映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「ラブソングができるまで~Music&Lyrics~」

2008年03月30日 | 映画~ら~
やっとパソコンが復活しました。イヤーーーー、長かった。
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ヒュー・グラントとドリュー・バリモア共演のコメディー。二人のコメディー慣れしたテンポのよさに乗せられて、楽しめる作品です。

アレックス(ヒューヒュー)は80年代に人気を博したバンド『POP!』の元メンバー。バンド解散後ソロに転向するが、泣かず飛ばず。その彼に、人気絶頂のアイドル・コーラの歌を作ってほしいとの話が舞い込むが、作詞に苦労する。観葉植物の水遣りのバイトに来たソフィーの作詞のセンスに気づいたアレックスは、彼女を巻き込み芸能生活での再起をかけることに。

映画の中ではアレックスが所属していたPOP!のプロモーションビデオが披露されるのだけど、これがよくできてます。あの80年代の無駄に明るく、かわいらしく、どこまでもダサく、本人主演のよくわからないラブストーリー仕立てのミュージックビデオのできばえがすばらしい!

ドリュー・バリモアの、コメディーの間がよくわかっている感じが見ていて安心です。安心して笑える。「ドリューに任しとけば大丈夫だよね」と、きっと製作側も思っていたはず。そして、なによりかわいい。「本当にこの人、むかしヤク中で暴れてたのかしら?」とその過去さえ信じられなくなるほど、チャーミングです。

個人的には脇役たちがものすごくいい味を出していたと思います。一押しは、ドリューのお姉さん。クリステン・ジョンストンという女優さんなのですが、調べてみるとさすがの経歴。http://wwws.warnerbros.co.jp/musicandlyrics/about.html
演技のうまさに納得です。このお姉さんがうまく笑いを作り上げてくれます。もしこの映画が日本で製作されることがあったら、このお姉さんの役はぜひ吉本の海原ともこでお願いしたい!!!映画を見ている最中、お姉さんが海原ともこにみえて仕方なかった。アレックスの大ファンという設定も、日本で80年代に大人気だった男闘呼組の前田向陽を夫に持つ彼女にうってつけ。

そして人気絶頂の歌手・コーラのオーラのなさがまた素敵。ブリトニーとクリスティーナ・アギレラを足したほどのカリスマと人気を持っているはずなのですが、ちょっと笑っちゃうくらい人気絶頂感がなくて、でもそれを許したくなってしまう素敵な作品なのです。


ひゅーひゅーが場末の遊園地の安っい舞台で、おしりを振って歌っているのを見るだけでも、この作品の価値があります。



お勧め度:☆☆☆☆


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