おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


茅ヶ崎市博物館と古民家散策

2024年10月23日 01時54分00秒 | 博物館、イベントなど

涼しくなったらと計画していたお出かけ予定がたくさんあるので休日は忙しくなりました。

 
先日の日曜はスケートアメリカでの樋口新葉さんGP初優勝の感動の嵐の中、茅ヶ崎市博物館へ。
 
樋口さんと茅ヶ崎は特に関係ありませんが。
 
 

茅ヶ崎市博物館は2022年にオープン。
50年の歴史を持つ茅ヶ崎市文化会館に代わる施設です。
文化会館が海岸近くだったのに比べ新しい博物館は茅ヶ崎のかなりの奥地、最寄り駅は相模線香川駅となります。
 

 


素敵な建物
高原のおしゃれレストランのようです
 






入館無料です
 





無料の博物館としてはじゅうぶん過ぎる展示内容。
館内どこもピカピカで気持ちいい。
 
今流行りのプロジェクションマッピング系が無いのが私としてはとても気に入りました。
(あれは無料だとできないのかしら?)

 
 



館内あちこちでピピピピ言ってるこの子


茅ヶ崎市の鳥はシジュウカラなんだけど
この子は博物館のキャラクターぴじゅうからちゃん!
 







いろんなところにいるぴじゅうからちゃん


かわいい


ほんとかわいい
これ欲しい
 
 
 

博物館の近くには、市の重要文化財に指定されている旧和田家住宅、旧三橋家住宅、
および浄見寺などがあるので合わせて見学できます。
 
 



 



途中に道祖神など
 
5分程度で旧和田家に着きます


茅葺の古民家としてはかなり大きな建物です
 












次に三橋家に行こうとしたのですが、歩いても歩いても見つからなくて




仕方ないので先に浄見寺を参拝しようと
  





大岡越前で有名な大岡氏の菩提寺だそうです。
 
この辺りは大岡氏の所領だったんですね。
 


道祖神のいる手水屋
でも柄杓ないので使えない
 


お地蔵さんの周りにかたつむりがいっぱい、
と思ったら十二支の皆さんでした。
 


枯山水のお庭 
 


お庭の脇の階段を登ったら空き地に出て
 
 

その空き地の先に三橋家がありました。

なぜっ?
 


和田家でもらったマップ
よく見たら浄見寺から三橋家まで矢印があったー
 








三橋家は和田家より小規模で
中に入れるほどの整備はされていませんが
これはこれで趣深く良い雰囲気でした。
 




山神社の石碑と何かの供養塔
 


茅葺の上にトタンが葺かれてるのが残念です。
後でまた修復するのかな。
 


三橋家から階段を下ると
 


浄見寺のお庭の反対側に出ました。
 
 
となると
現在、三橋家には浄見寺の境内からしか行けない状況になってます。
(道路に面した三橋家の門は閉ざされていた)
 
これは・・・三橋家に辿りつけない人も多いですよね・・・
というか来て欲しくないのかな。

三橋家の訪問者チェックシート(自分で記入する)を見たら、日曜午後なのに私の前に記入してたのはたったの1人でした。
 

もう少しわかりやすい案内が欲しいところ。
 
迷って結構歩いちゃったし。
 
 
でも散策自体はとても楽しかったです。
周辺の里山の秋の景色爽やかでした。





ランチは平塚の「そば処名古屋」の大名そば

 
 

リニューアルされた はだの歴史博物館

2024年08月07日 21時44分00秒 | 博物館、イベントなど
酷暑続きでろくなお出かけができない中、
ちょいとはだの歴史博物館に行ってきました。


はだの歴史博物館は桜土手古墳群を保護復元している公園内にあり
以前は古墳の展示館として運営されていました。



そんな展示館が2020年にはだの歴史博物館としてリニューアル。

秦野市の歴史や文化に関する資料を収集展示する総合的な生涯学習拠点に生まれ変わったそうです。

入場は無料。


パンフレット


入館するとすぐに古墳群と当時の暮らしを伝える大きなレプリカが。











もともと小規模施設なので館内はそれほど広くはないですが
展示内容が濃いので博物館好きな方ならじゅうぶん満足できるレベルです。



公園内はこんな感じ


こんな古墳が見られます。
(この画像2枚ははだの歴史博物館より)

暑いので公園散策はパスしましたが。



わたしがはだの歴史博物館に行ったのは見学とは別にある目的がありまして


それは…

矢倉沢往還ウォーキングガイド貰えないかなぁと
矢倉沢往還 2市3町 ウォーキングガイドを共著 | 秦野 | タウンニュース

矢倉沢往還 2市3町 ウォーキングガイドを共著 | 秦野 | タウンニュース

善波峠から足柄峠の見所を紹介するウォーキングガイド『矢倉沢往還』(A4判60頁)がこのほど完成し、ダイジェスト版と同時に刊行された。5年の調査を経て2017年度に...

タウンニュース

 
これなんですけどね。
6年くらい前に刊行されて近隣で配布されてたのですが
気づいた頃にはもうどこにもなくて。
密かにずっと(別に密かでなくても՞ ՞)探してて
なんとなく
はだのさん(誰?)にならあるかもーと思って

帰り際にスタッフの方に聞いてみましたら
「え?あれはもうかなり前のものだから配布はないよ。
でもコピーならできるよ。」



ジャララー

地図のページだけコピーさせていただきました♪
いや、これほんと欲しかったんです。
コピーでも嬉しい。

タウンページの記事にもありますが、
こういった紙の地図でこそ「点が線になる!」

松本清張なんです。
ネットの細切れの情報じゃダメなのよ。



コピーもらってウキウキ。
公園はすごい暑さ。

でも小学生たちは虫網持って走り回って遊んでるの。
すごいなぁ。




小田原フラワーガーデン 春のローズフェスタ2024

2024年05月27日 15時08分00秒 | 博物館、イベントなど
昨日は天候が今ひとつだったので
御殿場行きは諦めて(富士山撮影の予定だった)
小田原フラワーガーデンの春のローズフェスタへ。












御殿場行きの代わりだなんて言ってごめんなさい。
素敵なバラがたくさん。あっちもこっちもキラキラうるうる✨
とっても楽しい。

























今までバラにはそれほど興味がなかったのですが๑•́ㅿ•̀๑) ᔆᵒʳʳᵞ
じっくり見て回るとその艶やかさと種類の多さに驚き圧倒されてしまいますね。
すごいなぁバラ。

あたりに漂う重厚な香りにもうっとりです。





一部あじさいが咲いてました。



ローズフェスタは次の日曜まで。

今週はお天気が心配ですね。


御殿場の羨ましい施設 高根ふれあい広場、中郷館 

2024年05月05日 18時39分00秒 | 博物館、イベントなど
御殿場に行ってよく感じることの一つ

運動場がいっぱいある!


運動場というか
野球場とかグラウンドとか言うのでしょうか。

多いんですよね。
さすが広大な御殿場市です。
しかもどこも設備が立派。


その中でもすごいなと思うところが


高根地域、六日市場浅間神社の近くにあります。





ここはグラウンドの周りが624mのウォーキング、ジョギングコースになってます。



アスファルトと違って足に優しい踏みごこち。

いいなぁ。
小田原にもこういうところ欲しいです。膝痛なので。



広々とすごい



道路挟んで反対側にある中郷館。

交流センター&プチ資料館といった感じの施設。
無料で誰でも気軽に入れます。



高根地域の明治〜大正期の民家を再現





五月人形の段飾り。

ここまでのものはもうなかなかお目にかかれないですよね。
思わず溜め息出ちゃいました。







遊んだり学んだりできるかまくらドーム

これ絶対子どもたちが好きなやつ。







金澤翔子さんの書に感激



中郷館の庭を散策





水車もあります。

この下で川遊びもできるようです。




遊具もあって
ファミリーが一日中楽しめそう。



周りは田んぼなので富士山の眺めも良いし
ほんと、羨ましい施設です。




田んぼでは着々と田植えの準備


これからは御殿場が益々美しくなる季節です。


極上の邸園散歩 秩父宮記念公園 

2024年04月17日 00時10分00秒 | 博物館、イベントなど
御殿場の秩父宮記念公園へ




秩父宮両殿下が1941年(昭和16)から10年間住まわれた別邸。

妃殿下の遺言により御殿場市に遺贈され、
2003年に秩父宮記念公園として公開されました。



御殿場も桜は見頃を過ぎてますが
園内ではまだまだ様々なお花を楽しむことができます。



ヒノキの並木道を通り入園


中門



敷地面積は約18000坪
東京ドームの1.5倍

皇族の別邸としては居住建物が少なく
その代わりに庭園が広大な印象です。




迎えてくれたミツバツツジ


両殿下が手入れをされていた畑

素晴らしい眺め



陶芸を楽しまれた三峰窯









車庫内は欧風農家っぽくリフォームされてて
テーブルで休憩することもできます

ステキすぎる



なんか古墳みたいのあるー



と思ったら防空壕でした

昭和20年、終戦間際ですね。
邸内に3つの防空壕が作られ、内2つが現在公開されています。


中はひんやりすごーく寒いです。
夏の見学がおすすめかも。



殿下用の防空壕



少し離れたところに将校用防空壕

こちらは少し広いです








園内至るところにクリスマスローズ








もみじ園


つばき園


まだ少しだけつばき見られました



茅葺の母屋

もとは深沢にあった享保8年(1723)築の民家。
昭和2年に大蔵大臣井上準之助がこの地に移築、それを宮家が買取ったものです。



登山服姿の殿下の銅像

昭和3年に昭和天皇より贈られました。

山に挑む真面目で好奇心いっぱいな表情がいいですよね。








母屋内部へは裏の記念館から入れます











母屋のまわりには樹齢130年ほどのしだれ桜が3本

満開を過ぎてなお迫力ある美しさでした。








秩父宮殿下逝去後も妃殿下の勢津子様は夏期はこの別邸で過ごされ
晩年まで御殿場を愛し地元の方々と親しく交流されたそうです。



しょっちゅう御殿場に出かけながら今回が初めての訪問。
もう、なんというか想像以上期待以上で

もちろん桜満開の頃が一番いいのでしょうけど
そんなことあまり関係ないほどの魅力に溢れた極上の邸園でした。



このアイコンかわいい