大井町に篠窪という小さな集落がある。
屋敷跡で発見された五輪塔が二階堂氏の墓として地福寺に移転されている。
地福寺では石造物が通路脇に柵のように埋め込まれていて、
山頂に二階堂政貞の墓を祀る了全塚がある。
私は登ったことがないので写真はこちらからお借りした。
2018年にバイパスができるまでほとんど知らなかったが知ってからは大好きになった場所だ。
篠窪は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の13人の1人、
二階堂行政の子孫の所領だった。
(ドラマでは二階堂行政はまだ影薄いけど)
そういえば善栄寺の記事で
巴と和田義盛の穏やかな日常が見たいな…と書いたのだけど
24話と25話で和田宅での巴の元気な姿を見れてホッとしました。
おまけに和田との仲睦まじいシーンもあって大満足。
1213年(建保元年)和田義盛が誅殺された和田合戦(悲しい…)での功績により、二階堂行政の息子行村に大井庄が与えられた。
1285年(弘安8)の霜月騒動で安達一族が滅亡した時(悲しい…)
静粛された安達派御家人の中に二階堂氏もいて、大井庄は幕府にほとんど没収されたらしい。
地福寺
1347年に二階堂政貞による開基。
この頃は鎌倉幕府は滅亡して室町時代になっており、二階堂氏は足利尊氏から篠窪を本領安堵されている。
二階堂政貞は地福寺を菩提寺としこの南側に屋敷を構えた。
その後、小田原北条氏に仕えた頃は篠窪に改姓している。
屋敷跡で発見された五輪塔が二階堂氏の墓として地福寺に移転されている。
地福寺では石造物が通路脇に柵のように埋め込まれていて、
大胆というか斬新というか、初めて見た時は「え?」とびっくり。
寺からバイパス方向に見える標高260mほどの了全山。
山頂に二階堂政貞の墓を祀る了全塚がある。
私は登ったことがないので写真はこちらからお借りした。
駐車場もあるので近いうちに行ってみよう。