ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ネットで誹謗中傷コメントを書き込んでしまう人とは?を市民同士で考えてみた

2015-01-16 23:39:47 | Weblog
1月16日は、先日書いてた松山市人権教育研究会の「インターネットと人権」分科会を頑張ってきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/65145498.html

しっかりやり遂げて来れたと思います!
1年かけて苦労して準備してきましたが、上出来だったのではないかなあ。
難しい課題をよくここまで解きほぐせたもんだと思います。やりました!

インターネットと人権って、関わり方が難しそうに思われます。

ネット上には分かりやすい人権侵害が散見し、マイナスの思考はすぐに増幅させるところがあります。
世代間で状況理解ができず、経験不足もあり、いざの時の対策が出来ないで翻弄される子どもがいます。
大人でさえ、たくさんいます。

ネットをしてないから関係ない、子どもの問題、悪いことをする人の問題・・と状況を放置させてしまっています。

世代を超えて、それぞれが自分や他者を貶めない為に律してきたことをネットの世界でも確認し合えることはできないのだろうか?
といったことを考えるきっかけをつくるそのような分科会を目指せれたかなとは思います。

インターネットという多くの人が関係していく課題だけに140名近くもの市民の皆さんが集まった人気分科会に。

前半では、講師の先生に、インターネット全般で起きている様々なトラブルを確認しネットで軽い気持ちで書き込んだ誹謗中傷が、大変な事へと変化していく様子をドラマで観るなど若者を中心とした状況を確認。

後半では、同性愛や外国人、障害者や高齢者、女性に向けられたネット上での誹謗中傷書き込みの一部を見てもらうことからスタート。

この書き込みを大人が書いていることについて、参加の皆さんたちは息をのみ、びっくりする人がいたり
良く見るものだなと改めて気が重くなる人など、場は静まり返り、深刻に取ってもらえたようでした。

なぜこのような書き込みをするのか?してはならないことと分かっているはずだが、誰かを傷つけなければおれない何かとは何だろうか?

このような書き込みをすべきでないと分かっているこの多くの参加者たちにとっても、日頃の生活で「恨み、妬み、怒り」などの苛立ちやストレスを抱えながら生活はしていると思う。
でも、それを表に出すか出さないかは大きな違いだ。その工夫はどのようにしているだろう?

そして最後に、抑えられず問題行動をする人に対して、どのような関わりができるだろうか?

といった3点を、参加した人同士で対話してもらい、全体で発表してもらっていきました。
様々な意見や気づきが発表されていきました。大人たちが向き合う時間をつくってみました。

こうしたらよい!という解決策や特効薬が簡単に見つからない問題ですが、諦めない気持ちを広げていくことが大事なんですよね。
ネットで巻き起こされたマイナス思考を社会全体に広げてはいけません。

めんどくさがらずに向き合っていく工夫や知恵を集めないといけません。
大人たちが立ち向かう姿をちゃんと子どもたちに見せられているかを個々の大人は自覚していかねばならないでしょう。

ネットの世界も、日常世界と同じようによりよくしていく責任が、市民一人ひとりにあるのだということを発信できた機会になったかなと思います。

なかなかに面白い取り組みができたのではないかなー

まだまだ足りませんが、生活に忙しい大人たちが、時間をつくり
頭付き合わせ、悩み考えて、人権啓発どうすればいいだろうと取り組んでみてるというのは、少しは良い姿を見せられてたんじゃないかなと思います~

とりあえず1年頑張って来たことがカタチにできました。
無いものをつくれたんじゃないですか?

お疲れ様でしたー!!


研究会は一日がかり、午前は分科会、午後は全体会
会場のコミセンでは様々なブースも出てました。もちろんレインボープライド愛媛も!

全体会での講演では障害者差別禁止法のことを詳しく話してもらって勉強になりました。
論理的で分かりやすかったなー


コメント
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