埼玉県では、簡単に言うと「幅の広いエスカレーターは片側を歩かずに2列とも止まって利用しましょう」という条例を2年前に日本で初めて制定した。しかし、もちろん罰則とかはなく、実質は「努力義務」までもいかない「注意喚起」レベルだったんじゃないかな。そのあたりは詳しく知らんが、摘発されたとかは聞いたことはない。
理由は、右手でしか手すりをつかめない人がいたりするとかが上がっていた気がする。それを真似たのか知らんが、名古屋市でも、同じような条例をつくったね、2か月くらい経つと思うが。
これも、書く時機を逸していたが、先月下旬に、読売にこんな記事が出た。「訴求力が弱いから」という理由らしく、ポスターの文言を変えたという。立ち止まるのに「左右両側」という文言を付け加えたという。
むかーしの話だが、付き合ってたオンナの父親がトップクラスのエスカも造る会社にいて、「効率的にも故障防止的、電力抑止的にも両側に立ってほしい」と言っていたと彼女を通して聞いた覚えがある。エスカ業者としては故障があったり、機械の寿命が短くなったりすれば儲かるだろうと思ったけど、多すぎて、むしろ困ってるんだって。
でも、埼玉のあるターミナル駅では、写真のように人々は両側に立っていた。
「ちゃんとやってるじゃん」とか、思ってしまった。オレは、駆け上がり、駆け下りはしないタチだ。