はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

いい意味での「泥臭さ」 。

2022-04-25 07:42:00 | 記録:観劇

先日、今年のミス・サイゴン出演者による歌の披露映像を見ました。

「ミス・サイゴン」
舞台は、ベトナム戦争末期のサイゴン。エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女キムと米兵クリスの二人の愛、別離、運命的な再会。そして、キムの子タムへの究極の愛・・・『ミス・サイゴン』はすべてを歌で表現します。(東宝HPより)

 

初演当時の熱演の一部を、テレビで見たときの鳥肌。本田美奈子さんのキム。見たかったな。。。
初観劇は、’04年帝劇。キムが松たか子さんだった。
’12年、地方公演に来てくれた時は、嬉しかった!キムは知念里奈さん、そしてクリスは・・・映像ブレイク前の山崎育三郎さん!貴重だったなぁ・・・


初演から30周年とのこと。早いものですね。

 
さて、歌唱。
全員がオーディション勝ち抜きとはいえ、映像でも知名度のある方が主演されていた30数年前とは変わりました。
ミュージカル界では著名な方たち、そして、若手の方たち、皆さん上手い!
過去が悪かったということではなく、技術的に進歩し、とても充実してて、素晴らしいことだと思います。
 
 
でも…
市村正親さんのエンジニア。歌い始めた一瞬で場の空気を変えてしまった
エンジニアといえば、ベトナムで売春宿を営みながら、アメリカンドリームを夢見る男。
不遇の人生を乗り越え、夢のためになんでもやる欲の塊・・・
実は、映像・観劇含め、いっちゃんのエンジニアしか見たことがないのです。
 
 
正直、本場?のエンジニアがどんなもどんなものか知らない。
なので、エンジニア=市村正親となってしまいました。
 
初演は30年前ということは、いっちゃんも初演時は40代。
その頃から、すっごいオーバーで、泥臭くて、ギラギラしてて。
映像で見る限り、今回もそのようです(笑)ますますオーバーな感じ。
でも、エンジニアは「そういう人」なんだと。
 
で、今回いっちゃんの他、3名のエンジニアが登場しますが・・・ちょっと物足りない(ゴメンナサイ)
絶対的存在と同じ役をやる、というだけでプレッシャーだと思うし、自分なりのエンジニア像を出しても、それが受け入れられるかもわからないし。難しいと思います。

いっちゃんも、一度、エンジニア役引退するって言ったのに、ね😁
でも、「若い者にはまだまだ負けない」という気迫って、大事かもしれない。

あくまで個人的な意見ですけど。
他のミュージカルと違って、このエンジニア役、推しの強さ、ギラギラ感が滲み出てたら歌は…でもいい気がして😝
今思いつくのは、内野聖陽さんとか、吉田鋼太郎さんとか、歌は全く未知数の香川照之さんとか…どうですかね?!


やはり、初めて見た時の、「衝撃度」って大きいかもしれませんね。キム役もそう。(映像で見た)本田美奈子.さんの演じた、魂からの叫びが忘れられない。
 
 

いやいや、本公演も見ていないのに決めつけてはいけないですね。アプローチの仕方も人それぞれ。見ることはできませんが、皆さんの「エンジニア像」、新しい「ミス・サイゴン」楽しみです。

 
最近、ミュージカル界、愛すべき宝塚いや、芸能界全体的に、カッコ良さ&人柄の良さを良しとする傾向なのかな?
古い人間だからそう思うのかな?
若い人からすれば「年配者は早く引退を」と願ってるかもしれないけど、強烈な個性派それだけ需要があるということで。
 
エンタメの世界は、キラキラ✨若々しいのも楽しいけど、やはり、下積み、人生経験豊かなものから生まれるものも強いと思う。
それに、役を得るための闘争心、情熱というのか。
 

もちろん、カッコ良い人は好きですよ。でも、そのカッコ良さの価値観も自分のものとは違ってきました。
あと、古い人間なので刷り込みが強すぎるのかもしれないけど、「出てきただけで笑える」「何か企んでる雰囲気」なバイプレイヤーって少なくなりましたね。いや、個人的にアクの強い人が好きなだけなのかも(笑)
 
エンタメ、特に舞台は、視聴側からすると、完全に「架空の世界」。
表面的な表現ではなく、役柄によってはやりすぎじゃない?ってくらい内側からもっとギラギラ、オーバーで良いのかな?
 
 
最後に。
「ミス・サイゴン」も戦争が背景の作品。
今回は見ることは叶いませんが、きっと、ご覧になる方は、いろんなことを考えるきっかけになるのだろうと思います。

コロナ禍の公演、無事完走できますように。

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