このK脳神経外科には、HPの担当予定表によると
大学の交代医師2人を含めると10人を超える医師がいるようです。
待合室から見える診察室も5部屋あり、"昼休みなし"で
診察してくれることはとても有難いことです。
ただ一人の医師に診てもらいたいのであれば
少なくてもこの予定表をチェックして希望の医師のいる
曜日と時間帯に行かなければならないのでしょう。

(K脳神経外科HPよる待合室風景)
頭髪に触れると針で刺されるような突然の痛みから
初診で訪れたのが昨年2月のことで、A医師が処方してくれた
10日分の鎮痛剤エトドラク(+アリナミン)は
全く効きませんでした。
この鎮痛剤は整形外科で処方されているロキソニンと
同じ仲間であってこれは整形外科の処方で持っていて
もちろんすでに試していますので、効果がないことは
容易に予想できました。
10日後の3月初めのMRI検査の結果診断はB医師によるもので
重大な疾患ではない」とのことでした。
ただこの時も病名は聞かされず、かつ新たな薬の
処方のお話も出なかったので、こちらから希望して
アリナミンのみ30日分を追加してもらい
様子を見ることにしました。
そして幸いなことに夏までにはこの痛さは影を潜めてくれて
以前の静かな生活を取り戻したような気になっていました。

が、しかしそれが壊されたのが1年振りとなる今年7月のことで突然
食事の際の咀嚼し始めにコメカミに激痛が走るようになったのです。
やむを得ずK脳神経外科にまた駆け込むこと。。。
この再診の際は3人目となるC医師で、特に何をするでもなく
カルテに基づいて処方されたのが再度エトドラクでしたが
これは以前効かなかったお話から神経障害による疼痛に
効くとされるプレガバリンが10日分が追加されました。
この時点でもまだ病名は明言されていません。
ただケガなどで受容体(痛点や温点など)から発せられる
危険信号としての痛みに効く鎮痛剤エトドラクではない
プレガバリンを併用することになったことは、いわゆる
神経障害性疼痛つまり神経痛の可能性を考えたのでしょうか。
薬が終わる10日後には同じC医師によって
プレガバリンのみさらに30日分が追加で処方されました。
この薬を飲み終わった秋頃でも、咀嚼を始める際に
こめかみが痛かったのですが、しばらくすると
我慢できる程度に引くことから前年のようにこのまま
自然に治まってしまうかもと楽観視していました。
ところがドッコイ、そうは問屋が卸さず、その後
咀嚼を続けていても痛みが引かなくなってしまいました
しかし食べないわけには行きませんので
「この野郎!」的にさらに強く咀嚼して痛みを増幅させていると
痛みの半分が熱さに変わることが分かりました
最初の痛さは何ともイヤではあっても、こうすると
何気に普通に食事が取れるので日常生活は送れるのです。
とは言え、大きな声を出したりしても痛みが走るようになり
イントラ仕事の前の12月初めに5度目となる病院に駆け込むことに。

(K脳神経外科全景・グーグルマップより転写)
診察に当たった4人目のD医師による「筋肉痛かも」により
処方されたのが、筋肉の緊張を緩和し血管を拡張して
筋血流を増やす薬のエペリゾン30日分。
この病名には大いに違和感を感じましたし事実全く効果も
認められませんでしたが、今季初のイントラ時にやはり
大きな声を上げると痛みが走り
これでは仕事に支障を来しますので
休診が続きイントラも忙しくなる前に6度目となる病院へ。
これまでで5回の通院で4人の医師の診察を受けることなど
普通はあまり好ましく思えないのですが、ただ今回私が思うに
"病名不明ゆえに原因不明"のまま処方が医師によって変わるのであれば
それはそれでセカンドオピニョン、サードオピニョンを自動的に
受けていることになると思い結構肯定的に捉えています。
国立大薬学部教授を務める弟に相談した際には
「効く薬が見つかればラッキーだね」と
言われているくらい厄介な症状のようですから。
(続く)