はがきの料金が来年秋に今の63円から85円に3割アップとなるそうだな。封筒も、何の変哲もないフツーなヤツが84円から110円に引き上げるという。
これも3割アップ。消費増税以外での値上げは1994年以来約30年ぶり。なんだって。郵便物の減少に加えて人件費が高くなり、昨年度の営業損益は民営化以降初の赤字になったんだって。
最近、よく話題になる食料品の値上げで、カップラーメンがいくら上がったとか、お菓子がどうしたとか言っても、3割値上げはないだろう。100円ショップが130円にしますよというレべ。郊外の5000万円の分譲住宅が6500万円になるのと同じだ。
それで、郵便離れによる収入減をカバーしようということだろうが、まさに焼け石に水だろう。なおさら、郵便離れが進むんじゃないかな。ニュースでは、街の声としてじいさんの「年賀状は日本の文化だから値上げされても続ける」とか、「やむなし」「受け入れる」という意見を多く出していたように見えるが、3割値上げは一層の郵便離れを招くと思う。電話と郵便しか交信手段がなかった昔なら、電話で言いにくいことを郵便で送ったりとか、それなりのアジはあったが、とっくの前からクレジットカードや電話料金、電気料金の明細も郵送してこない時代になっている。オレ自体、はがきなんて最近見たことないな。年賀状も5年以上前にやめた。
うさんくさい勧誘目的のダイレクトメールも、はがきや封筒より宅配便扱いや、どうやって知るんだかわからないがネットメールで送りつけるほうが業者にとっても割安なんじゃないか?
郵便料値上げは、赤字をカバーするどころではなく、一層の郵便離れを招くと思う。