいていた。
「そんなに食べたかったなら、いっぱい食べれば・・・?」
いや、お腹が本調子でないから。無理はしない方向で。
「美味しいのに、なんか足りない感で、残念な感じだよー」
と、これまたブツブツ言いながら食す私。
家で食べる時は、土用の丑の日のニュースを横目に見ながら食べるのがいいのに!
もうこの時間じゃ、ニュースもそんなやってないし!!
1万円の魅惑的な鰻はどうだったんだろ?中身ってお得だったんだろうか?
今日はあれやこれやと、私の熱は冷めそうにない。
幼少の頃、スイミングに通う火曜日の夕飯は決まって鰻であった。
学校から帰宅して、スイミング。
スイミングから帰宅途中に、スニッカーズを食べながら友人と談笑し、そして自宅で鰻を食す。
なんて高カロリーな夕飯だったんだろ。
スイミングに行く日には「はい」とスニッカーズを渡され、
家に着くと「はい」とうな丼を渡されていた。
それが定量を超えた日がやってきて、生理的に鰻の香りだけで「ううう」となるように。
克服できたのが4~5年前。やっと規定値がさがった模様w
私も世の中の土用の丑の日の流れに、一緒に乗ることが出来るようになった。
さて。今年はどれにしようか。
鰻の予約のパンフレットを見ながら、密かに興奮していた私。
お弁当か、お寿司か。
いや、やっぱり長焼きかなぁ~。
ここはたまにはポケットマネーで、家族に振る舞っちゃおう!と計画。
今年初の試みとして、全店で限定100セット限り。訳あり鰻1万円という品に心が揺れる。
少し形が崩れたもの、焼きで失敗しちゃったような、味にはなんら変わりのない鰻が6~8匹で1万円。
6匹ならお得なのか。いや、8匹とは小ぶりなんじゃないだろうか。
冷凍なのか。冷凍なら、いつでも美味しく堪能できる・・・。
食べやすいサイズに切って、冷凍保存にして、いつでも鰻おにぎりを・・・あぁ、なんて夢のよう!
と、さすがに1万円には決断に3日間を要した。
「あのぅ、チーフ、ちょっと。」
鮮魚チーフに相談。「1万円の鰻なんですけど」
まさか、本当に購入する人いるんだ?!的な驚く鮮魚チーフ。
「そうだね。冷凍だから保存は出来るよ。でも高いものだからね。ちなみに残り22だよ」
なんて良心的なんだろう。私をコロッとだましちゃえば、それなりに予算に貢献しちゃうのに?!
1万円の売り上げ確定より、我が家のエンゲル係数の心配とは。
そうよ、こういう気配りが欲しいってもんですw
うーん、うーん、、、と悩んで、やはりいつものお買い得価格の国産ウナギにした。
それでも1食分としてはうーんと奮発!
といっても、これを家族で分けるんだけどね(^_^;)
この歳になると、量より質!いいもんをちょっとだけ、、、の方がありがたみがわかるってもの!
26日ごろから店内には鰻が並べられ、私は誘惑と常に戦っていた。
(いいな、買いたいな。食べたいな)
(うなぎのちらしずしなら、お昼にぴったり!)(鰻の太巻きも美味しそう)
(おにぎりが250円か~。これなら・・・)
いやいやいや!
私には、鰻師が寝食共にして丹精込めて作った
国産の鰻が29日に待っている!
これをスローガンに、ありとあらゆる誘惑を、えい!やぁ!えいえい!と振り払ってきた。
昨日も「チーフ、私。29日の夜の受け取りだと夕飯にバタバタしちゃうから、お昼にしますよ」
と、受取時間の変更までマメにやっていたのだ。
それほどまでに、この鰻への熱い思い!
そして、今朝
「それではいってきます!夕飯は鰻だから、ご飯だけ炊いておいてね。お昼に受け取ってくるから」
家族に念までおして、鰻を迎えに行ったのである。
はー。今夜は鰻。そうだ、たれも足りないかもしれないから小瓶で買おう。
新生姜もそえて美味しくいただこう。どうしよう、考えてくるだけでワクワクしちゃう。
そのワクワクが、例のフラフラになろうとは。
「ぐあいがわるいのでかえるんですけど、うなぎはおやに、よるにとりにきてもらいます」
あっ、、うん。鮮魚チーフも突然の私の急変にびっくり。
それでも鰻へのコミュニケを密にとる私にも驚いていた模様。
あぁ、ポケットマネーで御馳走しちゃうというサプライズが
父の思いがけない出費に変わる。(返すけど)
夜の8時ごろに、ようやく熱も下がりだし
「たべる。うなぎたべる」と台所へ。
あー。鰻のたれも買うつもりが!!あー、新生姜も一緒に食べたかったのに!!!
ブツブツ言いながら、ご飯をよそう私に、母はひいていた。
「そんなに食べたかったなら、いっぱい食べれば・・・?」
いや、お腹が本調子でないから。無理はしない方向で。
「美味しいのに、なんか足りない感で、残念な感じだよー」
と、これまたブツブツ言いながら食す私。
家で食べる時は、土用の丑の日のニュースを横目に見ながら食べるのがいいのに!
もうこの時間じゃ、ニュースもそんなやってないし!!
1万円の魅惑的な鰻はどうだったんだろ?中身ってお得だったんだろうか?
今日はあれやこれやと、私の熱は冷めそうにない。