点滴1本で小1時間はかかるのに、痛みのためじっとしていられず
診察室や廊下を点滴スタンドをコロコロ引っ張りながらウロウロ。
それでもズキンズキンとした下腹全体に渡る
鈍痛と言うか、激しい痛みは消えません。
「まだ痛いですか?」
おいおい、また同じ質問かい、「痛いです
」
「それでは先生を呼びましょう」

先生?先生がいるんならなんで早く呼ばないの?
鎮痛剤を出しただけの最初の人は先生じゃないの?
えっ、日赤の先生じゃないの
と言うわけで、最初に飛び込んでから痛さに耐えること、すでに2時間
ようやく“日赤のお医者様”に診ていただけることと相成りました。
「それでは隣の診察室にどうぞ」
なんじゃ、診察室まで違うのかいな。
それまでの5倍はあるような広い部屋に
電燈が灯されて
腹の痛さで自然になる前かがみで十数分、椅子で待っていると
登場してきた先生はアラフォーと思われる女医さんで
寝むそうではあってもあまり不機嫌でなくホッとしました。
問診の後、レントゲンを撮ることになってX線室へ。
そして診断の結果は
「石が写っていませんが尿管(尿道かも)結石だと思います。
骨の影になって写らないのかもしれません」
そして本日
度目の鎮痛剤、今度は注射をしてもらいましたが
もうすでに朝の6時半、廊下の反対側にある1床だけの仮眠室で
診察の始まる時間を待って、正式な治療を受けることにしました。
2度も効かない痛み止め処置に不安があったからですが
“3度目の正直”が効いてきたからなのでしょう
小綺麗なパイプベットで気を失うように眠り込んでしまいました。
(続く)