ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

市民企画分科会の選考会に挑戦してきた

2008-08-29 03:53:58 | Weblog
松山にある男女共同参画センターのイベントで市民企画分科会の募集というのが
あって自分たちレインボープライド愛媛も初めて応募してみたんですよ。

今日はその選考会があって、制限時間5分のプレゼンを頑張って来たー!

他の団体の皆さんも、すごく熱く企画への想いを話されてて
なかなか強豪だらけ。俺も緊張!

皆さんの活動のことを聞くのもすごく勉強になった。

自分たちの取り組みを堂々と皆さんの前で説明するのも良いチャンス
と思って、しっかり話してきました。

自分たちの企画も通ると素敵なんだけどなあ~!!

どんな企画を提案したかって?題名は

「誰もが自分らしく生きていける社会へ」
~性的少数者、HIV感染者支援から見る男女共同参画社会~

こんな題で、講演会を考えてみたんですよ。

企画の書類を出し、資料を出し、5分の説明を考え・・
なかなかいい経験になりました。

プレゼンで話す内容をまとめるために頑張って書いたメモがあるので
せっかくなのでブログに残させてもらおっと!

うまく説明は出来たかなと思ってますが
さあて、選考されるかどうか!?(笑)
期待したいです!

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誰もが自分らしく生きていける社会へ
~性的少数者、HIV感染者支援から見る男女共同参画社会~講演会の企画

同性愛者や性同一障がい者の差別の問題は社会が取り組むべき課題とされるようになりました。人権問題のひとつとして扱われるようになっています。愛媛県では人権重要課題になるなど行政の啓発も共に行っていただいておりまして、この夏に行われた愛媛県主催の人権セミナーでも冬に続きテーマとして取り上げられ、私が講演しました。また愛媛県教育委員会での人権教育の指針においても「思い悩む思春期に取り上げていかねばならない」と書かれいます。1クラスには1,2名の性的少数者の生徒が必ずいます。生徒と向き合っている先生方の要望で学校での教職員向けの研修会なども始まっています。

同性愛を取り扱うというと、何か躊躇してしまう、そんな意識を持つ方もいらっしゃると思いますが、まさにそのことが偏見を助長していると言えます。人権問題としての扱いになっていることを踏まえていただければ、問題はないどころか、機会を見つけて積極的な啓発をしていければいいなと思います。

“男らしくしろ!女らしくしなさい!”といった「男らしさ」「女らしさ」の押し付けは、その枠組みにおさまることの出来ない私たち性的少数者にとって非常に生きづらいものです。世の中には男と女しかいないのだ、という固定概念や社会的な根深い偏見の中で自分らしさを見失わずにいることは大変な困難があります。「男は男らしく」といった価値観も一つの価値観ですが、実は多くの人たちにとっても生きにくい社会を作っている面がありますよね。特に男性自身が生きにくい社会と言ってもいいかもしれません。今回企画する講演ではそんなことにも気がつくこととなるでしょう。

今回は、そういった同性愛をはじめとした偏見との向き合いをしていただきながら、同じような偏見にあるエイズの問題にも焦点をあわせた企画を考えました。エイズ=男性同性愛者といった偏見は日本にエイズパニックが起きて依頼続いています。確かに感染者に同性愛者が多いことも事実で、私たちがエイズについて積極的に取り組まねばと思っている原点です。同性愛者やHIV感染者、どちらもマイノリティ。そのマイノリティの視点で男女共同参画社会をみんなで考えてみたいのです!

今回講演をお願いする方は、同性愛者を公表して全国各地でエイズ対策に積極的に取り組んでいる方です。彼は「男女共同参画社会の実現がHIVの感染拡大を防ぐことになる!」そんな具体的な成果を得ることが出来ると言います。参画社会の実現なくしては、エイズの蔓延は免れない!そのことの意味は何か?
男女共同参画社会とは「すべての市民一人ひとりにとって、自分らしく生きていくことの出来る社会」ということですね。この自分らしく生きていくことができること、自分をしっかり持つこと、持てること、皆が尊重しあえること、こういったことが出来ないでいると、HIVというウイルスは付け込んでくるという話なのです。男女の格差社会もそう、マイノリティへの無理解、そういったものがHIVの感染拡大に大きく影響しているのです。

どうも男性、女性という性別の違いといった大まかな視点で男女共同参画社会を見てしまうと、何か自分に関係することではないと感じてしまうひとが多いようです。人は何時どの状況でマイノリティになるか分かりません。今回はマイノリティの切り口で、様々な多様性を認め合う社会になることが、他人事ではなく、自らが関っていくべきことであること、そしてその具体的な取り組みの活かし方を皆で探ることができればと思います。

参加者は広く一般市民に来ていただきたいですが、レインボープライド愛媛では定期的に性的少数者への理解を深める学習会「レインボースタディ-ズ」というものを一般市民向けに始めています。第一回は7月末に行い、初回にしては23名もの参加と上々のスタート。次回は10月にと、フェスティバルを盛り上げるよう地道に継続開催していく予定です。
また、HIV予防啓発に関わる方々にも声かけします。

最後に松山にもたくさんの性的少数者が共に生活しています。HIV感染者もいます。彼らは社会の偏見を恐れ、存在を明らかに出来ずに隠れていますが、この企画によって勇気を与えられるものになればいいなと思います。
そんな発信がこのコムズフェスティバルからされる! となれば、なんて心強く素敵なことかと思うのです。
ぜひ実現の後押しをお願いします!

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レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org





コメント
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