おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


ヤビツ峠の展望台と浅間神社

2021年11月29日 22時53分00秒 | 神社
先週、秦野のカインズで買い物をした帰り、夫がヤビツ峠の展望台に行こうと言ってきた。

私はヤビツ峠については、三増峠の戦いで北条武田両軍の落武者達が落とした矢櫃(ヤビツ)が見つかったところ
程度の知識しか持っていないが、
登山やハイキングはもちろん、ドライブやツーリングやサイクリングする人たちにとても人気のある峠らしい。


菜の花台展望台
もう夕方なのに車がいっぱい、と不思議に思ったら
皆さん夕日を見に来てるらしい。





さすがに雄大な眺め。
夜景も素晴らしいそうだ。


登りたくないけどせっかくだからと登ってしまった。





そうこうしてる内に日が沈む。


菜の花台展望台の手前のカーブにある浅間神社に寄った。


急な階段の上に鳥居が見える。
膝がつらいけどがんばった。


鳥居をくぐるとこのような2段のスペースがあって

上段に浅間神、お不動さん、観音様が祀られていた。
拝殿のような建物はない。

 
下段にはいろいろな石造物。
浅間神もこれら石造物も近隣にあったものが道路工事のためここに集められたのだろう。


ちょっと木が茂って見えにくいが、ここからの夕日も素敵。






日が沈む前に寄ったヤビツ峠の売店。ちょうど閉店の時間だった。

いたずら書き…ひどいなぁ。







賑やかな総鎮守 海南神社

2021年11月24日 22時26分00秒 | 神社


三浦市の総鎮守、海南神社。
城ヶ島に渡る手前の三崎港に鎮座している。

三浦市は大好きな町の一つでよく出かけるのだけど海南神社は場所がわかりにくくてなかなかお参りする機会がなかった。今回初訪問。


うーん、藤原資盈とはいったい…誰?
広嗣は謀反人なので子や孫の存在はだいぶ微妙なところ。
でも何者かが流れてきたのは確かなのだろう。








力石!
神社に力石が奉納される(もしくはただ置かれている)ことは多かったけど、
月日が流れる内に何の石だかわからなくなったり所在不明になったりして今でも残る石は僅か。
静岡の松崎町に力石のある神社があったけど、こんなにたくさんゴロゴロ、しっかりと説明板つきなのは珍しい。



源頼朝お手植えの銀杏。
樹齢800年。




とても鮮やか、というか不思議感ある本殿。


マグロにベンチもある記念撮影スポット。
手前にスマホ置く台もあった。親切。


魚を釣り上げるおみくじ。
お子さんが喜びそう。
これ最近他の神社でも時々見かける。流行りなのかな。

私が釣り上げたマグロ(自宅にて)
大吉だった✨


摂社、高家神社。たかべと読む。
料理の神である磐鹿六鴈(いわかむつかり)を祀る。

これなんだろう?


磐鹿六鴈の大絵馬と包丁塚。
大絵馬って初めて見た。大きい!



神楽殿には天照大御神や日本武尊の絵が飾られている。
ここで市の無形民俗文化財の面神楽が披露されるらしい。


社務所から走ってきたにゃんこ。
このあと若いお嬢さん2名をガイドしていた。


決して広くない境内に見どころ盛り沢山。
マグロ目当てで三崎に来る人、特に女性が多くてとても賑やかな雰囲気。


三崎港。
お天気イマイチでちょっぴり淋しい。






鈴木さん宅のざる菊園

2021年11月15日 23時20分00秒 | 小田原のいろいろ
今年も久野の鈴木さん宅のざる菊園を見学してきた。


相変わらず素晴らしい。
例年より見頃が1週間ほど早かったようだが、私が見に行った11日はまだほとんどの鉢が満開状態。




最近は南足柄市や他の市でもざる菊を育てるところが増えているが、ここのお庭以上のものは見たことがない。
これが個人のお宅だというのが本当に驚きだ。







どうしたら毎年こんなに見事に咲かせられるのか、維持できるのか、そのご苦労には頭の下がる思い。
毎年美しいざる菊を見せてくださりありがとうございます。



鈴木さん宅から道路を挟んでお隣の総世寺にもお邪魔した。


総世寺でも鈴木さんご指導の下で何年か前からざる菊が育てられている。
今年はだいぶ鉢が増えたようで見応えあった。




私は総世寺にはとても思い入れがあるのだけど、話し出すと長くなるのでまた別の機会に。




圧倒的に広い観音崎公園

2021年11月12日 22時53分00秒 | お出かけ
横須賀市の観音崎に行ってきた。


松任谷由実の「よそいき顔で」で観音崎の歩道橋のことが歌われてるが、実際には観音崎に歩道橋はないことはけっこう有名な話。
少し離れた走水に歩道橋があるからきっとそこを歌ったのだろう。
私はユーミン世代で、「よそいき顔で」は今でもつい口ずさんでしまう曲の一つ。特に、観音崎という音の響きが心地よくてお気に入り。


観音崎は東京湾に突き出た半島。
明治時代に半島全域に砲台など軍備施設が作られ、後に遺構とともに半島そのまま県立公園となった。
だから広い。とにかく広い。




スダジイの巨木が多い


明治時代の砲台跡など戦争遺跡が数多く見られる。








戦没船員の碑

人魚が迎えに来たのか人魚に連れて行かれたのか、太平洋戦争で沈んだ船はおよそ2500隻、軍人以外の船員の死者は6万人だったという。



綺麗なニャン達。
目つきは鋭い。

観音崎灯台への道。
所々でこのような剥き出しの地層が見られる。


観音崎灯台

トンビが多い


灯台の敷地は有料(大人300円)
資料館もある。

灯台は上まで登ることができるが、
螺旋階段がキツく、また展望台(?)は水捌けのためか足元に傾斜があってなかなかの恐怖。
足腰弱い方は無理しない方がいい。私は登って後悔した。



灯台からの眺め。
怖くて長いこと見ていられなかった。





こんなところもある。




バーベキューもできる海岸。
テントを張ってる家族連れが多かった。

この日回れたのは全体の半分ほど。
アップダウンがキツい箇所も多くかなり疲れてしまった。
残り半分は次の機会に。


小田原城の菊花展

2021年11月05日 23時35分00秒 | 小田原城
11月3日〜15日まで小田原城本丸で菊花展が開かれている。
今年で71回目だそうだ。

71年前、、というと昭和25年。小田原の市報が発刊開始された年なので市のデジタルアーカイブで第1回の菊花展の記事を探したが見つからなかった。
何年かすると市民文化祭というイベントの中に小さなテキストが出てきて、
昭和35年以降になるとこんな案内が見られるようになる。




菊人形は私が子供の頃にもあったけど、バレエや人形劇、腹話術などが菊花展と共に催されてたなんて実に昭和っぽい賑やかさ。
私くらいの年齢の方は憶えておられると思うが、現在の本丸の売店の位置に野外劇場があったのだ。
この時期に大名行列も開催されてたなんて驚き。
 


さて、今年の菊花展。
コロナ前に比べると展示は少なく淋しさは否めないが、今週はお天気に恵まれまずまずの人出。












手裏剣はいつでもお子様に人気。


見聞館にも行列。今はNINJA館というんだっけ?



北条手作り甲冑隊の展示。


私のお気に入りベンチにて。
景色は秋なんだけど暑いくらいのお天気だった。