
ママとパパ以外の周囲の者には
「パパ」「ママ」の他には数個の言葉が何となく分かる程度の1歳7ヶ月でも
もちろん“何となく”でも会話は成り立つのですが
「あんぱん…」としか言えないのに
「それいけ!アンパンマン」のDVDにはくぎ付けだと言います。
4歳と6歳の孫はストーリーも楽しんでいると思うのですが
Hちゃんは本物の餡パンさえ多分、食べたことがないのに
この不思議な“生き物”の何がおもしろいのでしょうか。
だいたいから、餡パンや
、さらにはかつ丼にまで
手足が生えて、目鼻が付いたモノが動いたら
それはそれは怖いと思うのですが…。
原型作品は40年も前に
大人向け読み物に登場した頭部も普通の人間で
「空腹の人のところにパンを届ける」というストーリーだったものが
約10年後に頭部が餡パンに変わって幼児向け絵本になり
ただし、「貧困に苦しむ人々を助ける」という内容はそのままで
幼児には難解な内容で、幼稚園の先生などから酷評されたと言います。
(この頃の絵は確か寂しい感じだったと記憶しています)
しかし、次第に子供たちの間で人気を集め
幼稚園や保育園などからの注文が殺到するようになり
8頭身から3頭身に変わって行くと同時にキャラクターも追加され
(なんと1500種類もいる
)
ストーリーも私が見た2、3本は、基本的には水戸黄門のような
単純明快な勧善懲悪そのものになっているようです。
もっとも、バイキンマンのように
悪人が悪人の顔をしているから分かるのであって
現実の社会の悪人は普通の顔をしていますが…。

今や、レンタルDVD屋さんでも“貸出中”が多く
新作などはなかなか借りれない状態が続いています。