伊東に行ったので東海館を見学しました
昭和3年(1928)創業。
平成9年(1997)に営業終了、伊東市の有形文化財に指定され
平成13年(2001)郷土資料館的な文化施設としてオープンしてます。
見事な唐破風彫刻に迎えられる玄関。
入浴案内板でよく見えませんが、お座敷文化大学って書いてあります。
芸者体験できるそうです。
入館料は大人200円子ども100円
駐車場は見当たらず、道路挟んですぐ近くのコインパーキングを利用しました。
スリッパが置いてありますが、館内は階段が多いので履かない方がいいと注意書き。
だから履きませんでした。
階段怖いからね。
後ろのすりガラスには伊東の名勝地が彫られてます
総タイル張りの浴場で日帰り入浴(別料金大人500円子ども300円)できます。
ここから先は入浴客only
1〜3階までほとんどの客室を見学できます。
増築を重ねてるせいか、微妙に垂直でない箇所があって
じっと見てるとクラクラするような不思議感覚。
昔は何とも思わなかったけど、今見るとちゃぶ台ってすごく低いです。
昭和の人は(私もそうだけど)こんな低いとこ座って膝大丈夫だったのでしょうか?
磨き込まれてツルツル。迷路のような廊下。
複数の職人が腕を競った造作は場所ごとに全部違う贅沢さです。
現在でもリモートワークなどに貸し出してる部屋もあります。
伊東市ゆかりの偉人が展示されてる部屋。
ここは伊東祐親の部屋。
東郷平八郎の部屋。
伊東に別荘があったんですね。
三浦按針の部屋。
按針は徳川家康に命じられ、伊東の松川河口で造船したそうです。
部屋から見る松川
彫刻家重岡建治氏の作品展示スペース
透かし欄間というのかな
影が美しい
大広間
一瞬びっくりしてしまった芸者のみなさん。
ここでお座敷大学するんですね。
望楼からの眺め
昔は山々を臨む評判の景観だったそうですが、今は高い建物が増えて残念です。
古い建物ゆえ館内の階段は急で、手すりはデザインが凝ってて恐ろしく(途中掴めなくなる)
特に3階から望楼までの階段はかなり狭く危険
(現存天守並です)
足腰不安な方は無理して望楼まで上る必要はないと思います。
私は吊り橋、灯台、現存天守はパスする誓いを立ててますが
この度望楼もリストに加えておきました。
見学を終えて松川のいでゆ橋へ
松川遊歩道から見る東海館。
さすがの景観。
竹のオブジェがずらりと。
竹のオブジェがずらりと。
毎日18時〜22時までライトが灯されてます。
夜までいられなくて残念でした。
東海館の隣は2007年まで営業していた旅館いな葉。
現在はK's Houseというホステルになってます。
東海館は市の文化財ですがこちらは国の文化財に指定されてます。
国指定文化財なので毎日4時間かけて掃除しているそうで、
この時もスタッフが身を乗り出して窓拭きしてるのが見えました。
K‘s House(旧旅館いな葉)の玄関
松川沿いを海まで歩きました
ずっとついてきた鴨
食べ物持ってないとわかるとすごく怒って 笑
グーグー鳴いて去って行きました。
松川河口
ここに三浦按針が造船の指揮をとったドックがあったんですね。