ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

☆アガペー FOR YOU☆

2010-08-13 16:52:04 | Weblog
古かったり、暗かったり、マイナーだったりと
つい日陰者な本をチョイスしては、誰とも分ち合えないワタシ。ううっ。
そんな、神に見放された子羊の元に、新しくて、面白くて、famousな漫画がっ。


中村光/聖☆おにいさん

2007年 から講談社の漫画雑誌『モーニング2 』で連載中。宝島社「このマンガがすごい!2009」オトコ編1位作品。2009年、手塚治虫文化賞 短編賞受賞。
ブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパート (風呂なし・ペット禁止)の一室で「聖」(せい)という名字で暮らすという設定で描かれる日常コメディ。電気グルーヴ×スチャダラパーの『聖☆おじさん 』という曲が名前の由来、といった概要の漫画。あ、全部Wikipedia参照です。
なんて便利なんだ、君ってヤツは・・

イエスとブッタがふたり暮らしという、無宗教国家日本の若者にしか思いつけないであろう、ストーリー。このパンチのある設定と、すごく平和に(ダイエットしたり、ブログに凝ったり)生活するふたりの姿が、いい感じに相まって微笑ましさMAXです。
100%エンターテインメントとして楽しんじゃうのもありだし、
聖☆おにいさんを読んで、はてキリスト教とは?仏教とは?となる人もいるだろうし、
手塚治虫版のブッタを再読!とかね、色々余波もありそうな気がします。
私がいいなーと思ったのは、作者の人が意図してかどうかはわからないけれど、
イエスとブッタが、互いの教えに対してごく自然に対応しているところ。
違いを認めるということの難しさを、その最たるものである宗教をメタファーに、
いとも簡単に解決しちゃっている。
要は、人と暮らすことって絶対何かしらの不自由があるということと、
それを解決するのは、結局小さい気遣いとか笑いとかそんなものだってこと。
読んでいて、サボテンの花(by財津和夫)が流れたのはワタシだけじゃないはず!

3巻まで貸してもらったのですが、既に5巻まで出ているそう。
ひ、久々の漫画喫茶浸りの予感、2010お盆。
ご先祖様、ごめんなさい。

おハナでした。

PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
オリジナル・デザインのPINS(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ)を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp

http://blog-imgs-42.fc2.com/b/i/j/bijutubu00/butaotedama.gif
コメント
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