「F右ロアアーム交換」の
ディーラーにおける標準作業時間はなんと約2時間!
僅か3本のボルトを外すだけなのにこれだけの時間がかかる理由は
縦方向に入っている後ろの長い1本がボディに干渉して抜き取れないため
エンジンメンバーを下すという重作業が必要だからのようです。

「なぜこんな作りに!?」とは思っても
実際にそうなっている以上はどうしようもありません。
ただこの程度まで上に抜けるのであればここで切断してしまって
装着は逆に下から新品ボルトを挿入し上部ナットにすればイケるのでは・・・。
案の定、K君の工場に行き電動カッターを借りると
ものの2~3分で切断でき、すんなりと外せました。

ボールジョイント部には相当のガタがあり、これが気になる「コトッ」の
原因であることは間違いなく、この冬に"脱臼"して重大な事態を引き起こすか
または来年の次回車検時に指摘されて交換を余儀なくされるかの
どちらかになったことでしょう。
それにしてもこれだけはっきりとがたついているのに
ディーラー工場が最初の修理見積りでタイロッドエンド交換という
見立て違いをどうして起こしてしまったのでしょう。
なにはともあれ、3本のボルトの挿入順が分からずやや手間取りましたが
約1時間で無事終了と相成ったのでした。

もちろん「コトッ」はすっかり消え去り足回りの不安は解消されましたし
前回から1万㌔経過していたエンジンオイルとワイパーゴム2本を
イエローハットで交換してもらいましたので
これで自分なりの"12ヵ月点検整備"を終えることにします。
ディーラーによる見積金額98,500円のところ、社外新品または中古部品を使い
自分で作業したのですから掛かった費用は〆て21,700円
ただし、正式な分解整備記録簿は当然手元に残りませんし
フロントブレーキパッド&中古ローターは4カ月前に交換済ではあっても
リアライニングの点検はしてありません。
蛇足ながら、有償無償に関わらず、例え自分の車であっても
反復継続して分解整備を行う場合は
国の認証を受けなければ違法とみなされます。
(一件落着)