はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

なかなか毒ある「家政婦は見た」 。

2025-01-23 11:33:00 | 記録:刑事ドラマ・サスペンス

CSやBSでは、しょっちゅう過去のサスペンスを繰り返し放送中で、「バックグラウンド映像」的についつい見てしまうのですが

先日より、久々に市原悦子さんの代表作の1つ、「家政婦は見た」シリーズを視聴。

 
 
放送当時は、ちゃんと見た事なく、家政婦のおばちゃんたちがワチャワチャやってる印象が強かった。
ただ、これがなかなか人間の「業」とか「欲」が全面に出て、ハッピーエンドでは無いとこが、面白い。
おばちゃんたちも、結構欲の塊だったり。いや、肩寄せ合って一生懸命生きてるのよね。
 
大人の鑑賞に耐える、なかなかのサスペンス?というより、社会風刺、皮肉満載の人間ドラマ。
 
大富豪、名家の裏側を、家政婦さんが覗き見、盗み聞き、そしてつい口を出す。(あんなに聞き耳立てて大丈夫なのかしら😁)
誰もがうらやむ名家だって、揉め事の一つや二つ、「裏の顔」がある。
裕福が幸せなのか。
普通の家でもある揉め事が、金銭がらみや関係者が増えると更にドロドロとして、それを食い気味で見ている市原さん(ではなく家政婦さん)が面白い。
もちろん、フィクションですけどね。
 
名家の渦巻く大きな争いと、家政婦さんたちの小さな小競り合いが対比してる気もしてきた。
 
 
80年代から2000年代前半までの作品。
出演者も懐かしく、特に初期は江守徹さんや北村和夫さん、愛川欽也さんなど、存在自体が重厚感のある名優たち。そんな人たちが軽やかにカリスマ的な存在を演じている。だからこそ、名家が崩壊していく様子が説得力があるというか、見ごたえがある。
 
大袈裟な展開。制作はあの大映ドラマ!なるほどね。
 


今、松岡昌宏さん主演「家政婦のミタゾノ」が放送中。
結構好きで、ちょいちょい見てました。
「家政婦は見た」と同じ局ですよね。
主人公が何者かわからず、現代風ではありますが、同じような香りを感じる。
幸せそうな家庭、裕福な家にも何かしら渦巻くものがある。
その裏側を見てみたいのは、昔も今も同じなのかなって。
 
 
いや、もしかしたら名家やセレブでない、一般家庭の方が怖かったりして。
ちょっと違うかもしれないけど、毎年クリスマスイブに放送される「明石家サンタ」で、一般人の不幸話を聞いてたら、芸能人の話題よりよっぽど怖いなぁって毎年思う

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2 コメント

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Unknown (みき)
2025-01-26 04:50:14
市原悦子さんの「家政婦は見た」 全部見ましたし 再放送も何度も見るほど好きなシリーズでした。
特に美容外科のかいは面白かったです。
馬鹿馬鹿しいように見えても皆さん 演技が本物だから毎回 傑作の作品に出来上がっています。
市原悦子さんがなくなった時はもう彼女の作品が見れないと思うととても寂しく悲しかったです。
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Unknown (はぎお)
2025-01-26 14:58:45
>みき さん
コメントありがとうございます。

このシリーズ、お好きだったのですね。
なんだかわかる気がします。
そうそう、役者さん達の芝居が大げさなようで「プロ」ばかりだから、ウソっぽくない、面白い作品ばかりです。
やはり市原さんが秀逸。彼女の存在あっての、「家政婦は見た」ですね。
もういらっしゃらないのは本当に残念ですが、残された作品の数々で、楽しみたいと思います。
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