ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

悔やまれる人

2010-04-19 15:50:16 | Weblog
徐々にワールドカップが盛り上がってきてますね。
GW明けにはメンバーも発表です。
皆さん、岡田JAPANを応援していますか~!

でもそんなこと関係なく、
今回は思いっきりプロ野球の話をします。

僕はTVのプロ野球中継を真剣に観ます。
たぶん一緒に観る女性は嫌がるだろう、
というレベルの熱の入り方です。
そこで残念なのが、プレイの解説を
精神論で片づける某プロ野球解説者なんです。

実況「今のプレイいかがですか、~さん?」
解説「やっぱりね、~選手の執念が勝りましたね。」
とか。

実況「見事なヒットでしたね、~さん!」
解説「~選手のあきらめない気持ちが結果に繋がりましたよね。」
とか。

解説じゃないじゃん!
ただの根性論じゃん、それ!
なんだよ、“あきらめない気持ち”って!
そんな解説、誰でもできるだろう。
もっと、こう、
プロらしい技術論なんぞが聞きたいのに!
ガッカリしますね、そういう解説。

そして五月蝿いですね、僕。
自分で書いててそう思います。



先日、くも膜下出血で倒れた巨人の木村拓也コーチが亡くなりました。
選手時代の木村さんは、
巨人軍らしい紳士的なプレイではなく、
野球に対する直向きな、溌剌としたプレイで
観る者の魂を熱くさせてくれました。

その木村コーチが亡くなった日の対阪神戦の試合前、
選手時代のポジションであるセカンドに巨人ナインが集まり、
円陣の中心で「タクヤ―!」と原監督が叫んでいました。
その気持ちには遥かに及びもしませんが、
そのプレイに強く感動を受けた者として、
一緒に哀悼の意を込めてご冥福を祈りました。

その日の試合、巨人は快勝。
この試合だけは、木村コーチの遺志を受けて
“あきらめない気持ちが結果に繋がりました”
という精神論で片づけて良いかと思いました。


小林朋広

PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
オリジナル・デザインのPINS(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ)を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp
コメント
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