ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛者と性同一性障がいの境

2008-07-03 02:50:28 | Weblog
NHK教育「ハートをつなごう」の性同一性障害第5弾を見た。

1夜の海外を旅しながら世界の人たちにセクシャリティのことを聞く
というところも興味深く見た。

そして、2夜でFtMという方が女性として就職活動をし就職するという
その心の葛藤と整理の過程を話されていて、これまた興味深かった。

あれほど苦痛に感じていた女性の格好。女性のスーツで就活。
「カッコいい女性」になれればいいじゃないか?
そんな心の整理で自分を説き伏せ、就職活動とともに自分とも向き合ったとか。

「そんなもんなの?」と性転換の手術を心に決め始めたという別のFtMの
方が問いかける。俺もそんな気持ちを持ちながら、伺うように見てた。

カッコいい女性として、やりたい仕事で活躍し
自分の働きやすい状況を作っていく。

そのとおりだなと感じ入りながら聞くのですが、性別への違和感が
やりたい仕事ということで乗り越えられるものなのか・・

その方の話を聞いていると、
男っぽいレズビアンであってもおかしくないな?と思えてきます。

実際、その方はその頃に自分が同性愛であるということは受け入れ難く
性同一性障がいという考え方が社会的な立場として受け入れやすいと
思ったようなのでした。

まあ、それだけでということはないと思いますが。
同性愛への偏見が、最近クローズアップされてきた性同一性障がいなら
受け入れられるということで、考えを複雑にさせてしまったり、勘違い
させているところもあるかもしれません。

今回の番組では「同性愛者と性同一性障がいの境」というのも、また
明確に出来るものでないという性は本当に多様である!ということを伝え
られる、良い番組になったと思いました。

本当に人それぞれであるということですよね。
そのことがより自分に向かってくるだけに、当事者は自分のことを
自分は何者なのか?ということを、より真剣に向かい合う必要があるでしょう。

さて、番組の終わりにLGBTニュースというミニコーナーが2日とも
用意されていました。東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のことなども大きく
宣伝されてましたね!他、NPOの活動の様子など様々な活動の様子が
番組に取り上げられてて、凄いな~と感心!

やっぱりこのNHK「ハートをつなごう」はよく出来た番組ですよね。

■「ハートをつなごう」性同一性障害 第5弾
http://www.nhk.or.jp/heart-net/hearttv/
教育テレビ 6月30日(月)、7月1日(火) 午後8時~8時29分
再放送 7月7日(月)、8日(火) 午後1時20分~1時49分


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