主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2014-03-09 13:16:35 | 読書
万城目学著『とっぴんぱらりの風太郎』

内容(「BOOK」データベースより)
天下は豊臣から徳川へ―。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?

初の時代小説ということですが、今までの作品とは異なり可笑しみが少なく悲哀が漂うという、ジャンルだけでなく作品の傾向も異なっております。とある人物がが宿るひょうたんという不思議な物が、物語のキーワードになるというところは相変わらずですが。
領地替えでやって来た殿様が、忍びを近しい物とは思わず、また戦国時代も終わり、いよいよ不要となっていくであろうという事実に流されていく、元仲間達。
最後の最後の仲間達と天守閣を目指す辺りから、年を取って涙腺がゆるゆるの私はタオルが離せませんでしたよ。

あと「プリンセストヨトミ」の時も思ったけれど、大阪の人はやっぱり徳川より豊臣の方が親しみがあるのですかねえ。
ひさご様が人が良く描かれていますが。
地元のお殿様というのは、今でも人気なんですかね。
戦国時代の小説やゲームなど2次元でご活躍のお殿様とは無縁なので、ちょっと寂しい。



夢枕獏著『大江戸恐龍伝 第三巻』
龍の掌と書き付けを手に入れた直後から、その話を伝え、縁を結んでいた三津井から、海に沈み死んだと思われていた彼のところの船・光徳丸の船員・弥太郎が一人奇妙な状態で戻ってきたと聞かされた前巻。
詳しい話を聞けないまま彼は殺された。
殺したのは書き付けに興味を持っているような盗賊・火鼠の一派か?
また弥太郎を助けたオランダ船がニルヤカナヤを探しているというのを確信した源内。
そして、光徳丸に乗っていた息子も生きていることを知った三津井。
三津井は金に糸目は付けず息子を助け出したい、と源内にニライカナイの探索を依頼。
3巻では、いよいよ出発に向けて船の建造と出航となります。
そして、まずは琉球を目指し、そこで江戸学者兼除市意石の研究者・朝典と出会い、ニライカナイへの手がかりを掴むのでした。

今回の3巻、今までに比べて薄かった。
そして、やっと書き付けの謎がほぼ解けました。
あとはもう現地に行くのみ!そして、現地ももう目前!
次巻が楽しみですが、読むのに夢中で途中で予約を入れるの忘れた。
どんなに早くとも水曜日にしか読めない。
他の本を先に読んで待っておきます。
コメント
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