ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

外国首脳が同性パートナーと来日したら?

2011-05-02 00:54:27 | Weblog
ヨーロッパなどでは同性結婚も認められてて、首相級の政治家がレズビアンやゲイで
あったりするのも当たり前になっていますよね。

その人たちが国賓などとして外国に招かれたとき、同性のパートナーを連れ添っていくのか?

そんな疑問を思うのも馬鹿らしいくらいに、連れ添っていくことは当たり前のことみたい。

じゃあ日本にやってくるときも?そして天皇陛下に謁見するときにも?

そのことに松本外務大臣がこう答えている

「その方が、(首脳の)パートナーであり、その国でパートナーとして認められているということは、重い事実として受け止めたい」

首脳の同伴者が同性結婚によるものであっても、天皇陛下との謁見を認める方針を示したとのこと。

そうだろう、そうだろう、そりゃそうだろう
その国で認められていることを尊重することは当然のことだ!

なるほどなあ、同性愛者の首脳たちはこういうところでも世界的に意識改革を発信してくれているんですね。

先ほどのウイリアム王子の結婚式でも、招かれたエルトン・ジョンが
パートナーのデービットさんと二人で参列してテレビに映ってましたね。

以下のニュース記事では、日本の風習にない同性結婚や事実婚の相手を伴って陛下の前に
出ることは不敬であるとでもいいたけな書き方をしてます。

「わが国の法律や価値観と相容れない・・」出た出た! 

多くの人が意識なく異性カップルを当然としているだけで、まだまだ意識してないだけの現状を
わが国の価値観とまでは言ってほしくないもんだ。自分も日本人なんですけど。

同性結婚、もしくは同性パートナー制度がある国や地域は世界でも随分増えてきました。
議論さえない日本は世界では取り残されつつあるかもしれません。


●ウィキペディア「同性結婚」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E6%80%A7%E7%B5%90%E5%A9%9A



■同性結婚パートナーの天皇陛下謁見を容認―松本外相
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/110427-005656.html

【東京】松本剛明外相は26日の会見で、外国首脳がパートナー同伴で訪日し、共に天皇陛下との謁見を望んだ場合、同性結婚のパートナーでも、受け入れる意向を表明した。豪首相が先週、事実婚パートナーを伴って訪日し、天皇陛下と謁見したが、同外相の発言は、わが国の法律や価値観と相容れない同性結婚でも、その首脳の意向を尊重することを正式に示したことになり、今後、議論を呼ぼう。
 外国首脳の要望を受けて、そのパートナーも天皇陛下に謁見させるかどうかは、内閣の助言を受けて行われてきている。
 同外相は、「どういう方が来られ、(陛下に)お会いになるかについては、外務省も考えをきちんと言わなければいけない」と指摘。その上で、「その方が、(首脳の)パートナーであり、その国でパートナーとして認められているということは、重い事実として受け止めたい」と述べ、今後、首脳の同伴者が同性結婚によるものであっても、天皇陛下との謁見を認める方針を事実上、示した。
 アイスランドのシグルザルドッティル首相(女性)は昨年6月、長年のパートナーであった同性の脚本家ヨニナ・レオスドッティルさんと結婚。震災後、訪日し、松本外相と会談したウェスターウェレ独外相も昨年9月、同性の男性実業家と結婚。欧州では同性愛による結婚も法的に認められつつあり、首脳、有力政治家の間で同性同士の結婚が目立っている。
2011/4/27 0:56


■豪首相、事実婚相手と天皇陛下に謁見
外相説明 「パートナーとして素直に受け入れた」
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/110423-133032.html

 【東京】松本剛明外相は22日の記者会見で、ギラード豪首相が事実婚パートナーを同伴して来日し、21日には共に天皇・皇后両陛下と御所で謁見したことに関し、同首相のパートナーとして訪日した人物を、そのまま素直に受け入れただけ、と説明した。
 ギラード首相訪日に際して、外務省はプレスリリースを配布し、訪問スケジュールと天皇・皇后両陛下との謁見予定を伝えるとともに、パートナーであるティム・マシーソン氏を肩書なしで表記。これに対し、同省関係者は「いろいろ考えたが、ほかに表記の仕方を思いつかなかった」としている。事実婚パートナー同伴で、両陛下と謁見、懇談するのは極めて異例だ。
 松本外相は、20日からのギラード豪首相の訪問は、震災から立ち上がろうとするわが国にとって「世界に向けての大きなメッセージとなっている」と指摘。
 同外相は、本紙記者の「この謁見、懇談実現の前に何か議論はあったか」との質問に対して、人生のパートナーとの行動の仕方はその国それぞれだとしつつ、「特に議論があったとは承知していない」と述べるにとどまった。
 欧州では、わが国と違って、政治家の間で同性婚も進んでおり、今後、そうしたケースの首脳訪問と両陛下との会見懇談も想定される。「そのまま素直に受け入れた」という価値判断で対応しきれるかどうかは、疑問が残ると言えよう。
2011/4/23 13:30


コメント
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