ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

映画「アメリカン・ギャングスター」

2008-02-02 04:31:42 | Weblog
映画の日、時間作っても映画を観てくる日と決めています。

今月はどれにしようかなと昨日の晩に決めた。
わお!リドリースコット監督の最新作じゃん!これは行かねばってことで。

ゆっくり淡々と描くその物語のように見えて飽きさせないところがすごい
後半のググっと盛り上げていくさまはたまらなかったなあ。

この映画では麻薬のことが散々描かれますが、その麻薬の価格破壊でもって
市場を制圧し、そのときにあったシステムを崩し、黒人が麻薬の元締めのボスと
成り上がっていくアメリカンドリームなんですね。

他より良い品質ながら他のものより格安という価格破壊やブランド化など
ドラッグも商品なんだなあと感心するやら・・。

既存の秩序を崩すには価格破壊なんですね

麻薬の元締めになるデンゼルワシントンがかっこいいです。
家族の様子とか、彼のそれは用心深く繊細で、それでいて大胆なんですね。

お母さんの役の方がオスカーにノミネートされてますが
息子を叱るシーンは圧巻でした。

なによりタチが悪く見えてくるのは、組織ぐるみで不正をしてた多くの警察官
当時腐敗がはびこっていたアメリカの警察の様子が克明に描かれてました。

そういうのを眺めていると、愛媛県でも警察が組織ぐるみで行っていた
裏金つくりが現職警察官の告発により発覚した「愛媛県警捜査費不正支出問題」
について思い出しながら見ていました。

「愛媛県警捜査費不正支出問題」
http://www.ehime-np.co.jp/tokushuex/0501kenkei/rensai_menu.html
http://www.ebc.co.jp/bangumi/snews/kenkei_fusei/index.html

県警ではそんなものはない!と言い張ってるんですけど
なんと警察使用のパソコンからウィニーで情報漏えいした情報で
より信憑性が高まるなどボロボロなんですけど信じられない言い口で
違うと言い張っています。この事件も映画並みに興味深いですよ。

久しぶりに骨太な映画をじっくり堪能できた夜でした!!

リドリースコット、今回も綿毛を飛ばしまくってましたよ。

綿毛が町中に飛びまくる季節というのがアメリカにはあるのかな?
日本では見かけたことがないので、そういう季節感とかもあるのかもなあと見てました。
コメント
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